廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その186:【画像大量】アドベンチャーランド跡地【ジャパンスネークセンター】

 

 

*基本データ

 

場所:群馬県太田市藪塚町3318(やぶづか)

行った日:2019/04/27

廃墟になった日:1990年代か

詳しく:もともとは石山であり、その跡地を利用して1965年につくられた恐竜テーマパーク「アドベンチャーランド」。その後石山内の落盤により1990年代に閉業、また敷地内は一般財団法人日本蛇族学術研究所が運営する「ジャパンスネークセンター」という蛇や爬虫類に関するテーマパークとなっており、現役施設

 

 

*評価

 

怖さ:★★★☆☆(蛇が苦手な方は満点)

廃れさ:★★☆☆☆

見つけやすさ:入場料大人1000円

 

 

*あれこれ

 

採石場、という点で廃墟ですし、現役施設ですので廃墟ではありません。B級スポット、として特集されていることもあるそうで、B級・珍スポット巡りが趣味である方々の間では有名なのだそうです。秘宝館(その150:廃旅館?【お散歩熱海6/7.5】 - 廃墟ガールの廃ログ)のようなくくり、でしょうか。

 

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#廃ログでは、同じようなカテゴリでいいますと、その10:足尾銅山付近 - 廃墟ガールの廃ログ(入口ゲートの雰囲気が少し似ています)その27:養老天命反転地【フォトジェニック】 - 廃墟ガールの廃ログその95:大谷石山跡地【大谷資料館】 - 廃墟ガールの廃ログ、といったところでございます。テーマパークですので、写真がたくさんです。もし見てくださっている方がいらっしゃいましたら、データ通信量にはどうぞお気をつけください。

 

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入口ゲートの斜め上にはスナックのようなフォントとサイズの看板がぶら下がっております。1000円を握りしめ、いざまいりましょう。


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北口の最寄りは売店でした。とってもかわいらしい自動販売機が現存していますが、販売機能は店内へ移っているとのことでした。


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まあ、入場してはじめの出費はこちらになるわけです。梅酒おいしゅうございました。ちなみに1杯170円、コスパの良さに痺れ、出る前にもう1杯おかわりしました


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蛇語でしょうか、わたしには読めなかった案内板を勘でよみとり、進みます。


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こちらは梅酒の次の見どころ、採毒室でございます。実際に毒の採取をするイベントなども開かれることがあるようです。毒をもった蛇の展示やお客さんの施した蛇の塗り絵が貼られておりました。


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えっ、かわいいです。


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体育館のような見た目の建物へ移動しました。3分の1くらいのスペースは永遠の準備中のようです。


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世界各地の蛇の標本が勢揃いしておりました。ただ立地の関係で、標本と標本の間のトイレが主役の写真が撮れたのがいちばん面白かったです。


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くなっている‥‥発音できませんし、カラーリングが絶妙すぎます。紫? 青? 


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外側は蛇と白雪姫をあしらったペイントが残っていました。お土産屋さんかなにかだったのでしょうか。その奥は近づけもしない廃墟でした。


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こちらは近づける廃墟です。アドベンチャーランド時代は何かに使われていたのか、セミナーハウスのようにも校舎のようにも見えます。


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プールサイドの椅子のようです。(cf.ビート板みたいの→その131:行川アイランド&行川小学校 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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お次、「開放厳禁」の開け放たれたドアでございます。ここは温室のような造りでもわんと暑かったです。


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恐竜です。名残なのでしょうか。


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片方の植木鉢が大人気でした。ここで初めて、生きた蛇を見ることができました。かわいいです。


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恐ろしい看板を通り過ぎます。ネットの向こうは蛇の放し飼いエリアでした。


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そして大蛇温室エリアです。サイレントヒルではこういうところから三角さんがじりじりと攻めてきますよね。(偏見)


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喫煙所兼休憩所はあきらかに売店の跡地の様相をしておりました。カウンタの中をぐんぐん進む廃墟ガールの姿が捉えられています。


