*基本データ
※追記‥‥コメントをいただきまして、こちらの建物の名称や用途、使用時期等ご指摘いただきましたため内容を一部改定しました。コメントくださった方ありがとうございます!
場所:東京都千代田区(麻布十番駅が近い)
行った日:2017/09/30
廃墟になった日:2015年
詳しく:建物自体の名称は「旧逓信省簡易保険局」というよう。
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
*あれこれ
素敵な洋館です。麻布十番の駅2番出口から坂をのぼり、オーストラリア大使館を過ぎ、現れます。
上から見るとこのような建物みたいです。今回の記事はこの俯瞰図に則って、撮った写真を置いておこうと思います。
麻布十番駅から旧社会保険庁に向かいますと、横断歩道の向こうにまずは囲んだ部分が現れます。
ブラインド? の乱れ具合が、手を入れていないリアルさを出しています。
あと、屋上へ続くハシゴがなかなか趣あります。
そして本館(と言っていいのか分かりませんが)と先程の小さな建物を繋ぐ部分が見てとれます。
この柵を除いてみますと、
なにやら本館(仮)からなにかを運んで地面へおろす、もしくは車が直結できるような機構があります(写真右手)。
錆びついたゲートの向こうにもまだまだ世界が広がっていて、探究心を刺激されますね。
お次は正面口の少し手前、駐車場がある部分が出てきます。
人は入れますがさすがに駐車はできないようです。ちなみに駐車禁止の立て看板の左にはポストがありまして、こちらも立派に機能していました。
ATMコーナー跡地です。初めてお目にかかりました。
何も貼っていない掲示板、廃墟ではお馴染みの光景ですね。
そして来ました、メインの玄関口になります。地図からも分かるように、ゲートまでなだらかなアーチ状の坂があります。
どっしりと構えているお姿です。銀行にも見えますね。あまり廃れた様子はありません。
なぜだか探索すると曇りが多いので明るさがしっちゃかめっちゃかで見えにくいかとは思いますが、階段を上がって柱の向こうにはクラシカルな自動ドアがいらっしゃいました。
舞踏会に行きたくなるような造りです。
ただ伸び放題の草木や滑りの鈍そうな鉄格子を見ると、やはり廃れた、人のいる空気から置いていかれた跡がよくわかるのでした。
社会保険庁への途中にも、いまにも終焉を待っている場所もありまして、ハイソと野暮の入り混じる地でございました。
*おまけ
旧社会保険庁へは、麻布十番駅の2番出口から出たのですが、そのとき通ったくの字型の地下通路がこちらになります。
カーブミラーで全貌を補完していただくと分かります。
完全余談ですが、こういうコースがあると、よくDDDの野球回を思い出すのです。
ミラーがあるならまだしも、ようまあこんなコースでシンカー打ち返せますね‥‥。
※わたしの高校生のときの愛読書(ラノベ部門)は西尾維新・奈須きのこ・成田良悟です。