廃墟ガールの廃ログ

廃墟探索の備忘録/廃墟のススメ

その33:SNACK BAR悦跡地+α

 

*基本データ


場所:東京都北区(東十条駅北口)
行った日:2017/10/15
廃墟になった日:不明
詳しく:

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このへん


 
*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
 


*あれこれ

 

バーって良いですよね。(唐突に)

 

新卒で入った会社で、いっとうはじめに配属されたところが茨城は水戸でした。

電車は30分に1本、駅直結の有名なあの施設は青地に「MARUI」の表記(しかも19:30に閉まります)、何度か記事にもしていますが廃墟の巣窟、そんな県庁所在地です。

ただ、セレクトショップと美容院とバーの数はとても多いです。薄い知識で申し訳ないですが水戸のバー協会のようなものもあり、バーのマスターが別のバーを紹介してくれる、そんなコミュニティができていました。

薄暗い空間で必ずはじめに頼むのはカシスオレンジです。まずオレンジは生搾り、カシスのリキュールは業務用でもレジェでもない高級なもの、居酒屋で二度と飲めなくなる、目の覚めるような美味しさだからです。

一度だけ水戸にいる間に、「あちらのお客様からです」を経験したことがあります。水戸市内最古のバーはマスターが80歳でした。創作カクテルのコンテストに出るバーテンダーさんのカクテルをいただいたこともあります。

 

素敵な空間ですね。首都圏にいる今は、水戸のように気軽に行けるバーを目下模索中です。

 

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ということで中に入れないほうのバーのお写真、以下です。

バー跡地でしてバーのエピソードをつらつら書いてしまいました。廃墟でもなんでもなかったです。

 

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この日も雨です。偉大なるマジックにはサプライズとカゴが必要ですが(1人でもわかる方がいたら大変うれしゅうございます)、偉大なる廃墟には曇天と傘が必要なのかもしれません。

 

左からスナックバー、キャバクラかスナック、中華料理店の跡地のようです。

 

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外壁のはがれ具合がいかしています。

 

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看板がはがれていてなんのお店だったか分かりません。十八歳未満は入れないそうなのでそういうお店であることは確かです。

 

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■肉が豚肉に変わっている中華料理店のメニューです。元は何の肉だったのでしょうか。

 

バー繋がりでのっけから脱線しましたが、本記事の廃墟は以上です。中まで入れるバーの廃墟があればぜひ探検してみたいですね。そして次の土日も雨です。晴天の写真がいつまでたっても撮れません。

 

 

その32:Haikyo【廃墟じゃない】

 

 

*基本データ


場所:東京都杉並区(高円寺駅南口よりスキップ8秒)
行った日:2017/10/14
廃墟になった日:2013年オープンか

詳しく:廃墟居酒屋
 


*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
入りやすさ:★★★★★(未成年の飲酒は禁止されています。予約はhotpepperかぐるなびが便利です。)
 https://r.gnavi.co.jp/gc1h901/

https://www.hotpepper.jp/strJ001017638/

 


*あれこれ

 

たとえばどこかに遊びに行ったり、お友達とごはんを食べに行ったりするときに、その集合先の地名や駅名をインターネットの検索画面に入力し、つづく言葉は「スペース 廃墟」なわけです。主目的でなくとも、誰かと何かをしにいくいわば「繁華街」や「商業施設」の傍らにひっそりと存在しているというのはいかにも廃墟らしい佇まいですし、その街や駅のイメージが変わるきっかけにもなります。ネオンで賑やかな場所でも途端に二面性を見られるのです。(加えて廃ログの記事にもできるのです)

 

高円寺というのはサブカルぶった全身古着ちゃん(わたしのことですね)が下北沢と並んでお洒落な自分だけのお気に入り喫茶店を見つけては写真を撮ったり読書したりする文化街でして、大学のときから少なからず縁ある場所なのですが、例により「高円寺 廃墟」で検索したら見事に一発目にヒットしたのが廃墟ではなく廃墟風だというコンセプト居酒屋なのでした

 

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怪しげな雑居ビルのワンフロアだけ廃れているようです。二階です。

 

