廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その190:鬼笑亭/秋芳洞【詰込山口1/7】

 

 

*基本データ

 

場所:山口県美祢市(みね)秋芳町秋吉3471

行った日:2019/05/03

廃墟になった日:2004年

詳しく:きしょうてい。日本最大級の鍾乳洞秋芳洞(あきよしどう)すぐ近くに建つ。名前の由来などは不明らしい。

 

 

*評価

 

怖さ:★★★☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ

 

世間ではゴールデンウィークははるか昔のことのよう、今年は特に猛威を振るった爆弾五月病(爆弾低気圧的なことを言いたい)もそろそろ落ちつき、梅雨の世界へ入っていくこのタイミングで、これからゴールデンウィーク遠出編をメモしていきます。

とその前に、禁断症状のごとく何回かごとに出オチたくなる救いようのないこの#廃ログ、前回もお騒がせいたしました。まあ、作っていて大変楽しかったです。ちなみにたとえば100個記事があるとしたら、95個はiPhone、4個はiPad、1個はパソコンから更新されるくらいの割合の当ブログです。1番の読者はわたしなので、わたしが作るのも読むのも楽しいのが1番です。(cf.前回→その189:【iPhone推奨】店舗跡【東京都豊島区】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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都内某所、早割をきかせなにも考えずに7時台の飛行機を予約してしまった廃墟ガールは、始発でも羽田に間に合わないため、前日にカプセルホテルへ潜りこみます。(下の部屋のひとが深夜2時までアニメを見ていたため、ほぼ眠れませんでした。)


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お相手は彼氏目線で写真を撮ってくれる高校時代のお友達、しあちゃんです。もはや彼氏です。


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そして今回なんと、iPhoneで画質ザラザラの写真をあげることに定評のある廃ログですが、withカメラの旅になりました。お借りした富士フイルムです。

安定の2人で飛行機に乗りこみ、行き着く先は――


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ユービーイー、UBE空港(宇部)のある山口県です! 去年のゴールデンウィークにもしあちゃんと鳥取(その98:【砂丘モード】住居跡【鳥取市】 - 廃墟ガールの廃ログ)、夏は四国へ(その127:なにかの枠組み【スカイレストニュー室戸を目指して】 - 廃墟ガールの廃ログ)、「ヒヤパさんてなんかみんなが行かないようなとこへよく旅行してるよね?」と会社の先輩に言われるなど、去年今年で中国・四国地方強化キャンペーンが開催されています。

カメラを手にし調子に乗っていつにもまして写真が多く、プラス廃墟以外もとても楽しかったため毎回B面をつけてのメモとなりますのでしばらくボリューム満点になりますが、もし読んでくださっている方がいらっしゃいましたら、いつもより綺麗な画質の廃墟をお楽しみくださいませ。

 

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ここからやっとお写真です。長い前置きでした。タイトルにもあるように、このメモのB面は秋芳洞です。その手前に、なにやらレーダーに引っかかる様相の建物が見えます。


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吸い寄せられる廃墟ガール


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L字のガラス張りが塀の奥にはありました。青空が似合います。


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鬼笑う、の文字が上に見えますね。お客様の憩いの場、おもてなしの場として、なかなか使わない漢字です。きっと古くから鬼が出るこの村で、鬼との共存をしてきた地元の人たちは、年に一度地域を妖から守ってくれている鬼へ感謝するためのお祭りをし、鬼が喜ぶようもてなすその宴の中心地に建ったのがこのお宿なのでしょうね。(いま考えました)


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手前の低い位置にはがありました。シルエットからすると駐輪場? ゴミ捨て場? 物置? に思えます。


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入口へ寄ってみます。手前にかぶさる木が良いアクセントです。上から垂れているのが良いですね。


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窓の歯抜けが愛らしいです。入口だけ切り抜いてみると学校のようにも見えてきます。(cf.学校→その131:行川アイランド&行川小学校 - 廃墟ガールの廃ログ)


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横からの景色です。緑のバランスが絶妙です。


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近くには短い商店街のようなエリアがあって、そこからもばっちりその姿を拝めます。民俗学のテーマにできそうな廃墟です。


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*廃墟残

 

残りストック:6

 

 

*B面

 

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山口といえば、ご存じ秋芳洞です。実は3年半くらい前に1度山口に旅行していて、そのときは美祢に着く頃には入場時間を過ぎていました。今回念願の探検が叶ったというわけです。(cf.前回の山口→その10:足尾銅山付近 - 廃墟ガールの廃ログ)


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先程の商店街の逆方向、そのまま流れるように入れる動線が用意されています。ゴールデンウィークですので、たくさんの人がいらっしゃいました。(お顔は黒く消されています)


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撮った看板と、看板を撮るところを撮った写真です。抱くかカゴに入れさえすれば、ペット可だそうです。大型犬や爬虫類、お魚などはどうするのでしょうか。など、揚げ足をとりながらげらげらiPhoneを構えているところになります。質の悪い客です。


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入りましょう。鍾乳洞といえば、その126:ひばりヶ丘ドライブイン【with富士山】 - 廃墟ガールの廃ログの思い出がありますね。


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幻想的世界が広がっていました。凄まじい影と光、吸いこまれるほどの水面、鳥肌が止まりません。


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千枚岩です。もともとなだらかな斜面が削られてできたのかと思っていたら、逆にお皿のような縁(ふち)の部分が盛り上がってできていっているそうです。


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変わった形の岩にはそれぞれ見どころとして名所があり、センス良くて飽きません。巌窟王というと、FGOよりもアニメを思い出します。廃墟ガールはちゃんと例に漏れずモノノ怪が大好きだからです。

 

 


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カメラを持っていって良かったです。さて長くなりすぎましたが、山口県観光情報とともに、しばらく続きます。