廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その337:土木鉄工機械【フォトジェニック】

 

 

*基本データ

 

場所:茨城県土浦市高津

行った日:2021/02/16

廃墟になった日:2015年頃まで使われていた可能性あり

詳しく:国道354号線沿いの事務所跡。3階建て。

 


*評価

 

怖さ:★★★☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ

 

まだ土浦におります。(cf.バックナンバー→その335:【土浦版】ブラックマンション【お知らせがあります】 - 廃墟ガールの廃ログその336:土浦温泉旅館 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

f:id:hiyapa:20210401081705j:image

 

大きな国道を1本入ると住宅街でした。裏からまず観察しましたが意外と馴染んで存在しています。(cf.馴染んでいる?→その159:ホテル京都「&」 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210401081642j:image

 

ここ一帯では背の高い建物に分類されるので、わりとどこからでも顔を覗かせていらっしゃいます。


f:id:hiyapa:20210401082147j:image


f:id:hiyapa:20210401081554j:image

 

国道側に移動しましょう。正面が見えてまいりました。


f:id:hiyapa:20210401082141j:image

 

おそらく車で来所したらここから入るのでしょう。手前の比較的新しく塗られた壁は、事業所のあとになんらかの別事業(アトリエ?)が使っていたときの名残かと思われます。


f:id:hiyapa:20210401081931j:image


f:id:hiyapa:20210401081635j:image

 

事業所・茨城というとその278:エビス水産【カオスカミス8/9】 - 廃墟ガールの廃ログを思い出します。用途が分からない道具がたくさん散らばり、錆とトタン祭りの外側、ちらちら見えている「仕事」の顔、共通しています。


f:id:hiyapa:20210401082200j:image

 

ポスタはデザイン展? アート展? の告知のようで2015年ものです。そして会場は千葉県の柏です。そこまで激近、とはないと思うのですが、なにか縁があって貼ってあったのでしょうか。


f:id:hiyapa:20210401081651j:image


f:id:hiyapa:20210401082153j:image

 

パーキングのお隣へ移りまして、オフィスというか応接室というか、事業のメインで使ってた空間でしょうか。開放感あります。


f:id:hiyapa:20210401081629j:image


f:id:hiyapa:20210401081657j:image

 

はしっこです。この歯抜けの枠組みの中に屋号がはまっていたと思われます。(cf.枠組み→その127:なにかの枠組み【スカイレストニュー室戸を目指して】 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210401081624j:image

 

もともと国道と側道に高低差があり、かつ3階建てのこの建物、さまざまな角度から目立ってよく見えました。


f:id:hiyapa:20210401081717j:image

 

そして、3つ子の間を抜け、なんやかんやしているうちに、


f:id:hiyapa:20210401081910j:image

 

だんだんと日が落ちてきました。マジックアワーを経由し、夜になります。

 

 

*おまけ

 

になってからのほうがメインです。なんせ、この日はここに行くのが1番の目的だったわけです。

 

f:id:hiyapa:20210403222733j:image

 

この日の弾丸茨城ドライブには心優しい撮影者が同行してくれましたが、なんだか白丸が大量発生した階段の先にはぎりぎり鳥居が見えます。この写真は撮れた瞬間は「???」でしたが意外とお気に入りの1枚です。


f:id:hiyapa:20210403222722j:image

 

水戸市(過去2年間だけ水戸市民でした)にはおなじみの偕楽園、しかもなんと今年はあのチームラボがプロデュースしてイベント色が強くなっていました。いつもは好きな時に入園できますが期間中は予約制でした。入園料もしっかりかかりました。


f:id:hiyapa:20210403222729j:image


f:id:hiyapa:20210403222740j:image

 

チームラボって未体験で、「ともかくキラキラしててバエ写真が撮れるやつ」という偏見にまみれたイメージしか持ち合わせていない2人組で馴染みのある偕楽園に乗りこみましたけど、ともかくキラキラしていて映え写真が撮れました。


f:id:hiyapa:20210403222726j:image

 

そこかしこがさまざまな色に光っていらっしゃいました。


f:id:hiyapa:20210403222717j:image

 

プロジェクションマッピングを自分に投影して遊べる(おそらく正式な遊び方ではありません、はしゃぎすきです)ブースもありました。


f:id:hiyapa:20210403222713j:image

 

背の高い木々が並ぶ空間が何色にも染まります。これはのところです。はちょっとホラーゲーム味がありました。


f:id:hiyapa:20210403222737j:image

 

何色にもなる卵があるブースです。ばよんばよんする卵でした。近寄りすぎるともっと近寄っている虫たちが見えてしまってバエではなくなりますので距離感が必要です。みなさん推しの色になった瞬間を狙って卵ちゃんと写真を撮っていました。

図らずもきょうはイースターなのですね。なんだか縁ある日に投稿となりました。


f:id:hiyapa:20210403222751j:image

 

成長の止まった大木に芽吹くたくさんの花です。メッセージ性があります。「ここがボス戦ですね」「これがセーブポイント」「東西南北に四天王がいて各門を守っている」など、たぶんこの場でキラキライルミネーションをゲームに例えて好き勝手くっちゃべってる人達はわたしたちだけだったことでしょう。