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上を向くと、「廃墟で喰らう」の文字が見えます。若干ホラーちっくな書体です。

 

自称「廃墟ガール」ですので、ここは行くしかないということで二階へ進みます。

 

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入口の足元にあるマットです。一応ジャンルとしては大衆居酒屋だと思うので、引き戸か自動ドアをイメージしていましたが、スナックやバーのような重たい普通のドアでした。

 

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入ってすぐ右を向くとこの景色、コンクリのブロックが無造作に積み上げられ、セメントがはみ出し放題です。

 

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カウンターはこのようなキラキラを纏っていました。廃墟なりに飾られているようです。

 

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はげた壁やむき出しのコンクリートは、老朽化したり汚れてしまったりしても味として処理できそうなので、いつからこんな塩梅なのかはよく分かりませんでした。経営上のメリットもありそうですよね。ともかく無骨です。

 

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通された個室の上は格子状の針金が渡っており、勝手に傘かけとして使わせていただきました。その格子状天井にはハンガーや電球もかかっており、その上にはColemanのなにかの箱が物置かのように積まれていました。

かと思えば飾り気のないパイプ椅子と長机の席もあり、廃墟としての統一感はあまりないように見受けられました。どちらかというと寄せ集めの有り合わせで小さな空間をいくつも作っていて、ホームレスもしくは文化祭を連想します。

 

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ただ、こういったコンセプト居酒屋って気をてらった勝ちというか、出オチ感が満載なのが常ですが、このお店、食べ物がすっごく美味しいです

内装の写真を撮って満足してしまったため写真がないのが悔やまれますが、優しい風味の揚げ出し豆腐、餅でできた廃墟ピザ、炙りしめ鯖、良きでございました。他にも美味しそうなメニューがたくさんありましたし、店員さんがとても柔軟な対応(取り皿持ってきてくれたり、1番お得なクーポンを適応してくれたり)をしてくださり、有難かったです。

 

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完成された「廃墟」としたらまだまだなのかもしれませんけど、このそこまで狙ってない感がかえって自然な廃れ具合を出しているのかもですし、もう少し年月が経つにつれて味が出てくるのかもですし、何よりお腹が満たされますし、どこよりも気軽に行ける廃墟ですので、お腹を空かせてぜひ足を運んでみてください。

食べ物の写真がないため、グルメレポとしては失格です。戦力外です。

 


*おまけ

 

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高円寺を知るきっかけとなったのがこの喫茶店です。音楽なんて一切やってこなかった人生なのですが、素敵な空間だと思います。ぼんやり黄色がかった照明の中で本を読みます。

 

その31:高田マンション跡地

 

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廃墟も好きですが、電線と電柱、標識、カーブミラーも好きです。青空によく映えますね。

ということで今回の基本データです。

 

 

 *基本データ


場所:東京都北区(赤羽駅東口)
行った日:2017/10/07
廃墟になった日:不明
詳しく:

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ココ

 


*評価


怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
 


*あれこれ

ということで、一発目の中心にあるマンションが今回のターゲットです。

 

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別アングルです。きらきらで囲ったところですが、ツタが縦横無尽でポイント高めです。しかし建物の一辺しか道路に面していないため、全貌が拝めないことがポイント低めです。

 

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散歩をしていてたまたま見つけたマンションですが、次同じ場所へ行った際にはおそらくもうなくなっているでしょう。今回の記事はかなり刹那的です。諸行無常です。うたかたです。

 

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きっと様々な家庭がここで生き、何気ない日常や修羅場やドラマが生まれていたのでしょうね。いまでは解体秒読みです。建設予定の看板は見当たりませんでしたが、もう業者が入っているのかもしれません。

 

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ピント合ってませんが‥‥(高校生のとき、写真部だったんですが‥‥フィルムカメラいじってたんですが‥‥死ぬほど下手くそな写真ばかりですみません、気合いが足りませんね)緑が生い茂っています。

 

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住宅街にそっといまにも終焉を迎えるその瞬間を待っている場に立ち会うことができて、貴重な時を切り取れたと思います。廃墟の醍醐味、基礎中の基礎、条件としてはとてもオーソドックスな本件でございました。

 

その30:社会保険庁跡地

 

