廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その2:住居跡【千葉県松戸市】

*基本データ
場所:千葉県松戸市(市川大野駅から歩ける)
行った日:2013/10/05
廃墟になった日:不明
詳しく:このへん


*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:★★★★☆


*あれこれ
市川と松戸の市境を散歩していると、高台の住宅に紛れて突如現れる建物です。


外観を撮った写真がないので載せられず想像に欠けるかと思いますが、どう見ても高台の住居を造ろうとしていて、1階部分(車庫と玄関へ続く階段)まで建ててそのままになった廃墟です。
1階の車庫(ガレージはありません、車体をつっこめる窪みがあるのみ)には乗用車がしれっと停められています。どういう管理になっているのかは分かりません。


また、住居スペースへ続く階段はわたしが行ったときには封鎖されておらず、昇ることができました。
車庫の上にあたる場所です。



消火器、スコップ、誰が置いたか分かりませんが、まるで静物画のモデルもしくはジャケ写のようです。
『消火器のある廃墟の静物画』なんてタイトルですね。こんな油絵欲しいです。



奥まで歩くとこうなっています。基礎の鉄骨が見えます。



ファンタのある静物画です。



1階部分――車庫の奥にあたります――はますます陰気臭くて素晴らしい出来映えです。
この椅子に座って写真を撮ってもらえば、おそらくサブカル系アーティストのデビューシングルのジャケットになりますね。


*おまけ
高齢化のすすむ住宅地は廃墟も多いかと思います。が、小規模でもひとの暮らしていた跡がよく見られ、家と人の繋がりに思いを馳せる絶好のひとときになるでしょう。



もちろん押しても鳴りませんし、誰もお出になりません。