*基本データ
廃墟になった日:1993年あたりか
詳しく:
1970年代から存在する飲食店跡。このへん。
*評価
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★☆☆☆☆
*あれこれ
手書き風、丸みを帯びたポップな赤、純喫茶にふさわしい明朝と、フォントの見本市看板があります。山の斜面に建つ施設で、こちらから見ると地下に広がっているような造りになっているところです。
これが看板の向こうの景色です。駐車場だったとのことでもとから拓けています。
下に降りるためのスペースが造られており、その屋根でしょうか。いまでは斜めになるのみです。
やはり風が強かったです。
ここから店舗の入口まで実際に行くような格好だったのでしょう。階段でしょうかエレベータでしょうか。なんにせよ危険です。
ぽっかりと足元があいているのにこの絶妙な瞬間で自身を制御している鉄の柱さんたちには感服します。
鉄柵の外のあれが気になりました。良い味を出しています。その315:山小屋会館【レツゴーキューシュー2/7】 - 廃墟ガールの廃ログのようなエレベータにしては小ぶりです。なにやら操作ができそうなボタンが詰まっていそうな小箱もついています。かわいらしいです。
下界は上よりさらに朽ちていてたいへん危うい状態なのだそうです。
これは幼少期に一度は触れるピコではないですか?! と思いましたがピコは確かタッチペン式ですよね。パソコンでした。
パソコンおもちゃのほか、その278:エビス水産【カオスカミス8/9】 - 廃墟ガールの廃ログやその318:浦ノ崎変電所【レツゴーキューシュー5/7】 - 廃墟ガールの廃ログのようになにかしらのおもちゃ、その394:化女沼レジャーランド【画像大量1/3】 - 廃墟ガールの廃ログで多発していた誰かがおあつらえ向きに置いた被写体ゲームカセットがありました。(cf.これも被写体案件だったのかしら→その274:廃民宿【カオスカミス4/9】 - 廃墟ガールの廃ログ)
帰り際下の店舗部分も覗いてみました。鉄骨の骨組みが確認できます。山の地形を利用したお店です。営業されているときはおいしい香りと音で賑わっていたのでしょう。
*そんなことより
そんなことより自由が丘駅です。
『ふと思い立って、プチ冒険』の地図子さん(id:chizuchizuko)の2年ぶりの個展におじゃましてまいりました! フライヤーと表紙のイラストを描かせていただいた井戸ポンプ本、井戸みくじ、ポストカードと井戸づくしです。(cf.2年前→その260:根田商店【ライブペイントあり】 - 廃墟ガールの廃ログ)
「世界の片隅で井戸ポンプを愛でる」個展トキメキ記 -1 半年間の準備- - ふと思い立って、プチ冒険にもありますように、今回の地図子さんの個展テーマは「井戸」です。その304:【プチ冒険×廃ログ】晴海橋梁【月島夏休み2/2】 - 廃墟ガールの廃ログで一緒に井戸の水質検査をしてから地図子さんの井戸熱は上がりもはや井戸子さんになったくらい(なっていません)なのです。余談ですがわたしはというとその242:【プチ冒険×廃ログ】きのした商店【板橋区散歩2/4】 - 廃墟ガールの廃ログで一緒に暗渠を歩いてから夜な夜な暗渠散歩をするようになったので、お互いにきっかけを与え合った形で面白いなと思います。
今回地図子さんはグッズ作りにも挑戦されています。井戸バッジです。お手持ちの間取りトートに合わせればあっという間に井戸つき物件の出来上がりです!
そして前回個展同様、ライブペイントをしました。途中、ゴジラのごとく地図子さんが巨大になってしまったのを直しつつ下書きしてゆきます。
ペン入れです。この井戸の描き慣れっぷりをご覧ください。3冊の井戸ポンプ本の表紙でたくさんの井戸をかいてきた成果として、井戸をさらりと描けるようになってしまいました。「井戸絵師ですね!」と大盛り上がりしました。
こちらの掲示板は井戸の思い出をご来場いただいたみなさまに記して貼ってしてもらう場所なのです。色塗りも終わり、付箋も増えてきました。
勝手にぶたちゃんも描き、廃墟ガール的推し井戸を貼っておきました。(cf.有馬温泉のこれ→その345:POP JOY【サンライズ出雲途中下車4/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)
2回の個展を通じて思うのは地図子さんのお人柄の良さです。様々なかたがかわるがわる来てくださいますが、地図子さんはひとりひとり丁寧に対応していらっしゃいましたした。(わたしは黙々と絵を描いているだけです)常に学ぶ姿勢を忘れず奢らずあの笑顔でコミュニケーションしてくださるなんて、みんな地図子さんの虜になってしまうに決まっています。素敵な空間作りに一役買うことができ感無量でした。地図子さん個展おつかれさまでした&お声かけありがとうございました♡