*基本データ


場所:東京都千代田区(麻布十番駅が近い)
行った日:2017/09/30
廃墟になった日:2009/12/31
詳しく:2010/01/01まで存在していた日本の中央官庁のひとつ。厚生年金や国民年金などを管轄していた。
 


*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
 


*あれこれ

 

素敵な洋館です。麻布十番の駅2番出口から坂をのぼり、オーストラリア大使館を過ぎ、現れます。

 

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上から見るとこのような建物みたいです。今回の記事はこの俯瞰図に則って、撮った写真を置いておこうと思います。

 

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麻布十番駅から旧社会保険庁に向かいますと、横断歩道の向こうにまずは囲んだ部分が現れます。

 

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ブラインド? の乱れ具合が、手を入れていないリアルさを出しています。

 

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あと、屋上へ続くハシゴがなかなか趣あります。

 

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そして本館(と言っていいのか分かりませんが)と先程の小さな建物を繋ぐ部分が見てとれます。

 

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この柵を覗いてみますと、

 

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なにやら本館(仮)からなにかを運んで地面へおろす、もしくは車が直結できるような機構があります(写真右手)

 

錆びついたゲートの向こうにもまだまだ世界が広がっていて、探究心を刺激されますね。

 

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お次は正面口の少し手前、駐車場がある部分が出てきます。

 

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人は入れますがさすがに駐車はできないようです。ちなみに駐車禁止の立て看板の左にはポストがありまして、こちらも立派に機能していました。

 

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ATMコーナー跡地です。初めてお目にかかりました。

 

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何も貼っていない掲示板、廃墟ではお馴染みの光景ですね。

 

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そして来ました、メインの玄関口になります。地図からも分かるように、ゲートまでなだらかなアーチ状の坂があります。

 

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どっしりと構えているお姿です。銀行にも見えますね。あまり廃れた様子はありません。

 

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なぜだか探索すると曇りが多いので明るさがしっちゃかめっちゃかで見えにくいかとは思いますが、階段を上がって柱の向こうにはクラシカルな自動ドアがいらっしゃいました。

 

舞踏会に行きたくなるような造りです。

 

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ただ伸び放題の草木や滑りの鈍そうな鉄格子を見ると、やはり廃れた、人のいる空気から置いていかれた跡がよくわかるのでした。

 

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社会保険庁への途中にも、いまにも終焉を待っている場所もありまして、ハイソと野暮の入り混じる地でございました。

 


*おまけ

 

社会保険庁へは、麻布十番駅の2番出口から出たのですが、そのとき通ったくの字型の地下通路がこちらになります。

 

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カーブミラーで全貌を補完していただくと分かります。

完全余談ですが、こういうコースがあると、よくDDDの野球回を思い出すのです。

 

ミラーがあるならまだしも、ようまあこんなコースでシンカー打ち返せますね‥‥。

 

※わたしの高校生のときの愛読書(ラノベ部門)は西尾維新奈須きのこ成田良悟でした。

 

 

DDD 1 (講談社BOX)

DDD 1 (講談社BOX)

 

 

 

その29:玉川屋跡地【渋谷区】

 

 

*基本データ


場所:東京都渋谷区(恵比寿駅)
行った日:随時
廃墟になった日:不明
詳しく:

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こんな

 


*評価


怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:★☆☆☆☆
 

 

*あれこれ

 

恵比寿駅周辺、よく行くので、よく見かけます。

きょうついに写真を撮ってみたので記事にしました。

 

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こちら外観です。元は煙草屋さんのようです。その22(http://hiyapa.hatenablog.com/entry/2017/09/08/210128)を思い出しますね。

 

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前からです。おびただしい数の貼り紙がしてあります。まったく背景は分かりません。

 

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恵比寿、お洒落な街、ナンパの街、飲み屋の街、ランチの街って感じですが、小洒落たカフェに紛れて突然現れるここはかなり際立っていると思います。

この窪んでいるところで寝ている酔っ払いや荷物を広げて休憩している外国人観光客をよく見ます。

 

恵比寿に来た際には是非足を運んでみてください。

その28:おべんとうにれの木跡地【埼玉県日高市】

 