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目が悪い癖に普段裸眼でいることに定評のある廃墟ガール、この日は蛇を眺めるのに眼鏡使用だったようです。


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こちらはこのステージの中ボスです。うねうね予測不能な動きをする上身体が長いのでリーチも長く、攻撃射程距離も広い特徴があります。(ありません。)ところどころに置かれている壺は回復アイテムですので、ペースを考えながら割って活用します。(しません。)


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採石場跡地である洞窟へは立ち入りが禁止されていました。中にはいまだに恐竜模型の廃墟があるそうです。


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反対側の入口も、大御所司会者がボケたあとのひな壇のようになっており、入ることはできません。


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そして最後に、小高いスペースを目指して坂を登りきります。なにやら白い背の高いものが見えてまいります。


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ラスボスですね(違います。)


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中ボスよりも動きまわることはなく、祭壇からは出なさそうですが、放射線状に攻撃をしてくるのと、まずはちょこまか小回りのきく足元のとぐろ蛇を倒さないと、本体にはダメージがいきません。(なにもかも違います。)

ちなみに廃墟ガールはあのホラーゲーム「」を何度か友達と夜通ししたことがありますが、いっちゃんはじめのチュートリアルレベルの敵ですら倒せず、何も言わずにそっと友達にコントローラを渡したことがあるほど、ゲームができません。スーパーマリオですらクリアできないと思います。


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ラスボスと遭遇したところで、無事に施設内1周が完了しました。普段見ないような爬虫類や蛇と出会えますし、お酒も飲めますし、昔の施設を最大限に残したり使ったりその潔さには惚れ惚れしますし、大興奮の探検でした。

(cf.レトロベンチ→その119:【画像大量】日本歴史館+α【灼熱長野5/6】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

 

*廃墟残

 

残りストック:10

 

 

 

その185:忠治庵【群馬県太田市】

 

 

*基本データ

 

場所:群馬県太田市藪塚町3318-7

行った日:2019/04/27

廃墟になった日:不明

詳しく:やぶ塚名物手打ちそばの店。店内は荒れたまま残っている。

 

 

*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★★★

見つけやすさ:★★☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

場所でいいますと、その183:川久&KAWAQ【プロフィールバトン!「長いよ!」】 - 廃墟ガールの廃ログが駅前、もうすこし住宅街に入り組んでいくとその184:事務所跡?【太田市】 - 廃墟ガールの廃ログがあり、そのさらに奥にこちらはございます。

上の*評価では満点の廃れさを獲得したこの物件、では全景より貼りつけてまいります。(cf.満点ぶっちぎり評価物件→その41:プチホテル跡地【三ヶ根山スカイライン後編】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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このような具合です。


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看板はあぶり出しかのごとくこのままでは字が読めません。かろうじて黒い部分を補完し、「忠治庵」となります。ちゅうじあん、で読み方が正しいかは不明です。(cf.看板読めない→その91:舟付販売所跡地 - 廃墟ガールの廃ログ)


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刹那と儚さの集合体、奇跡の配置です。(cf.お仲間→その71:住居跡【広島県尾道市】 - 廃墟ガールの廃ログその92:住居跡&店舗跡【水戸市】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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お店の入口でしょうか。引き戸を引かずとも店内はよく見えます。


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開きっぱなしの戸棚からはそれぞれの靴がきちんと仕舞われているのがわかります。アイスかジュースの棚、黄色いお花の、「100ヶ入」の青いパッケージの何か、レトロでお洒落です。商売と生活の名残がないまぜになっています。


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カゴが映えていますね。天井からの枝垂れ木材は、その97:ナポリの太陽【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログを彷彿とさせます。


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もう一片はこちらです。


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ロゴたちです。こちらにもお店の屋号がございます。


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バンジーする電球、どうみてもそこそこの質量を持った物体ですけれど、ここは刹那のスペシャリストといった意地で支えているのでしょう。(cf.バンジー京都→その159:ホテル京都「&」 - 廃墟ガールの廃ログ)