(cf.ゲーム→その186:【画像大量】アドベンチャーランド跡地【ジャパンスネークセンター】 - 廃墟ガールの廃ログその8:【再訪】池島【画像大量2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210403222744j:image

 

偕楽園は梅だけではなく桜もあります。カメラは初期装備レンズのため暗いところはあまり活躍できず、ここならと悪戦苦闘する後ろ姿です。


f:id:hiyapa:20210403222707j:image

 

なかなか乙に撮れました。


f:id:hiyapa:20210403222748j:image

 

が、その横でタピオカiPhoneは悠々とこんなに綺麗な写真を連発します。カメラいらんじゃん案件です。ほんとうに綺麗です、タピオカiPhoneすごいです。

梅と桜と光を堪能して大満足の弾丸ドライブでございました。タピオカiPhoneの撮影者さん、素敵な写真をたくさんありがとうございました。

その336:土浦温泉旅館

 

 

*基本データ

 

場所:茨城県土浦市富士崎

行った日:2021/03/16

廃墟になった日:2009年頃か

詳しく:2階建ての温泉旅館。2007年頃は営業していた模様。

 


*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

井戸具合:★★★★★★★★★★

 

 

*あれこれ

 

前回(その335:【土浦版】ブラックマンション【お知らせがあります】 - 廃墟ガールの廃ログ)から土浦におります。

 

f:id:hiyapa:20210324080621j:image

 

小学校の近くの細道をてくてく入ってゆくと、すぐに街頭と2階の文字が目につきます。城下町や温泉街の観光ロードのような景色ですが、周りは住宅街です。


f:id:hiyapa:20210324080653j:image

 

小規模な旅館だったそうなので、屋根の具合や窓のつき方からして、ぱっと見ただけでは一般家屋にも思えます。その118:信州観光ホテル【灼熱長野4/6】 - 廃墟ガールの廃ログとは違うのです。


f:id:hiyapa:20210324080635j:image

 

井戸の名残的サークル窪みを発見しました。井戸はありません。本物の井戸は下へどうぞ


f:id:hiyapa:20210324080609j:image


f:id:hiyapa:20210324080628j:image

 

同じ敷地内にこの旅館を管理運営していたであろうかたのお住いが建っていまして、そちらは現役なのか分かりませんでした。とてもアットホームなお宿だったと予想されます。


f:id:hiyapa:20210324080641j:image

 

こちらはすぐ近くの平屋借家です。好きなタイプです。(cf.平屋借家萌え→その79:住居跡【松戸市】 - 廃墟ガールの廃ログその259:住居跡【笠間市】 - 廃墟ガールの廃ログその255:住居跡【野田市】 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210324080615j:image

 

なんの変哲もない洗濯干しも、蔦のアクセサリーが絡まるとこんなに雰囲気のあるアイテムとなります。今回の茨城ドライブは心優しい撮影者(その335参照)がいたので、「お洒落になりますね」「自宅で作ったら?」「蔦の入手方法が分からないです」みたいな話をしました。


f:id:hiyapa:20210324080647j:image

 

近くの資材置き場? を囲っていたパンダちゃんでおしまいです。真ん中の子の口がパンダということを抜きにしてただの2次元! みたいな描き方でかわいらしいです。

 

 

*おまけ

 

f:id:hiyapa:20210324080539j:image

 

スケジュールの関係で一瞬のお邪魔でしたが、今年も行ってまいりました。(cf.2018→その78:「変わる廃墟展2018」 - 廃墟ガールの廃ログ、2019→その172:ホテル高月城 - 廃墟ガールの廃ログ、2020→その270:廃ビル&イフ外語学院神田校跡 - 廃墟ガールの廃ログ)もう4年も行っていることよりも、4年分の記事があることのほうが驚きです。そんなにこのブログは存在しているのですね。

 

f:id:hiyapa:20210327185756j:image

 

そしてもうひとつ、こちらにもお邪魔してまいりました。愛しの地図子さん(id:chizuchizuko)が井戸ポンプの本を携えて出店してらしたので、ファン活動(冷やかし)をしてきました。

 

f:id:hiyapa:20210327190529j:image

 

そうしたら、なんと遅めお誕生日プレゼントとして、市川市のパズルをいただいてしまいました!! わたしの出身地です。ハイパーハイセンスチョイスです。はやくやらねばなりません……!! 

