*基本データ
行った日:2018/04/29
廃墟になった日:1979年資料館オープン
詳しく:古墳時代から採掘のある石山。採掘により空いた空間は軍事目的や政府の食糧保管目的、近年ではドラマや映画のロケ地として使われる。1943年には遅くとも閉山していた模様。大谷石は他の石とくらべ軽く加工がしやすい利点がある。
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
寒さ:★★★★★
入りやすさ:入館料大人800円(子供400円)
*あれこれ
突然の栃木県です。
ゴールデンウィーク前半のなか日、鎌倉へ行く予定だったのですがスタンディング乗車のグリーン車両を見て1駅で引き返し、ぐんと進んだ結果ここにたどり着いたというわけです。逗子から宇都宮までなんて守備範囲が広いですね、湘南新宿ライン様は。
数年前から気になっており、数人から廃墟じゃないけどここいいよ! とお勧めされており、廃墟じゃないですが閉山した大谷石採掘場だったことには変わりありませんので、その95にカウントです。(cf.廃墟じゃないけど閉山した炭鉱→その10:足尾銅山付近 - 廃墟ガールの廃ログ)
入山する前の道には廃れさ満載のアイテムがたくさんいらっしゃいました。これは期待できます。
そしてこの眺めです。この山の中は通年で約8℃と、軽井沢に次ぐ避暑地にもってこいです。がらんとした高い天井、閉所にいるはずなのにこの開放感、不思議な空間です。
ゴールデンウィークによる集中する人々を余裕で受け入れてなおこの有り余るキャパシティでございます。
モナカベンチもありまして、座ってみた写真とセットです。なにやらアンリ・カルティエ=ブレッソンのような決定的瞬間がバックにありますね。
門が壁に沿って並ぶ世界です。
さしこむ光と影が幻想的です。
地下深くには水もあります。どこかの水路と繋がっているのでしょうし、ここは年々水位を上げているに違いありません。10年後には入れるエリアも底上げされている可能性すらあります。
(登らなければ触ったり引っ張ったりしていいのかと屁理屈をこねても確実に怒られますね)
その他、そこかしこに石切の道具や採掘の跡が溢れており、説明書きを読まずとも(読むべきです)楽しめる場所でございました。
はい、引き戻されて華金しております。おつかれさまでした。
*おまけ
と、まずは石らしいお写真を並べてみましたが、大谷資料館がいま「キテいる」のはちょっぴり別のベクトルのようです。おまけにはB面を貼っておきます。
バエております。
間延びしたシルエットのツーショットやサイケデリックな青ライト、大勢で同じタイミングでジャンプした写真エトセトラエトセトラが、きっとごまんとインスタグラムなどにあがっているはずです。なかなか辺鄙な場所ですが、若者が多いように見えました。
大谷石の歴史を知り、カラフルライトに照らされた承認欲求を満たす写真が撮れ、おいしいジェラートの食べられる場所、大谷資料館です。
たぶん、水色のところが若さの泉だと思います。ここにあるからパコの魔宮ツアーでは見つからないのでしょう。(100%違いますしニッチなネタですみません。cf.それでは、またお会いしましょう! たぶんね、アディオースがあるところ→