*基本データ
場所:東京都台東区(浅草駅から歩ける)
行った日:2018/10/13
廃墟になった日:不明
詳しく:
ココ
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
*あれこれ
浅草です。
浅草といえば、お気に入りの場所がいくつかあります。古着と帽子とマーチンに身を包んでそのままするりと馴染みに行ける喫茶店たち、
たまに遊びに行く「アンヂェラス」です。カップはノリタケです。パフェはアイスなしのオール生クリームです。
それから花屋敷からの脱出(閉園した遊園地で行われるリアル脱出ゲームです。)、浅草メンチ、などなどです。お決まりの場所しか訪れませんが、ふと定期的に向かう場所でございます。(cf.かっぱ橋→その81:住居跡【台東区】 - 廃墟ガールの廃ログも上野→その15:旧下谷小学校【東京都台東区】 - 廃墟ガールの廃ログも近い)
わりと踏んだことのある浅草の地、先日また行く機会があったので都内廃墟情報通のおともだちトーキョーマスターに聞いたところ、教えてくれたのがこちらでした。え? ここいま創った? 創り上げたでしょ? というほどのタイミングの良さ、抜け目ないです。さいきんのお散歩はトーキョーマスターにおんぶにだっこで、いつも大変お世話になっております。というやつです。
角地に立つ小さなお店です。「フィルム・D.P.E・雑貨」とあります。
ただ、ほかの情報を見るに晩年のメインは「たばこ」だったのでしょう。わたしはまったく煙草の銘柄にくわしくなく、思い出すのは江戸川乱歩のFIGARO、FIGARO、FIGAROのみですが――実在するのでしょうか、それすらくわしくありません――きっと昔と今では広告に書かなければならない事項の多さなど、大きく違っているのでしょうね。
にしても鉄に布ガムテープが勝てるわけがなく、内側からのなにかしらの圧力もあって、シャッターは膨らみ放題です。(cf.シャッター膨らみ放題→その69:廃ビル【東京都豊島区】 - 廃墟ガールの廃ログ)
そして側面にまわります。こちらの画のほうがさまざまな表情を持っていてじっくり見たくなるものです。
左下部分は表の店舗と繋がって商業用のアーチがかかっています。が、経年劣化でなんだったか分からないほどのなにかが挟まったり積み上がったりしていますし、鮮やかな緑をカンバスと勘違いしているひとたちの場違いな芸術性などもお披露目され、かなりのカオスになっています。アーチの真ん中には「不法投棄厳禁」とありますけれど、その文字の後ろを見るとすこし皮肉を感じたり、社会問題を感じたりするわけです。
たばこ、フィルムと読めます。(cf.商品名を読もう→その61:フレンドショップにいはり - 廃墟ガールの廃ログ)
戸袋と室外機が見えます。2階のテーマカラーは赤だったのかもしれません。
ポストというかドアの受け取り口ダイレクトに郵便物が溢れていました。上の白四角は表札、自宅兼店舗だったと予想されます。いまでも管理された物件です。
*廃墟残
残りストック:3
*おまけ
浅草といえば、もうひとつ大好きな場所があります。上の写真は5年前くらいに撮ったものですが、レトロで溢れる浪漫なお店です。先日お邪魔した折、ついにお買い物をしてしまいました。素敵なモガ目指してたくさん着ようと意気込んでおります。