*基本データ
行った日:2023/01/09
廃墟になった日:2015年頃か
詳しく:ビーチ近くのスナック併設の民宿跡地。1980年前後に開業と見られる。御前崎市にも系列の旅館があり、そちらも閉業している。
*評価
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
大豊作の静岡編もこれにて終了でございます。最後も危うげ儚げな物件です。
(cf.バックナンバー→
その536:工場跡【撮りすぎ静岡7/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その531:五十嵐医院【撮りすぎ静岡2/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その532:廃工場【撮りすぎ静岡3/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その534:青い鳥【撮りすぎ静岡5/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その535:Vitamin e【撮りすぎ静岡6/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、
その536:工場跡【撮りすぎ静岡7/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その537:フジフォト【撮りすぎ静岡8/10】 - 廃墟ガールの廃ログ、その538:ファーストステイジ/松富士別館【撮りすぎ静岡9/10】 - 廃墟ガールの廃ログだから長いって)
まず入口はこちら。この眺めだけでも危うさは十二分です。お宿のフロントは荒れると事務机やらロッカーやらが平衡感覚を失いがちなのでしょうか。
頭上は間一髪です。近寄ったり、刺激を与えたりしてはなりません。
この外階段は非常用かと思われます。階段自体が緊急事態の様相をしていらっしゃいます。
非常用、と判断したのは斜めの緑正方形からです。こんなにコードが伸びているのにこの角度で留まることができるのですね? 非常口の標示のタフさを目の当たりにしています。(cf.明朝 非常口→【レトロキューシュー4/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)
併設するスナックはユーモラス。このお写真は店名をばっちりノスタルジックに捉えているとともに、左端に非常口くんも忘れてはいないのですが、撮ってもらったものです。友でユー、網羅でモラは分かるが「ス」はどこから来ているんだ? という議論がありましたことを添えておきます。
壁のひびや断層が気になります。
裏手、道路沿いの空間に来ました。
非常口くんに負けず劣らずバランスゲーム中のライト(で良いのか?)を発見しました。サドンデスのようです。
当時、すこし細い道を走ると見つけるこのお宿に、すこしでもスムーズにアクセスできるように、電飾がてかてかしていたのでしょうね。枠組みだけになっています。
それとここを観察していて1番衝撃だったのは、実は斜め非常口くんではなくて、怪物のような竹のようなこれはなんの植物ですか? です。絶対に意思があると思います。巨大にうねり、じりじりと力を入れ、1歩も引かず、コンクリや木材と戦っています。伸びる細い枝が触手ですよね? 恐ろしささえ覚えます。
看板だって手を抜かずに廃です。下からお店の名前を照らす明かりたちの気の抜きようがバレてしまっています。随所にこだわりのある物件でございました。
*おまけ
大トリはスターハウスです。解体されてしまった推しの廃団地(その4:県営釜神町アパート跡 - 廃墟ガールの廃ログ)にもあったようです。Y字になっている団地、そう見ないので面白いです。
三角螺旋。(cf.丸螺旋→その452: 佐世保要塞 石原岳堡塁【バースデー長崎4/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)