廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その16:歯科医院跡地【東京都】

 

 

*基本データ


場所:東京都板橋区
行った日:-
廃墟になった日:不明
詳しく:国道沿いです。散歩してたらあった。
 


*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
 


*あれこれ

 

詳細に書いた通りなんですが、探検していたらありました。

 

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突然の緑。

 

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ツタがすごいです。

 

手前には銀色のチェーンが張ってあります。

 

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正面から見るとこのような景観です。

 

まったくこの建物の背景はわからないので、写真だけ載せるにとどめます。

 

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ただ、ここを通るのは1度ではないのですが、以前に通りかかったときにチェーンを跨いで入口であったであろうこの扉までずんずん進み、ドアをガンガンガンと乱暴に開けようとしていた方の姿を見かけたことがありまして、その光景にひっそりと戦慄しました。

 

(看板の診療時間内だとしても、おそらく入れないでしょう‥‥)

 



その15:旧下谷小学校【東京都台東区】

 

 

*基本データ


場所:東京都台東区(上野駅から歩ける)
行った日:2017/07/22
廃墟になった日:1990年閉校
詳しく:1928年に竣工、「下谷小学校」として開校。途中で清島小学校と合併し「上野小学校」と名を改めるも上記の年に閉校。現在は職員クラブとして使われている。避難場所。

2023/7/20更新…いよいよ解体、悲しい。学校で使っていた備品等は抽選で譲渡会が行われたようです。
 


*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
 


*あれこれ

 

上野が勤務地だったことがあるのですが、まったく知りませんでした。

 

(インターネットで「都内 廃墟」と打って出てきたので知りました。お恥ずかしながら‥‥)

 

中まで入れれば最高なのですけれどね。

 

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上野駅から浅草まで歩く道の途中を1度曲がって、しばらく進むといきなり出てきます。

 

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いかにもという外観ですね。

 

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現在も使用されているとあり、管理は厳重でこの写真も柵の上に手を伸ばして撮ったものなので、外見を楽しむ廃墟になります。

 

ただ、都会の真ん中でビルとのツーショットができるレトロな建物――それも「レトロ風」と狙って造ったものではありません、ごく自然に朽ちていった建造物です――は、なかなかないのではないでしょうか。

 

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現代建築にはなさそうな窓の形です。配管とツタがまたいい感じに絡まっているので思わず撮った1枚となります。

 

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裏側がこれまためちゃくちゃで素敵でした。

 

昔から上野→浅草と散歩もかねて、合羽橋経由で歩いて移動することが何度かあって、今後もそのコースを辿る際には寄り道して眺めてからいこうと思います。

 

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屋上の柵の網目、放送の流れるスピーカー、錆きったバスケットボールの枠、慣れ親しんだものたちのはずなのに自分たちの思い出よりも古く寂れていて、小学生の頃からそんなに時って経ったかなと、錯覚を起こさせてくれる場所です。

 


*おまけ

 

浅草では「東京蛍堂」という雑貨屋さんが大好きです。

 

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一人前のモガになれるように、浅草に行ったときには必ず寄ります。

 

(そろそろ廃墟ストックがなくなります! 仕入れてこなければなりません。)

その14:ブラックマンション 【茨城県笠間市】

 

 

*基本データ


場所:茨城県笠間市
行った日:2017/07/16
廃墟になった日:1990年代
詳しく:9階建ての予定で建築が始まったが、バブル崩壊の影響で3階まで建築が終わった段階で業者撤退。L字型のマンションであり、短辺と長辺の合流地点にはエレベーターも建設予定だった。

 


*評価


怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★☆☆☆☆
 


*あれこれ

 

 

ちょっと調子にのってiPhoneをフランス語仕様にしているのでフランス語表記になっていますが、近くの「岩間保育園」が目印です。

 

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少しだけ勾配のある未舗装の道を上っていくと前方に突如現れます。

 

実は反対側は国道355号線で、交通量もわりと多く、わたしもそこから車で来たのですがいかんせん緑に覆われていて、しっかり見ていないと廃墟とは気づかないさりげなさです。

 

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建設途中、永遠未完成、初めから廃墟の通称「ブラックマンション」のお目見えです。

この辺は緑と虫が生い茂っています

 

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拓けた丸い広場のようなところからの眺め。

 

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左向け左

 

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右向け右

 

という具合です。基盤しかありません。窓やドアは枠のみです。乙な残り方をしているものです。

 

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配管もありませんので、穴が残っています。

 

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こちらは1号室分の空間です。なにかしらの集会が頻繁に行われているようで、ゴミや落書き、自転車やイスが景観にスパイスを加えています。

 

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なにかの撮影に使えそうです。

 

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屋上ではなく、3階の天井、4階の床部分です。

 

ここまでで夢半ば建設がストップしてしまったことが、むき出しの鉄骨でよく分かります。

 

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造りこそほんとうになんの変哲もないマンションなのですが、未完成であることでこんなにも個性を得て、(ある一定の層から)注目されるようになるとは皮肉なものですね。

 


*おまけ

 

おそらく、深夜の集会のほか、サバゲーにも使われていそうでした。BB弾も落ちていました。

 

各部屋の壁面は無骨な灰色(ブラックマンションだから黒色?)のことは少なく、いろんな色のスプレーでアートが施されていました。

 

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右奥、あの国民的人気劇場アニメのヒロイン、ミツハもいました。(描くならもうちょっとかわいく描いてくれてもいいのに‥‥)