※2018/06/30対岸からの写真を追加しました。よく晴れています。
*基本データ
行った日:2018/05/03
廃墟になった日:不明
詳しく:
ピンあたり一帯。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★★☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
*あれこれ
都営三田線の本蓮沼駅(もとはすぬま)の近く、国道、片側二車線道路の片側に、しれっと彼らは佇みます。囲ったところがどうやら廃墟地域のようなのです。
地図でいうところの上端に到着しました。ダンボーを持っておりませんため自転車を置いてみます。(このあと安全なところに移動します。)こちらは、交通量の多い道路に沿っておりますので、撮影難易度でいうと高い部類に入ります。(cf.同類→その67:店舗跡(モリヤ人形店隣)【川越浪漫散策2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)
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奥の造りは蔦と謎に包まれています。
最大限全貌をとらえた写真がこちらです。基本的には緑、ただどんどん奥まで一軒ずつ見ていくと、別の特徴が見えてくる地域でした。
1軒目はこちらです。
建物をふちどる生きる緑と、枯れてしまった入口のないのっぺりした顔と、廃墟を背景とみなすやんちゃな落書きの三つ巴戦、カラーコーンで一線引かれていて絵画のようにも感じます。
そしてお隣へ。
内にためるタイプの1軒目とは異なり、かなりオープンな造りです。斜め上の角度からは階段も見えたと記憶しています。じゃばらのドア、寸足らずですがその意図はわかりません。
ずっと隣接をしている、廃墟から廃墟へ移ります。つぎは赤がテーマカラーです。
緑は減って、状況が分かってきます。落書きは依然続きますが、開きかけの入口、雑多な店内、つい最近まで営業していたかのような躍動感です。屋号は消えている、美容院でございます。(cf.その92:住居跡&店舗跡【水戸市】 - 廃墟ガールの廃ログ)
中は、じっと見ていると、すこし、背筋が寒くなります。帰ってきてお風呂に入っているときに背後を気にしてシャンプーどころでなくなってしまう前に、お隣へ移りましょう。
奥へ進めば進むほど、文字情報が多くなってゆきます。「たばこ」です。
薬局というか、化粧品などをメインに売っていたお店なのかなと思います。左に特集の組めるショーウィンドウ、右にタバコ屋、落書きと蓄積された汚れで曇ったガラスの中はもう少しカオスのようです。
陳列棚や商品の容器の数々が、見えてきます。(マジックアイではありません、普通に凝視するとわかります。)
美容院にも斜めに倒れたままの「資生堂」の文字があったため、提携というか導入というか、していたのでしょう。
営業中だったとしてもこんな雑な積み上げ方はいけません。
で、4軒目まで不審者となりさがり観察してみました結果、先程書いた緑以外の特徴とのことで、美容院と薬局はこんな半端な片付け具合で時を止めるのは営業サイドからしておかしいですし、イレギュラーな理由があってやむを得ず運営停止の運びとなったのかなと予想しました。加えて隣接する店舗すべてが廃墟になっているため、仲間になる順番などはもしかしたらあったのかもしれませんけれど、一線をずらっと区切るカラーコーンを見るに、ひょっとして火事かな、そんな可能性もあるのかなと、ますます別のアングルからや、2軒目の中身や、見てみたい衝動に駆られ、しかし葉蔵坊ちゃんのように世間に道化せねばとの強い無意識には勝てず、そのあとの展開といえばみなさまの想像するところの通りでございます。廃村、とまではいきませんが、都内にこんなつづく店舗跡、まだまだ世界は広いなと思わざるを得ないお散歩となりました。
*おまけ
これで廃墟の紹介を100、しました。
100だけの限定でハイキョちゃん的キャラクタが会話調に紹介する記事にしてもいいな、なんて軽率に考えもしましたが、ここだって100のうちの1にすぎないため、ふつうにふつうをすることにしました。ありがとうございます。キャラクタを考えるのが面倒になったわけではありません。
つぎは「その101:」ではなくて、自分で自分をお祝いする祭りになる予定です。きも。
余談ですが前回記事にした鳥取旅行をしている間、アクセス数がおかしくて気が気でないひとときを過ごしました。そんな万人受けするブログではないし、数字を伸ばすなにかも一切していませんし、他SNSの連携もありませんし、なんだったのでしょう。ここまでくると、嬉しい思いよりもハテナがいっぱいでしたけれど、インターネットの世界ではルーチンにとどまらない出来事もあるんだなと勉強になりました。
そんなこんなで、その100、でした。おめでとうございます。