⚠︎もしかしたら廃ログ史上最高に画像大量です。もしこの記事をいまから読もうとしてくださっている方、データ通信にはお気をつけくださいませ。
*基本データ
場所:東京都小金井市桜町3丁目7-1(JR武蔵小金井駅からバス、「小金井公園西口」下車徒歩5分)
行った日:2019/08/18
廃墟になった日:廃墟じゃないともいえるし、それぞれ廃墟になった日があるともいえる
詳しく:江戸東京博物館の分館として1993年に開設。現地保存不可能な歴史的建造物を展示している。
*評価
怖さ:☆☆☆☆☆
廃れさ:☆☆☆☆☆
見つけやすさ:入園料一般400円
*あれこれ
廃墟ではありませんが、さまざまな素敵たてものたちが構えていらっしゃり、それらはかつては現役だったわけなので、廃墟、といえなくもないかも、そんなこんなで前々から気になっていた「江戸東京たてもの園」です。
(cf.商業施設シリーズ→その27:養老天命反転地【フォトジェニック】 - 廃墟ガールの廃ログ、その37:ホテルハイタワー跡地 - 廃墟ガールの廃ログ、その152:ORIENT EXPRESS【LE TRAIN】 - 廃墟ガールの廃ログ、その186:【画像大量】アドベンチャーランド跡地【ジャパンスネークセンター】 - 廃墟ガールの廃ログなど)
そもそもたてもの園は小金井公園の敷地内にあります。
SLもあります。そしてたてもの園をわーきゃーするメンバは以下です。できるだけ顔面のそのまま晒される写真は隠す工程が必須になるため避けているのですが、今回のメモではばかすか出てきます。雲☁︎︎を浮かしときました。︎︎
おともらち(おばちゃん役)
廃墟ガール(おっちゃん役)
そもそもこの日はうさんくさい男物の柄シャツだったので、海外在住でたまに日本に帰ってきては甥っ子姪っ子に変なお土産を山ほど買ってきたり嘘の知識を植え付けたりして兄弟に迷惑がられる適当で飲んべえのおっちゃんのコスプレをしていました。(どういうこと)
ということで、謎の設定を持ちこみいざ出陣です。この2人がこのあとどうなるか見ものでございます。写真がめちゃめちゃ多いですお気をつけください。この楽しみ方は正統とはまったく思いませんけれど、いやあ楽しかったです。
保存に値する歴史ある建築物がわんさか置いてあります。1度解体してここへ持ってきてまた同じように建てるというのは、なかなか手間のかかる作業のように思います。
もっと建築物に明るければ、その建物の構造や素材に感嘆できるのでしょうけど、数学はⅠAまで、暗記が嫌すぎて国語と英語だけで受験できる大学を選んだドのつく文系廃墟ガールです。
交番です。宿直の警官はこの2畳で寝起きしていたのでしょう。
「きみらも大変だねー、きょうシフト何時までなのー? もうさぼっちゃえばー?」
昼から平和な街の警官にだる絡みするおっさん
‥‥とこのように、変なコントをしまくって大爆笑するばかりでございました。IKEAで設定を考えて勝手に暮らしてみるコントと同じです。身内にしか受けないアレです。
こちらは精華、つまり当時の化粧品が売られていた店舗跡です。
いまならレジスタがやる仕事、帳簿とそろばん、左手には硯と墨。
「これね、おっちゃんの自転車だから。やーきょうもあっちいねー」
おっさんはすぐ嘘をつきます。
終電にかけこむ女子大生
本来は由緒ある建造物の数々を楽しみ、写真を撮るにしたってもう少し今で言うところの「映え」を気にした作品が撮れる場所かと思います。
鍋マトリョーシカ。お隣さんのレトロ看板がかわゆいです。
井戸端。水出ました。
「あら○○ちゃんお帰り~! いやきょうも暑いわね~!」
打ち水中のご近所のおばさん
しかし撮れた写真を見返してみると、猛暑の下汗でどろどろになった顔面で爆笑しているか、コント画像しか残っておらず、ともかく建物たちは素敵なデザインのものばかりですので、今回は画廊ということで写真を貼りまくるメモとなっております。
「あちーもう閉店で良くね? あつくね? はいおっちゃん決めたよ、もうきょうは15時までですー」
勝手にお店を切り上げようとする店番のおっさん
(あと何分ここにいればいいかな‥‥早く飲みに行きたい)と考えるおっさん
「今日はね、ひじきがおすすめよ! これ今朝入ったばっかりなのよ!」
「はいよ~またいらっしゃい~!」
「あら、もう学校終わり?! 早いわね?!」
「今日早帰りって言ってたじゃん‥‥(若干反抗期気味の息子)」
棚卸し中のおばさん
ですので、文書はともかく、写真を見るだけでも問題ございません。もっと詳しい情報はほかのサイトにたくさん出てございます。
イスは設けられていないので空気イス中
ちなみにこちらは本屋の三省堂とは関係ないらしく、文房具店です。驚くなかれ、あの宮崎駿さんが『 千と千尋の神隠し 』の制作過程において、このたてもの園を訪れているそうです。どこのモデルかお分かりになりますでしょうか。当時の建物は税金対策で道ではなく奥まったほうに面積が広かったり地下に物置を作ったりしていたそうです。
話を聞いていると突然、ガイドのおじいちゃまに「そういやあんたトトロに似てるねえ」と言われる廃墟ガール。はじめて言われた。
旅館です。
お直しのお店。
「今日は何があんの? いーじゃん見してよ」
気の短いおっさん
「あらいらっしゃい!」
気のいいおばさん
レジスタかわいかったです。その67:店舗跡(モリヤ人形店隣)【川越浪漫散策2/3】 - 廃墟ガールの廃ログを思い出します。
「あっおはよー! いつも早いね!」
「お前がいつもギリギリなんだろ‥‥スマホいじってんじゃねえよほら行くぞ(幼なじみで一緒に登校してる男の子)」
こちらもきっと着想を得たであろう湯屋でございます。
なぜか爆笑している廃墟ガール
「良いお湯だったわ~」
一生の記念で迷わず男湯へ
とりあえず頭洗っときました。
帽子の上からタオルを載せるスタイル
湯屋がわたしたちの(体力的にも)ピークとなり、閉園時間も迫っていたため、このあとはすこし「バエ」っぽい写真を目指したり目指せなかったりしながら、邸宅や大きな農家や洋館をはしごします。
「住み慣れた~我が家に~♪」
雲外すとうざいくらいのドヤ顔をしているおっさん
ここが私のアナザースカイ、江戸東京たてもの園です!
お米を炊くおばさん
さんまの塩焼きを焼くおっさん
iPhoneXのポートレート
そして、写真屋さんの2階スタジオへまいりまして、いよいよクライマックスです。
最終的に2人は結婚しまして、スタジオにて記念撮影です。ぜんぜん意味がわかりません。楽しかったです。また行きたいです。建物を静かに眺めるだけでも十分楽しい公園です。
長々と失礼いたしました。ここまで見てくださった方いらっしゃいましたら、ほんとうにありがとうございました。
*廃墟残
残りストック:11