*基本データ
行った日:2023/01/08
廃墟になった日:2012頃から使われていない模様
詳しく:大きな製紙工場。工場自体は現役だが、敷地内で使われていない施設あり。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★★☆
*あれこれ
図らずもマジックアワーの訪問になりました。こんかいの撮りすぎ静岡シリーズは工場多めです。もうひとつ大きな廃工場を。速度制限にはお気をつけください。(cf.バックナンバー→その530:富士見町社宅【撮りすぎ静岡1/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その531:五十嵐医院【撮りすぎ静岡2/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その532:廃工場【撮りすぎ静岡3/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その533:牛舎跡【撮りすぎ静岡4/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その534:青い鳥【撮りすぎ静岡5/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その535:Vitamin e【撮りすぎ静岡6/10】 - 廃墟ガールの廃ログ)
ここはすこしただの廃工場とは違います。すぐお隣に現役稼働のエリアがあり、突き詰めれば廃墟ではありません。稼働していないエリア、というだけです。
ただ観察してひとつの記事としてメモするのに大いに価値のある場所でしたので、アドレナリンに任せてばかすか撮った写真を大放出しておきます。
あら、振り返るとむこうのほうにうっすらなのに存在感抜群の山がありますね。
さっきのタンクの塊は序章です。橋を渡り、メインに迫ります。
これは撮ってもらったものです。なんてかっこいいんだ。かっこいいすぎるのでサムネに採用しました。反射が最高です。
廃工場なり工場夜景なりを眺めるたびいつも思いますが、このパイプはなんだ、タンクはなんだとわからないからなお良いのでしょう。なにをどうする箇所かわかっていると、それはそれでより具体的に見えるのでしょうけど、わからないままでも十分楽しいのです。
四角いコンクリのところは事務所でしょうか。ごうんごうん動く鉄たちを管理、監視するところでしょうか。
湧き出る鉄の動きを無限に見ていられます。
なんて美しいのでしょう。あの黄緑には外階段がついています。怖そうです。
銀色で留められていますが、この管たちは道路を走り、さっきの川の上を通っていたのでしょうか。それともこういう仕様なのでしょうか。
こちらも撮ってもらったものですがお気に入りです。消失点のすぐ左に富士山。
次の目立つ被写体は背の高いこれです。タンクから1本伸びています。
よく見たらこれも外階段です。ハーネスみたいのはつけるのでしょうか。特に必要なく、ひょいっと昇るのでしょうか。タンクの上に見える階段は屋上の拓けたところに出る用かと思いますが、左右がスカイビューすぎて、高所恐怖症でなくとも怖い思いをしそうです。
これがかの有名な「パイプ富士」ですね。といいつつ撮っていたらそんなものはありませんと同行者さんには言われましたが、工場と富士山が好きなら絶好のフォトスポットのはずです。さっき渡ってきた橋は「富士見橋」でした。全国に多い地名ではありますが、こんなに「富士見」なのは初めてです。
さっきかっこいい写真として貼った川への骨組みみたいなのがあんな向こうになりました。ぼちぼち戻りましょう。
どこからどう切り取って眺めても無骨なかっこよさがにじみ出ます。
移動しました。フェンスの中もかっこよい廃がぎっしり詰まっています。
そこかしこにハシゴや階段で人間のアクセスできる経路がありますね。ここで鬼ごっこをしたらとんでもなく時間がかかりそうです。
何度でも感嘆。
カーブミラー×工場は反則技の切り札です。好きなものが好きなものに写っているわけですから、好きに決まっています。
丸バージョンも置いておきます。湾曲した異世界の工場が見えますね。
縦横無尽のパイプちゃんたちが走り回っています。
この三兄弟くんは別エリアにあったので稼働していそうでした。別エリアとはいえ、遠目からでもようく見える大きさです。アクセントの右側のわしゃわしゃパイプが良い味わいを出しています。
カーブミラーをもう1度おかわりしまして、
富士見橋からの景色もおかわりしまして、おしまいです。行きよりも日が落ちています。ただ道路から見える範囲を見ているだけのお散歩なのですが、いかに長居しているかがわかります。従っておなかいっぱいです。ごちそうさまでございました。