廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その284:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【杉並散歩3/4】

 

 

*基本データ

 

場所:東京都杉並区高円寺南3丁目(高円寺駅から歩ける)

行った日:2020/03/22

廃墟になった日:不明

詳しく:

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*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ

 

地図子さん(id:chizuchizuko)との暗渠廃墟散歩、あとひといき続きます。廃墟ごとにワンカウントしているので歩みが遅めです。地図子さん毎回通知をすみません。(cf.バックナンバー→その282:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【杉並散歩1/4】 - 廃墟ガールの廃ログその283:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【杉並散歩2/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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杉並の暗渠小沢川をひとしきり歩ききったあと、環七を通り、ふらふらとまだまだお散歩していますと、それは目の前に現れました。


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都心部には「駐車場の法則」というものがあります。前も書いた気がしますが、ほんとうはここ一帯を平たく使ってマンションなりアパートなり建てたいところを、でこぼこになってしまう要因があったため、まずはテトリスのブロックのような敷地で駐車場として活用する、そういったところにはその要因のひとつとして廃墟があることがある、そんな法則です。勝手に作りました。(cf.例えば→その199:豊荘【お知らせがあります】 - 廃墟ガールの廃ログその247:店舗跡【渋谷区】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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外の柵はどう見ても木製ではないようですけど、まとう蔦は好き嫌いがないようです、おかまいなしに絡みついておりました。


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この四角形の絵画はかなりお気に入りに撮れました。きっと下のインターホンが使えなくなってしまい、2代目として音がなるだけのものを上につけたのでしょう。家の顔、入口、というのがとてつもなく伝わってきますし、もう機能していないこともこれだけで分かってしまう1枚です。


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しかも番地プレートはとれてしまったようでくるっと丸めたテープで応急処置されていました。このプレートは何色くらいバリエーションがあるのでしょうか。地図子さんとお散歩しただけでもその228:【プチ冒険×廃ログ】店舗跡【北千住さんぽ3/4】 - 廃墟ガールの廃ログその244:【プチ冒険×廃ログ】居酒屋跡【板橋散歩4/4】 - 廃墟ガールの廃ログを見つけています。気になるところです。


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人間の入れる隙間はございません。が、わたしが嬉嬉として写真を撮っていたとき、そっと見守ってくださった地図子さんは目撃してしまったそうです。この建物の横を通り過ぎたおじいちゃんが、目の前に落ち葉があったのを拾い、忌々しいような視線とともにこの門の中へぺいっと投げ入れたのを――確かに枯れ葉の森のような建物ですから、落ち葉のひとつやふたつやみっつやよっつ、毎日落とされているのでしょう。


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こうして板が並んでいるだけでも可愛らしいです。


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木とトタン以外の素材が奥のほうに見えました。この明かりがついていた頃の景色も見てみたかったと思います。


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建物のはしっこです。例によって写真部だったはずなのに写真を撮るのがド下手くそですので、白飛びしていますが、ここまで抜かりなく蔦が走っています。枯れ葉も置いてありますね。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:3

 

 

*おまけ

 

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せっかく高円寺まで来ましたので、あろうことかオサレランチなどしてしまい、そわそわする廃墟ガールと地図子さんですが、ラザニアはたいそう美味しゅうございました。


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そしてせっかくだから、と向かったのは桃園川の暗渠です! なにがせっかくだからなのかさっぱりですが、せっかくだから桃園川をたどる第2ラウンドが始まりました。高円寺にはよく来るのですが、ここが暗渠だと分かったのは地図子さんとお散歩をして暗渠概論を履修してからです。ありがとうございます


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この記事のおまけには杉並区内の桃園川の地面に描かれている動物たちを貼っておきます。ワニパンダ


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なにか


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ライオン……? パンダ


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ワニクジラです。なんともいえないコンセプトの装飾品やペイントたちを味わうのも、暗渠を歩くときの醍醐味な気がしてきました。