*基本データ
行った日:2018/08/25
廃墟になった日:不明
詳しく:土讃線(どさん)坪尻駅(つぼじり)の近くにある元店舗の跡地だが、阿波別街道という名を持つ国道32号を通らないとたどり着けない。なおこの国道32号線はいくつかの廃墟とともに山をアップダウンするが、現在トンネル工事や新ルート建設などもあり、監視の目は多い。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:★☆☆☆☆
*あれこれ
なんだかシュルレアリスムの絵画のようなタイトルですが嘘ではありません。
- 作者: アンドレブルトン,Andre Breton,巖谷國士
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1992/06/16
- メディア: 文庫
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(大学生のとき読みましたがこれっぽっちも理解できませんで、理解できないのがまたイイヨネーってぶってるわたしかっこいいと使うアイテムなのだと思うことにしました‥‥)
台風の初日(その127:なにかの枠組み【スカイレストニュー室戸を目指して】 - 廃墟ガールの廃ログ)、ピーカンの2日目(その128:ホテルニュー鳴門【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログ)を過ぎ、ついに最終日の爆走四国探検編です。上にも書きました通りこちら香川と徳島を結ぶくねくね道は廃墟頻出スポットなのです。工事現場で暑い中勤労なさる方々の目もあり、すべてに寄り道することは辞めました。
時計塔が連想されるかわいらしいデザインの建物も32号廃墟のひとつです。
ですが、ふと気を抜くとこの有様で、雑多で手入れが止まった背景が出てきます。
看板も緑まみれです。そして、その129の物件名の謎が解き明かされます。
「CarPoint・Selection お客様へ 当店は低価格を一番に考え営業し 経費カットの為無人展示場にしています」と読めます。つまりここは廃墟でなくとも人っ子ひとりいない無人店なのです。こんな山奥で。店内に入るやいなや貴重品等を外し服を脱ぎ、さまざまなスパイスやオイルにまみれる洗礼が待っている気もしてきます。
しかし、見あげますと、晴天の中にすごいアングルで横文字でない情報を仕入れることができます。数字まで漢字の、縦書き情報です。こちらは「白雪姫と七人の小人」と書いてあります。
こちらの扉は「CarPoint・Selection」仕様です。すこし調べてみましたら、ここの物件はかずかずのオーナーが入って開いては閉め開いては閉め、歴代の情報が残されて、いや遺されている店舗跡なのだそうです。車のパーツショップとかわいらしい名前の飲食店、どちらが先にやっていたのかは分かりませんし、もっとくまなく見たら別の店名もあったのかもしれないです。
ある程度バックヤードは共通だったのかなと思います。頑張ればあと数歩奥まで行けそうでしたけれど、カーブした道沿いでの歩行者長期滞在は危なく、ここまでとなりました。
*廃墟残
残りストック:2(!)
*徳島県観光情報
そう、いっちょまえに観光もしているのです。徳島県、時間が足りませんでした。そもそも2泊3日で四国の各土地全部踏むという無謀な企画でしたので、どの県も時間が足りていません。
鳴門の渦潮、スカイウォークできるなんて行くまで知りませんでした(事前情報を調べる力は廃墟にのみ有効のため)。しかも屋根はあるものの屋外です。髪の毛が大フィーバーのすっごいブサイクな写真が撮れること間違いなしです。バブル崩壊前はここを新幹線が通る計画だったらしいです。巨災対が作りそうな機構だなと感じました。
こちらは渦の麓にある大塚美術館です。なんとオール複製品、そして収蔵作品数1000点超えの見どころ爆発美術館です。さらにすごいところは、さながら現地の美術館のように、商業目的でなければ写真撮影自由ということなのです。間違えました。おそらくここは1日まるまる使って楽しむべきでした。
嗚呼、アルチンボルド様‥‥といった具合に、写真も撮れますしさまざまな時代やジャンルの作品が一堂に会しています。また行きたいです。モネの睡蓮をイメージした池や特設企画も凝ったものが多く、隅から隅まで舐めまわし見たかったです。