 

f:id:hiyapa:20210327200227j:image

 

『井戸ポンプにまつわるエトセトラ』の表紙を描かせていただいたので、献本として本誌をいただいてしまいました。聞けば本編にもヒヤパちゃんが出てくるそうなので、わくわくにやにやしながら読もうと思います。地図子さんほんとうにありがとうございました♡

その335:【土浦版】ブラックマンション【お知らせがあります】

 

 

⚠︎下のほうにお知らせがあります。

 

*基本データ

 

場所:茨城県土浦市小松

行った日:2021/03/16

廃墟になった日:2003年までには現在の状態になっていた模様

詳しく:1990年以降に建て始められた5階建てのマンションの基盤。未完成のまま廃墟に。その14:ブラックマンション 【茨城県笠間市】 - 廃墟ガールの廃ログと並んで2大ブラックマンション。

 


*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ


f:id:hiyapa:20210318205441j:image

 

その332:銘石店古河営業所【ふらり古河1/3】 - 廃墟ガールの廃ログで鶏白湯のラーメンを食したと思ったら、またあっさり醤油のラーメンを食っています。


f:id:hiyapa:20210318205022j:image

 

なんでラーメンを食っているかというと、ラーメンはおまけで、いえラーメンも大事ではありますが、もちろんこちらが本命です。土浦といえば、でやっともうひとつのブラックマンションにお邪魔してきました。上に笠間のブラックマンションのリンクを貼りましたが、ナンバリングが2桁の時代で時の流れを感じました。


f:id:hiyapa:20210318204915j:image


f:id:hiyapa:20210318204941j:image

 

5階建て、1階はテナント、2~5階部分が住居部分の予定だったようです。手前の筒は階段でしょう。9階建て予定で半分以下で工事が止まってしまった笠間と違って、こちらは基礎は終わっている模様です。


f:id:hiyapa:20210318205246j:image


f:id:hiyapa:20210318205126j:image

 

ネットの海で調べたところ数年前までは2,3階部分の窓にはガラスが嵌っていたみたいなので、逆方向にですが進展(逆なので後転?)があったのだと思われます。


f:id:hiyapa:20210318204923j:image

 

ワンフロア7部屋、1LDKくらいでしょうか。


f:id:hiyapa:20210318205432j:image

 

凹部分にはきっと縦線の鉄柵が嵌められるに違いありません。傘やお子様の縄跳びやキックボードをかけましょう。(cf.傘→https://hiyapa.hatenablog.com/entry/2018/07/11/%E3%81%9D%E3%81%AE109%253A%E7%BE%8E%E5%B9%B8%E8%8D%98)


f:id:hiyapa:20210318204946j:image

 

端へ移動します。ちなみに今回はブログ素材を作ってくれた心優しい撮影者がおります。ありがとうございます。


f:id:hiyapa:20210318204930j:image

 

この角度で見ると、確かに3階までの窓の横部分にだけ、ガラスが入っています。


f:id:hiyapa:20210318205150j:image

 

横長なので204の住人はちょっと横移動が多めです。いえ、ポストをチェックしに行くと思うと、206、207の方も大変です。


f:id:hiyapa:20210318205028j:image

 

サイズが異なる画像はiPhoneで撮られたものですが、ぜんぜんちょーぜつスーパーきれーです。タピオカiPhoneです。カメラいらんじゃんってなります。魚眼ちっくに迫力満点のアオリ写真を撮っていただきました。


f:id:hiyapa:20210318204951j:image

 

それと端っこには政党ポスターが独立して立っていらっしゃいました。(cf.廃墟近くにポスターあり→その257:住居跡【常陸太田市】 - 廃墟ガールの廃ログ縺昴�300:菴丞ア�キ。縲仙屁繝�惠4騾」繝√Ε繝ウ2/4縲 - 廃墟ガールの廃ログその297:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【奥多摩むかしみち5/5】【廃ログ3周年なりました】 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210318205139j:image


f:id:hiyapa:20210318205238j:image

 

テナント部分を観察しにゆきます。


f:id:hiyapa:20210318205017j:image

 

笠間ブラックマンションにはミツハがいましたが、土浦はいるかちゃん? がいます。なんとお帽子をかぶっているのです。お洒落心があります。


f:id:hiyapa:20210318205133j:image

 

たった1歩の代償が過激です。


f:id:hiyapa:20210318204936j:image

 

アクセントに細長いすりガラスなどが埋め込まれる予定だったのでしょうか。


f:id:hiyapa:20210318205437j:image


f:id:hiyapa:20210318204957j:image

 

ここがメインエントランスなのでしょう。覗いただけなので全貌は分かりませんけれどお行儀よく並ぶポストや掲示板が設けられるのでしょう。

 

 

*おしらせ

 

愛しの地図子さん(id:chizuchizuko)が来る3月27日に吉祥寺にて行われるイベントで井戸偏愛本を販売されます!!

なんとその本の表紙を担当させていただきました『廃墟短編集』、完成!? - ヒダマルのアニメ日記。以来、同人誌(で表現は適切でしょうかわかりませんが)の奥付に名前が載るのは2回目です。お絵かきは小さい頃から好きですが好きなだけなのでわたしに務まるか不安もありましたが、「ヒヤパさんが一番地図子アイコンを描くのが(当の本人より)うまいです」と地図子さんから太鼓判を押していただき、描かせていただきました。正直井戸はとても描くのが大変でしたが、地図子さんのセンスにより超絶素敵な本に仕上がっています。わたしも来週お邪魔する予定ですが、ぜひぜひ皆様お買い求めくださいませ!

 

chizuchizuko.hatenablog.com