*基本データ
行った日:2021
廃墟になった日:北沢浮遊選鉱所と同じなら1950年頃か
詳しく:1892年完成の港。鉱石の運搬や資材搬入に使われていた。私有地だが時間帯によって一般解放されている。
*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
からんと晴れる激暑佐渡が続いております。その370:【画像大量】北沢浮遊選鉱所【1年越し佐渡1/4】 - 廃墟ガールの廃ログからそう遠くない場所にやってまいりました。今度は港、海沿いです。
港へ出る前に横に逸れ、こちらを観察します。コンクリむき出しの建物です。扉や窓は消えていました。にしても暑いです。背の高い建物がない=日陰がないので、じりじり日差しを存分に肌に刺さらせています。
コンクリむき出し、と書きましたがそうではなくて、緑のモールがぐるぐるに飾られています。クリスマスのツリーの要領でしょうか。アクセントにオレンジや黄色も覗いています。(cf.飾りつけ→その272:住居跡【カオスカミス2/9】 - 廃墟ガールの廃ログ)
入口っぽいくり抜かれた四角から中に入ってみました。天井はなく、青が見えます。(cf.壁→その51:フランス山 - 廃墟ガールの廃ログ)
見事です。風がなくて余計暑いのでそろそろ出ましょう。
ウォーミングアップOKです、本命へGOします。
トラス橋、だそうです。はちゃめちゃにかっこいいです。ほれぼれする巨体機構です。 池島のジブローダーやトリンマーを思い出します。(cf.その8:【再訪】池島【画像大量3/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)
このどうやって使うか分からない遺構、たまりません。錆と汚れの直線たち、使い込まれた証です。そこを晴れた空が影を落としてデコレーションしています。ばらばらと散る緑のトッピングもあります。脇には伸び続けるレールが見えます。完璧な構図でなくてなんなのでしょう。
倉庫がありました。ボートをここから出すようです。緩やかに斜めに下り、水辺に入ります。
倉庫の横にはお手洗い(203)がありました。ここは1階です。その369:【暗渠ハンター】鮨&ヘアーサロン【初台川】 - 廃墟ガールの廃ログに続き、階数には悩まされっぱなしです。
撮ってもらいましたもとい撮られていました。青いです。真っ青です。違う国のようです。きっと仁淀川のブルーもこんな感じなのでしょう。(cf.仁淀グレー→その127:なにかの枠組み【スカイレストニュー室戸を目指して】 - 廃墟ガールの廃ログ)
クレーン台座の中も覗きました。なんにせよよく晴れていますし、海にもその晴れが反射していますので、コンクリや緑から顔を見せる青がかなり強いです。その370の北沢浮遊選鉱所はもちろん最高で、ここがピークで、これ以上はないだろうと思っていましたが、ここを見たらそうでもないな、むしろこっちのほうが好きかもしれない、と思うようになりました。
*おまけ
おねんねする日本酒と、
佐渡島にどうしても行きたくてフェリーの窓ガラスにへばりつく虫(という設定で泣くほど笑っていました。しかし目を離した隙にいなくなっていました。志半ばでお別れです。)でこの記事はおしまいです。続きます。