*基本データ


場所:埼玉県日高市(高麗「こま」駅)
行った日:2017/09/23
廃墟になった日:不明
詳しく:

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このへん


 
*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆
 


*あれこれ

 

何気に埼玉県の廃墟探索は初めてでした。

 

黄色い電車、西武線に乗って目指すは高麗(こま、と読みます)駅です。所沢や飯能(はんのう)の先になります。秩父の手前です。

 

西武線には大学の時にお世話になりましたので、乗ると懐かしく、安心感があります。

 

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高麗駅に着いたら見えるのがこちらです。

そう、高麗付近には巾着田というところがありまして、曼珠沙華(彼岸花)の名所なのです。

 

わたしは今年で3度目の訪問でしたが、1週間違うだけで5分咲きが満開になったりと見頃のタイミングはわりとシビア、加えて今年は別方面からも話題となっておりまして、今まで行った中でいちばん人が多かったです。

 

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公園の入口付近に「おべんとう にれの木」だった建物があります。毎回気になっていました。

 

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もともと民家の敷地内にあるので、そこまで近づくことはできません。

すぐそこにも曼珠沙華が咲いています。

 

っぱが1枚もなく、花とすらっと伸びた茎だけで枯れない不思議な構造の花ですよね。神聖さ、不気味さを伴います。単子葉類双子葉類どっちなのでしょうか。虫も寄ってこず、どうやって受粉しているのでしょうか。謎ばかりです。

 


*おまけ

 

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綺麗です。紅いです。

コスプレ撮影がOKなのかは知りませんけれど、公園内には閻魔あいちゃんや刀剣乱舞の誰かや東方の誰かがおりました。地獄少女彼岸花咲き乱れてますもんね。

その27:養老天命反転地【フォトジェニック】

 

廃墟じゃないです。廃墟テイストの部分を持った公園です。

 

 

*基本データ


場所:岐阜県養老郡養老町
行った日:2017/09/17
廃墟になった日:1995年オープン
詳しく:荒川修作さんとマドラン・ギンズさんという方の連作であるアーティスティック公園。「現在の世界の絶望的な状況を希望ある未来に転換させる」試みを体現した場所。


 
*評価


怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
入りやすさ:入場料750円
 


*あれこれ

 

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岐阜の大本命です。廃墟ではないので、ここに書くか、記事のナンバリングをやめて番外編とするか、悩みましたが、廃墟ちっくなオブジェもあったということでそのままカウントしていきます。ただし廃墟ではありませんので悪しからず。最高に意味不明なところでした。ずっと行きたかったので夢叶って良かったです。

 

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「岐阜に怪我しても自己責任の変な公園がある」くらいの情報ではじめは知り(褒めていますよ)、それは正しかったのだと入口看板で思い知ることになります。

オレンジで線を引いたところに注目です。この日は雨でした。

 

基本データに書いた通りで、希望ある未来への建築物が並ぶ公園です。自由に中に入ったり登ったりすることができます。造られたお2人によりますと、明るい未来のためにはまず「死という概念」を覆す、つまり反転するという動きが必要で、その動きを現すのには人間と常に密接に関わる建築物が理想との結論に至り、このような試み、呼びかけをしているようです。

 

わたしの大好きなシュルレアリスムともとれるオブジェのネーミングセンス、無理と諦めるぎりぎりの曲線や傾斜の造り、ともかく岐阜県の田舎にひっそりと存在するのに凄まじいエネルギーを発している公園です。

 

ちなみに東京は三鷹市にも「養老天命反転住宅」 という宿泊もできる建築物があるみたいなので、今度そちらにも遊びに行こうと思っています。割引券もらいましたし。

 

前置きが長くなりましたが写真も結構な量ですので、勝手に陳腐な解釈も添えながら、タイトルがついているものは題しながら、記録しておきます。

 

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入ってすぐの眺めです。天気悪いです。

 

養老天命反転地記念館」

 

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入ってすぐ左側に見える斜めの屋根の平たい建物です。床も斜めです。設計図やドキュメンタリー映像が流れていました。

 

