廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その669:廃ラブホロード【てげ宮崎3/?】

 

 

*基本データ

 

場所:鹿児島県曽於市末吉町深川(そお)

行った日:2024/10/13

廃墟になった日:2019年には全店舗閉業か

詳しく:通り沿いに固まってあるラブホテル群。2023年9月までに解体された「ホテル・エマニエル」含め計6件のホテルが連なっていた。

 


*評価

 

怖さ:★★★☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 


*あれこれ

 

まだ写真も数も整理できていないままでいます、なかなか忙しい時期です。年々秋が短くなっていて今年も例外ではなくめっきり冷えこんでまいりましたが、10月なのに半袖でいけちゃう宮崎編がまだ続いています。ラブホ街道というとその632:【2時間目】鉢地峠道 - 廃墟ガールの廃ログを思い出しますが、ここは道に何件もある、というよりかはまとまって一帯にある、の表現のほうがしっくり来るような出で立ちでした。(cf.バックナンバー→その667:グリーンヒルズホテル【てげ宮崎1/?】 - 廃墟ガールの廃ログその668:abcスイミングスクール【てげ宮崎2/?】 - 廃墟ガールの廃ログ)

①ホテルばら(~2011?)②HOTEL王城(~2013?)

草の成長が著しく中が見えなかったホテルから。「ホテル」の表記がカタカナかアルファベットかすらも個性に見えて愛おしいですね。フォントの雰囲気からするにばらは可愛らしいメルヘン系のお部屋、王城はコテージタイプの和風系かと予想します。もしかしたら畳かもしれない。にしてもマンゴー色読みにくい!

 

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HOTELホワイトハウス(~2019?)

すごいお名前です。しかもサブタイトル(?)はTropical Paradise。とんでもないホテルに違いありませんが料金は非常にお安めです。この③ホワイトハウスから④と⑤は料金がすべて同じで、というか料金案内の表記が全部同じで(ショータイムってなんだ……? あれそういやさっきも見たな……? で気づきました遅い)、看板にはuno cityの文字があり1拠点が3店舗運営していたグループホテルのようです。ファミマの向かいにセブンを建てられたらたまったもんじゃないのでファミマを建てる、みたいなことでしょうか(多分違います)。ホワイトという割にはブルーが目立つ外装のガレージタイプ。大きい蜘蛛さんが少し離れたところにたいそう立派な巣を張って2匹いました。何号室かわかりませんが窓から覗いたお部屋の感じはわりかしノーマルです。各部屋に置いてあったスロットと自販機が天日干しされています。開けっ放しになっていたドアもあり、自動精算機が見えました。

 

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④エンペラー(~2019?)

こっちも強そう。エンペラーは「ホテル」を冠していないみたいです。コテージタイプだったと予想するのですが全室壁がひっぺがされて木組みだけになっていました。火事かと思いました。火事ならこんな明るい色で木組みは残りませんよね、人為的に壁が剥がされたということでしょうか。この手の分野は明るくないのでわかりません。結果風通しも見通しも良いコテージが量産されていて、この日はきれいな晴れだったので陽の入る良い写真ができあがりました。エンペラーで1番のお気に入りは自動ロックがかかるから扉はそのままで結構ですと書かれた開け放たれた扉です。そのままでいいって言ったよね? いまのところ自動で閉まらないけどこのままにするよいいんだねほんとに?! みたいな。木素材でないものの撤去を免れたまあるい浴槽と、ぼけた配膳棚もありました。そしてエンペラーからHOTEL UNO CITYの三角看板が見えました。夜はびかびかに光っていたんだろうな。

 

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HOTEL Akasaka(~2019?)

ここに来てまさかの東京。エンペラーとは敷地も繋がっていました。TBSのお偉いさん、ということで良いでしょうか(違います)。同じくコテージタイプで、同じく身ぐるみ剥がされていました。シャワーヘッドや風呂場の蛇口が見えます。その535:Vitamin e【撮りすぎ静岡6/10】 - 廃墟ガールの廃ログほどではないにしろ、丸く1周できる動線になっていました。どでかい弧を描いている部品は円形ステージみたいになっていたのか、ベッドのフレームか、天井か床についていてライトアップされていたのか。

フロントか事務所にあったであろう立派な引き出しがついた机もシースルー。

エンペラーもAkasakaも、豪華ラグジュアリー系の色やフォントではなくどちらかというとポップでメルヘンちっくな色味やフォントの曲線なのがまたギャップ萌えを狙いにきています。

 

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*おまけ

 

曽於市のラブホ群ももちろんそうですが、この景色を見たいがために、鹿児島へ赴いたまであります。ぶたちゃん――狂気ぶたと勝手に呼んでいるいまとなっては狂気よりも愛嬌を感じる石でできたぶたの象形遊具のことです好きが高じてアクキーまで作ってしまいました――ともツーショ決めこみました。近くの街路灯はチューリップ? すずらん? それとも別の花? なんにせよお花モチーフであることは確かだと思うのですがかわいかったです。続きます。

 

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