廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その371:大間港周辺【1年越し佐渡2/4】

 

 

*基本データ

 

場所:新潟県佐渡市相川柴町16

行った日:2021

廃墟になった日:北沢浮遊選鉱所と同じなら1950年頃か

詳しく:1892年完成の港。鉱石の運搬や資材搬入に使われていた。私有地だが時間帯によって一般解放されている。

 

 

*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★★☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 


*あれこれ

 

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からんと晴れる激暑佐渡が続いております。その370:【画像大量】北沢浮遊選鉱所【1年越し佐渡1/4】 - 廃墟ガールの廃ログからそう遠くない場所にやってまいりました。今度は港、海沿いです。


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港へ出る前に横に逸れ、こちらを観察します。コンクリむき出しの建物です。扉や窓は消えていました。にしても暑いです。背の高い建物がない=日陰がないので、じりじり日差しを存分に肌に刺さらせています。


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コンクリむき出し、と書きましたがそうではなくて、緑のモールがぐるぐるに飾られています。クリスマスのツリーの要領でしょうか。アクセントにオレンジ黄色も覗いています。(cf.飾りつけ→その272:住居跡【カオスカミス2/9】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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入口っぽいくり抜かれた四角から中に入ってみました。天井はなく、青が見えます。(cf.壁→その51:フランス山 - 廃墟ガールの廃ログ)


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見事です。風がなくて余計暑いのでそろそろ出ましょう。


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ウォーミングアップOKです、本命へGOします。


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トラス橋、だそうです。はちゃめちゃにかっこいいです。ほれぼれする巨体機構です。 池島のジブローダーやトリンマーを思い出します。(cf.その8:【再訪】池島【画像大量3/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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このどうやって使うか分からない遺構、たまりません。錆と汚れの直線たち、使い込まれた証です。そこを晴れた空が影を落としてデコレーションしています。ばらばらと散る緑のトッピングもあります。脇には伸び続けるレールが見えます。完璧な構図でなくてなんなのでしょう。


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倉庫がありました。ボートをここから出すようです。緩やかに斜めに下り、水辺に入ります。


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倉庫の横にはお手洗い(203)がありました。ここは1階です。その369:【暗渠ハンター】鮨&ヘアーサロン【初台川】 - 廃墟ガールの廃ログに続き、階数には悩まされっぱなしです。


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撮ってもらいましたもとい撮られていました。青いです。真っ青です。違う国のようです。きっと仁淀川のブルーもこんな感じなのでしょう。(cf.仁淀グレー→その127:なにかの枠組み【スカイレストニュー室戸を目指して】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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クレーン台座の中も覗きました。なんにせよよく晴れていますし、海にもその晴れが反射していますので、コンクリや緑から顔を見せる青がかなり強いです。その370の北沢浮遊選鉱所はもちろん最高で、ここがピークで、これ以上はないだろうと思っていましたが、ここを見たらそうでもないな、むしろこっちのほうが好きかもしれない、と思うようになりました。

 

 

*おまけ

 

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おねんねする日本酒と、


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佐渡島にどうしても行きたくてフェリーの窓ガラスにへばりつく虫(という設定で泣くほど笑っていました。しかし目を離した隙にいなくなっていました。志半ばでお別れです。)でこの記事はおしまいです。続きます。