廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その310:【画像大量】信越本線新線横川~軽井沢間【廃線ウォーク】

 

 

【始発群馬2/3】です。1/3→その309:旧丸山変電所【始発群馬1/3】 - 廃墟ガールの廃ログ

 

*基本データ

場所:群馬県安中市松井田町

行った日:2020/09/19

廃墟になった日:1997/09/30

詳しく:1893年7月15日に開通した信越本線新線の「横川~軽井沢区間」。碓氷峠を越えることから碓氷線、横軽とも呼ばれていたそう。北陸新幹線の開通により廃止に。

【廃線ウォーク】1997年に廃線となった群馬県 横川駅〜長野県 軽井沢駅間を歩く| 峠の文教都市安中 一般社団法人安中市観光機構

 


*評価

怖さ:★★★☆☆(人によってはもう少し怖いかも)

廃れさ:★★★★☆

見つけやすさ:☆☆☆☆☆(普段は立ち入り禁止)

 

*あれこれ

廃ログ史上最高に写真が多いです。その278:エビス水産【カオスカミス8/9】 - 廃墟ガールの廃ログ同様、お好きな声優さんのウィスパーボイスで脳内再生ください。BGMは声が際立つように無音でお願いします(何のことやら)。

 

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ここを合法に越えていいのは、廃線ウォークのツアーに申し込んだ人たちだけです。「ではこの廃線に不法侵入することを、合法に認めてもらえますね?」なのです。cf.廃墟探偵【その175】 - 廃墟ガールの廃ログ


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今回は栗を越え、新線下りの第3トンネルまで行ったのち、旧熊野平駅で折り返して、アプトの道を戻るコースです。(栗はコースに含まれません。)


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左手の標示は去年なんと猛烈な鉄道愛好家の方に盗まれてしまい、廃線ウォークの参加者に当時の雰囲気を少しでも味わってほしい運営側のご意向により、新しく同じものを建て直したとのことでした。偏愛って怖いです。気をつけます。


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第1トンネルは75メートル、向こうが見えるほど。


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このフォント、たまらなく『少女終末旅行』臭さがあり、たくさん写真を撮ってしまいました。


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振り返ればこの景色。


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レール萌え


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ずんずん進みます。このピンクはお友達の紫芋ちゃんです。


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廃の欠片


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うーん、たった75mのトンネルを抜けただけでもうおなかいっぱいになりそうです。


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こういう湿ったところではヒルに注意だそうです。実際噛まれている参加者の方も何名か見ました。我らはヒル下がりのジョニーをぶっかけて挑んだので無傷でした。


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サイレントヒルだったらこういうとこに新しい武器あるよね」「銃弾とかね」


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第2トンネルが近づいてきました。


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廃の欠片に引っかかり団体行動を乱すやつ。早く進めよ。


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おいしすぎるのですが?


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第2は1215メートルなので、中に入ると真っ暗です。これくらい真っ暗です。


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異世界始まる。


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ほら少女終末旅行風フォント。ツアー参加者のみんなの丸い明かりが重なります。


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電話です!!!! 受話器とってよいということで問い合わせの写真もばっちり撮影。


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ぼやぼやだけど少女終末旅行でも後半になるにつれこんな部品たちがたくさん落ちていたなとひとりで大興奮です。


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30分くらい真っ暗闇をひとりひとつの小さな円の光と響く靴音、ガイドのお兄さんの声だけで進みました。光です。


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廃の欠片


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向こうに見えるは眼鏡橋です。


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足を閉じろよ


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ちょくちょく建つこれは当時の運転手さんがいまの山の状況、トンネルの向こうの状況を知る目安だったそうです。もう機構が壊れきって重りは落ちていますが、左側の重りが止まっている位置の右側の色を見て、正常かどうかを判断したのだとか。間隔あけて建つ意味をなくしたランドマーク、これも少女終末旅行のようで最高でしかありませんでした。


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第3トンネルは946.5メートル。


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横川上等


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これは突然微塵も知らない収容施設のような無人島のようなところに閉じ込められてしまった老若男女がなぜかひとりひとつ特別な能力を持っていて、その能力を駆使して状況把握からの脱出目指してなぜか出てくる敵や罠と戦うサバイバルサスペンスの最終巻1個前くらいの巻末のカットですね? わたしは本気出したら強いのに謙遜してほぼ戦わずみんなを陰でまとめる食えないおっさんが推しです(何のことやら)。


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ガイドのお兄さんがたくさん写真を撮ってくださいます。


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レールいくらでも撮る


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信号があります。壊れていたそうなのですけど、なんと鉄道会社にお勤めの方がボランティアで直してくださったそうです。個人的にけたたましいエンジン音とともにぼうっと灯り出す赤にはどんなクリスマス前のイルミネーション点灯式よりも興奮しました。


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また電話


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お気に入りの1枚です。少女終末旅行フォントが右に。


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青もあります。


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トンネル入口の電話と廃線に負けないくらい萌えです。手まめという言葉がもうかわいい。


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アドレナリン大放出にまかせてカメラを夜景モードにしたまま撮ってしまったため色味がおかしい外。このご夫婦はお昼中に話しかけてくださったり、駅についてわたしたちの写真を撮ってくださったりしてお優しかったです。ありがとうございます。廃線ウォークに何度も参加されている奥様の話だと、鉄子の方よりも、普段と違ったことがしたい女子、山ガールなどの参加が多いそうです。わたしですね。


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峠の釜めし廃線ウォーク限定ラッピングだそうです。線路に座っていただきます。


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旧熊野平駅。


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折り返しまして、帰りはアプトの道をのびのび歩きます。アプトというのは機関車のレールの形のひとつ? だそうですが情報ブログではないので割愛。かわいい響き、ということだけは分かります。


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これもお気に入りです。レンガ×円、友ヶ島を思い出します。その12:【ラピュタ島】友ヶ島【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログ


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途中で眼鏡橋タイムもありました。大迫力です。


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壁の上部はかつての煤が沈着して黒くなっているところが多々ありました。


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この男の子はこの日の参加者最年少くらいでしたが鉄道の知識が豊富で、常に最前にいてガイドのお兄さんに負けないくらいみんなにいろいろ教えてくれました。ガイドのお兄さん「ここはかつてかまどがあって……」少年「竈門炭治郎?!」お兄さん「群馬には富岡製糸場があったので……」少年「冨岡義勇?!」と鬼滅の刃についても知識が豊富でした。


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始まる前にすっころんだ痛みはどこかへいってしまいました。息をのむ景色の連続、異世界体験をありがとうございました。早くまた行きたい。