*基本データ
場所:茨城県稲敷郡美浦村大山2014-8(いなしきぐんみほむら)
行った日:2025/01/11
廃墟になった日:1945/08/15
詳しく:1938年に開隊した海軍航空隊の基地跡。2023年に見学できる施設として開園した。
*評価
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★★☆
*あれこれ
気づいたら新春とはお世辞にも言えない時期になってしまいました。またしても訪問から1ヶ月半くらい空いて、いよいよ真打登場です(副音声:トリにふさわしい=写真が多い=大変)。
(cf.バックナンバー→その681:【コスモ星丸】竹園2丁目住宅【新春茨城1/6?】 - 廃墟ガールの廃ログ、その682:ラ・フォレスタ・ディ・マニフィカ&竹尾コーポ【新春茨城2/6?】 - 廃墟ガールの廃ログ、その683:料亭ふるさと【新春茨城3/6?】 - 廃墟ガールの廃ログ、
その684:【ガマランド】旧小川高校下駅【新春茨城4/6?】 - 廃墟ガールの廃ログ、その685:廃船と周辺設備【新春茨城5/6?】 - 廃墟ガールの廃ログ)


こちらは保全のプロジェクトが始まった頃から行ってみたいと思っていた場所になります。烏滸がましくもお知り合いと称して良いものならばお知り合いのブロガーさんがこちらでイベントをしていたり、はたまたお知り合いのブロガーさんが先に訪れていたり、前情報抜群、そして満を持しての訪問が叶いました。美浦ってなかなか渋いところにあります。犬童先生のトークイベントなどもあったそう。金森氏とつばめちゃんは?

こちらは駐車場に1番近い倉庫のような建物。例によって歴史的見解などはほかのブログやSNSにたくさんございますので、見た感じたをメモしてゆきます。チケットを買っていざゆかん。

順路に沿ってゆきましょう、



屋上の枯れ草と、

蛇口の廃。

無機質の中にも曲線美があります。入口です。

こちらは本庁舎だったようです。2階建て。

本庁舎の顔はめパネルがあります。アツいです。これで誰でもお手軽に本庁舎になれます。


そして大好きなお馴染みの消失点中心シンメトリィ構図。あったら撮ってしまいます。このブログ内を「消失点」で検索すると30,000枚くらい出てきます(きません)。


お便所からのお誘いがありました。丁重にお断りいたします。


ただの扉でも、上部分が開け閉めできるようになっているのは技ありです。



階段の下が収納になっており、ドアが開け放たれていらっしゃいました。

そのすぐ後ろの配電盤。露出部の電気が貴方をねらっ


開け放たれたドアはシースルーでした。(cf.シースルー→その68:弁天横丁【川越浪漫散策3/3】 - 廃墟ガールの廃ログ、その84:東松山遊園地【東松山遊園地を目指して3/3】 - 廃墟ガールの廃ログ、その231:住居跡×2【気まぐれ福岡/飯塚市】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)(cf.貫通ドア→その592:【湯原温泉1/3】ゆばら阪神&ロープウェイ【ハレ晴レ岡山4/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)

いかした鏡、色が素敵な洗面台。

┃.┃

中央にあるでっぱりにホースを巻きつけて収納していたのでしょうか。



昭和なラブホテルの受付ごっこをして遊びました。廃墟ガールはここ数年で昭和ラブホ界隈にも若干足を突っこんでいます。ところでこの写真はASMR動画のサムネ画像みたいですね。
ルームキーはぶたちゃんです。


このお部屋はツアーに参加すると入れるようでした。額縁の小窓からの景色も粋なものです。


2階へまいりましょう。踊り場があってシンメトリィに折り返す構造で、とても美しいです。入口で感じた通り、コンクリの無機質さは丸みを帯びたデザインで緩和されているように思います。


ここから出たら死ぬそうです。なんてセンスのない……

下半分は現像に失敗したフィルムカメラの様相ですが、暗くて見えていないだけです。そう、2階は暗いのです。どのくらい暗いかというと、階段を登ってすぐにランタンが置いてあり、持って探索してねと施設側からお達しがあるくらいです。さすがに怖かったですし、ホラーゲームの主人公の気持ちがわかった気がしました。もしこの記事を読んでくださっているかたで、暗い写真がお好きでないかたがいらっしゃいましたら、ブラウザバックいただくか、9枚あとまでスクロールいただくことをお勧めいたします。

なんせこの暗さです。


奥に蛇口があるようです。

お手洗いです。


こういうときは絶対行くことのない男子便所も覗ける貴重な経験ができます。(cf.男湯→その213:【画像大量】廃電車&住居跡&店舗跡&廃旅館&廃銭湯etc【江戸東京たてもの園】 - 廃墟ガールの廃ログ、その394:化女沼レジャーランド【画像大量1/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)


やたらと銀光りするシンクが見えます。共同の流し台でしょうか。



外に戻ってまいりました。入口と反対側にまわり、順路へ進みます。

その662: 海軍第三火薬廠【729kmの夏休み④】 - 廃墟ガールの廃ログで見たような小屋のかたちがはっきりしたトマソン。おそらく渡り廊下みたいになっていて、このあと見た隊員の衣食住エリアに繋がっていたのかと思います。

2つに折れた電柱もありました。(cf.3つ折り→その587:避暑失敗北海道㉒ - 廃墟ガールの廃ログ)

区切りの広さ的に何人かで住んでいた――寝起きしていた、の表現が正しいかもしれませんが――かと思われます。



こちらも均等な区切りが入っています。

振り返れば本庁舎。登れませんでしたが1部は3階建てだったようです。


陶器も若干残っています。トイレだったスペース。


海軍マークのついた赤い消火栓。

続いて汽缶場――ボイラー棟、各施設へ蒸気を送る施設だそうです――へ向かいます。こちらもなかなかダイナミックでした。


そこかしこで感じる人工物を侵食する植物の脅威がここにもありました。

こちらは手前の煙突です。中に入る前に見上げておきます。


同行者さんの撮ったこちらの1枚、廃ログ鹿島海軍航空隊跡フォトコンテスト最優秀賞受賞作品です。かっくいいです。

部屋の隅にあっても存在感抜群のボイラーが控えていらっしゃいました。

小さい子もいます。


なぜだか、生け花を連想しました。この配管の配置は非常にはアーティスティックです。


迫力あります。これなら全施設に暖かさが供給できそうと納得してしまう大きさです。

このバルブも長年使われていない期間を経て、自分を花かなにかと思い始めているようです。



ななめっています。

本庁舎があんなに小さくなりました。次で最後の建物です。

自力発電所になります。個人的に1番好みの場所でした。

外には貯水できる箱も。

待ちきれなくてトタンの隙間から覗いてしまいました。期待高まります。


1歩踏み入れると、これです。



これです。圧巻の眺め。



優しく日が差しています。柔らかい写真になりました。

逆光により、なんだか電柱や電線でエモーショナルな写真の仲間と化しています。

ごちそうさまでございました。これにて茨城編終了でございます。