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1番言葉で説明のある建築物でこれです。すべてを飲み込むにはまったく理解力が及ばず、こいういモノとして受け入れるところがシュルレアリスムに近いかなと勝手に思いました。理解しようとするにはかなりのエネルギーが必要そうです。

 

「不死門」 

 

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記念館を出て次に見えるのはこれです。文字がくり抜かれた、ぱっと見た感じなにかの儀式に使えそうなオブジェです。

 

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角っこには猫もおりまして、見つめ合うこともできます。

 

「昆虫山脈」

 

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そろそろ頭の上に疑問符が浮かび上がる頃と思いますが、石が積み重なった上には井戸のある、小高い山のような空間です。精巧に計算された建築物が多い中、唯一自然物でできた場所でしょうか。

 

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本来地下深くにある井戸が、頂上にあります。

 

「極限で似るものの家」

 

そろそろ本気を出し始めてきます。

 

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昆虫山脈から、白い板でぶつ切りになった家? が見えます。ここがメインともいえる、極限で似るものの家です。

 

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ここから、楕円形のフィールドまでは、画像のように地図帳になっています。こちらは石川県です。聞いたこともない地名や、中国語や英語、ギリシャ文字の表記もあり、かなり広範囲にわたって刻まれています。

 

家といえども(韻は踏んでません)、地面がかなり斜め、加えて少しツヤの出る素材の地面で、雨でだいぶ滑りやすくなっていました。

 

家の中はもっと驚きです。というか、もはや中ではありません。

 

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このずっと続く狭い板に、空間がぶった切られています。

 

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ソファもローテーブルもダイニングテーブルも椅子もお風呂もトイレもキッチンも冷蔵庫もテレビも、分け隔てなく分断されています。分断されているから分け隔ててるじゃんと言葉遊びをしたくなるほどです。

時々地図帳ではなくガラス張りの地面があり、よく見ると切られた半分の浴槽がガラスの下にあったり、要するに家の中と下と外と、ともかくあちこちに生きるために使うものが飛ばされているわけです。 反転ってこういうことかなと、少しだけ分かるわけです。

このぶった切りシリーズはおそらくここの真骨頂であり、モチーフとして別のオブジェにも多々使われていました。

 

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廃墟味ありますね。

 

狭い板の間は人間の横幅をまったく考慮せずに作られているくらいの長さしかなく、通れるところ通れないところ、加えて地面は斜めのまま、そして立ちはだかるソファたちの欠片、絶対暮らせないなと思いました。

 

「精緻の搭」

 

さて、この家からはわりとひとつづきで道が成り立っています。

 

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死なない為の道(見にくいですが書いてあります)という名のくぼみを通って、塔を目指します。毛虫がいっぱいいます。

 

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振り返るとこの眺めです。

 

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精緻の搭をさらに上に登り、人がすれ違えないほどの細い道を延々と進むと展望台のようなひらけたところに出ます。

 

↓ここから先は駆け足で、雨も強くてあまり堪能できなかったので写真も厳選したものですが、タイトルとともにお届けします。

 

地震

 

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中はどん詰まりでした。暗いです。

 

「白昼の混乱地帯」

 

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ここ、セカンドシングルのジャケットで使いますね。(関連:http://hiyapa.hatenablog.com/entry/2017/07/20/205601)

 

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「切り閉じの間」

 

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かなり傾斜が激しく、絶好調に滑ります。ちなみに銀色溶岩は俯瞰すると、日本列島の形をしているみたいです。

 

もののあはれ変容器」

 

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ベッドだって一刀両断です。

 

「宿命の家」

 

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スタバのフラペチーノをほっぺたにひっつけて撮るより、遥かにフォトジェニックな写真が撮れました。

 

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まだまだみどころはありまして、興味深いタイトルのオブジェもありまして、全部撮れていないのとあまりに長くなるのとでこのへんにしておきますが、もし興味のある方は「養老天命反転地」で検索していただけると幸いでございます。

 

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お天気はあいにくの雨でしたが、それはそれで乙な探索となりました。廃墟に関わずですけれどおうちや建物を見るのは楽しいですね。

 

長くなってしまいましたが最後まで見てくださった方、ありがとうございました。次からは(たぶん)普通の廃墟を記事にしていきます。

 

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