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風通しのよい戸を覗く廃墟ガールです。こちら側からはなにが見えるでしょうか。


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こちらは瓦礫が多いようでした。その中にもそれでも、熊本と有田のみかん攻防戦、割れ気味の壺ピラミッド、枝垂れを通り越し簾のはがれ木材、などを発見しました。


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最後に反対側からです。この一辺はわりとそれなりの眺めをしていました。先の二辺の攻撃力が抜群のため、まともに思えてしまいます。

コードひとつ、とれた木のはぎれひとつとっても無駄な配置はなにもないように感じる、はっとするほど魅力的な物件でした。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:11

 

 

*おまけ

 

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ちらちら写るこちらへ、つぎはいよいよ向かいます‥‥おそらくB級スポットに明るい方であればすぐに分かるあそこでございます‥‥。

continuer...

 

 

その184:事務所跡?【太田市】

 

 

*基本データ

 

場所:群馬県太田市(藪塚(やぶづか)駅から歩ける)

行った日:2019/04/27

廃墟になった日:不明

詳しく:

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このへん

 

 

*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ

 

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前回に引き続きまして、群馬県におります。「藪塚」という駅です。この駅をおりてロータリーの目の前に、前回の川久がいらっしゃいます。(cf.前回→その183:川久&KAWAQ【プロフィールバトン!「長いよ!」】 - 廃墟ガールの廃ログ)

一緒にお散歩したひとは、群馬県のことを「group horse」と呼んでいました。この駅名からして、一方では群馬、またもう一方ではgroup horse、同じ時間に同じ場で同じ経験をしたはずなのに、受け取り手によってまったく違うストーリィになってしまうのかもしれません。(そんなことはありません)

 

羅生門 デジタル完全版
 


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青空が果てなく、ここまで純度が高いとこのきらきらが目に染みます。


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1軒分のおうちの外枠だけ残ったものが、いくつかございました。


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まわりは住宅や、まむし料理店に囲まれており、とてもさりげなく、なんの前触れもなく、現れます。


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*基本データの丸抜き地図で分かる方は分かるかと思いますが、電柱が面白く撮ったものです。廃墟ガールは森博嗣が大好きですので、こういった表記には萌えを感じます。


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はじめはこの四角さから社員寮とも思ったのですが、総合的に考えてなにかの会社だったのかなと判断してタイトルには書いておきました。詳細は分かりません。


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入口ドア上のステンドグラス町のデザイン、レトロで可愛らしいですね。(cf.こっちはキューピッド→その134:平安閣 - 廃墟ガールの廃ログ)


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恒例の配管とメーターです。


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こちらが横からのアングルとなります。等間隔に並ぶ2段の窓たちを見て、寮や○○荘のような雰囲気があるなというのが第一印象です。(cf.荘→その88:山手荘 - 廃墟ガールの廃ログその96:盤石荘 - 廃墟ガールの廃ログその117:深山荘【灼熱長野3/6】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)

このあと、各窓の個性を見るお写真が4枚続きます。ブルーシートやさきほども出てきたレトロな模様、網戸にカーテンにテープと豪華なラインナップです。


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(cf.個性窓たち→その154:廃アパート【練馬区】 - 廃墟ガールの廃ログその164:光華寮【真冬京都1/4】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)

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※ガラスに写るシルエットは廃墟ガールのものですのでご安心ください。


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裏側はベランダのようにもなっております。どんな物件だったのかは謎に包まれておりますが、高くて輝く空のした、長閑な空気を持って優しく建っているようでした。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:12

 

 

*おまけ

 

上のストックでお分かりになります通り、ゴールデンウィークにかこつけて、ほうぼうをお散歩してまいりました。少しずつまたメモしていこうと思います。以上空の上からお送りいたしました。

 

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