*基本データ
行った日:2022/09/23
廃墟になった日:2000/01/24
詳しく:比叡山の山頂にある回転展望台。現役当時は比叡山遊園地の敷地内にあった。現在はガーデンミュージアム内の施設となっている。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
見つけやすさ:★★☆☆☆
*あれこれ
ケーブルひえいからはじまる残暑京都滋賀シリーズです。かわゆいです。
その165:住居跡【真冬京都2/4】 - 廃墟ガールの廃ログで目指していたもののたどり着く前に乗るケーブルカーが冬季運転休止で行けなかったことに乗り場の目の前まで来て気づいてなくなく引き返したのがもう3年前。やっと、やっと、行くことができました。大雨でしたけれど。
日本一の勾配を持っているそうです。そりゃこんな角度にもなります。
かわいい文字情報たちがたくさん出迎えてくれました。山頂からはロープウェイに乗り継ぎます。このアクセスの悪さ、嫌いじゃないです。
比叡山山頂に到着しました! ちなみにロープウェイの乗客はわたしを入れて5人でした。霧、雨、風のフルコンボです。傘がひっくり返ります。まずはくねくね山道をがんばって進み、人工スキー場跡地を見学。スキー未経験者なのであまりぴんときていませんが、この眺めからするにこじんまりとしたコンパクトなスキー場だったのではないでしょうか。それでも京都でスキーができるのであればスキー好きな方々にとっては天国でしょうね。すきーすき。
スキー場跡地からガーデンミュージアムまでの登り道が激キツでぐったりしながら庭園へ入りました。完全な廃墟ということではなく、ガーデンミュージアム内にある元回転展望台なのです。にしても雨の中傘をさしてカメラを守りつつ歩く場所ではありません。比叡山回転展望閣を眺めるためにガーデンミュージアムの入場料をお支払いする人種というのも一定層いらっしゃるのだと思います。まじのまじで霧っていて、素敵な庭園の、花の、花と映るワタシの、花映るワタシと映るお友達の、きれいなお写真が撮れる場所なのでしょうけれど、お客さんは自分たちのほかおひとりとしかすれ違いませんでした。レストランでケーキを食べましたが店員さんのほうが人数多かったです。
わあかっくいい。迫力満点です。このお写真は撮ってもらいました。
ここで一旦カメラを引いて庭園の様子を。
霧の中の風でなぎ倒されている花々、霧の中のパラボラアンテナ、雰囲気あります。ちょっと終末感が出ていますが、晴れていたらたいそう素敵な施設かと思います。わたしはこの霧の中のほうがきっと、好みでしょうけれど。
比叡山遊園地時代の説明が残っていらっしゃいました。
レッツゴーです。ぐるぐると階段をのぼります。
一縷の望みを賭けて展望スペースを覗くも、やっぱり一面の霧です。仕方がないので同行者さんとこのベンチにゆったりと座り「霧愛好家」の風貌をした写真を撮って遊んだりしました。ふむ、今日は一段と良い霧じゃ。といった具合です。(何が)
もう1階分のぼれますので先へゆきましょう。
灯りのバンパー。
階段からフロアに出るときにはっとなります。このゆるやかなカーブを描く線は最重要線です。ここからフロア側、写真でいうと上側が回転していたのでしょう。(cf.現役展望閣→その474:Suma Park - 廃墟ガールの廃ログ)(cf.現役展望台→その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)
ぐるんぐるんしているのは階段だけではないようです。
最上階、見事な霧っぷりです。右側に見えるカーブより内側は中心の軸部分で回転しないゾーンだったと思われます。もしこの日に展望閣が回転していても霧、霧、霧です。
廃墟ガールは嫌煙家ですが、にしたってこの吸い方は手が攣るのではないかってくらいは分かります。
びしゃ濡れなのでそろそろ帰りましょうか。雨と風がとんでもないです。帰りにロープウェイの駅をまじまじと見て気づきました、どこでもドアがくっついていませんか??
縦書きはウェイ系でした。
嗚呼、ラブです。さ、さ、記憶の新しいうちに進めます。ので続きます。