*基本データ
場所:東京都台東区(上野駅中央改札口から歩ける)
行った日:2018/03/24
廃墟になった日:不明
詳しく:
旧下谷小学校近く。その15:旧下谷小学校【東京都台東区】 - 廃墟ガールの廃ログ
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:★☆☆☆☆
*あれこれ
住居跡多すぎ問題が勃発しておりますが、それはさておきまして。(カテゴリ「住居跡」から飛べます。)
上野から上述しました旧下谷小学校へむかい、浅草へも通ずる大通りにある角地には、改装され幅広になった優しい設計の道には似つかない一軒があるのです。
上野-浅草を結ぶ通りですので、墓石や仏壇屋、食料品卸などの歴史ある建物はたしかに多いものの、こんなわかりやすい廃墟ないと思うのです。
また信号が最寄りというのが良いですよね。標識や電線、信号の最大限に無駄を削ぎ落としたフォルム、大好物でございます。
(2枚目ははやる気持ちを抑えきれずひさびさに会った小学校の同級生を置いてけぼりにして廃墟に近づいていった結果となります)
こちらも商売をするには一等地ですし、シャッターのむこうはなにか商品が並んでいたのでしょうか。
小さな横型の窓から換気扇が覗きます。なぜだか窓が開いていますが、換気扇もありますし、空気の入れ替えということにしておきましょう。
住まいの入口、つまり裏側へまわれるようになっておりまして、角度を変えてびっくり、まったく違う顔が現れます。立地の関係でここだけしか見えない廃墟だったのなら、もっと違った感想を抱いていたに違いありません。
トタンのような外装、あとづけの倉庫、伸びる管、貼り巡るコード、ぼやけた室外機――これらのすべてが輝いて光を放っていた時期もあったのでしょう。眺めて想像したひとのぶんだけ、新築が建ち並びます。
*おまけ
上野-浅草間といえば、です。これはめちゃくちゃ楽しかったです。現在主流のサンプルはビニル樹脂でできているらしいですが、これは蝋でございます。昔の手法だそうです。
昔仕事に疲れて転職を考えていたとき、お笑い芸人さんのマネージャーか食品サンプル職人になろうと二択していた時代がありました。体験でもできて良かったです。