廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その13:奥多摩湖ロープウェイ

 

 

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 *基本データ


場所:東京都西多摩郡奥多摩町
行った日:2017/05/04
廃墟になった日:1966年
詳しく:正式名称「川野ロープウェイ」。1962年に作られたのち1694年近所に同じルートをたどる橋が造られ需要が激減。管理会社の実態が掴めず、撤去に踏み出せないいわくつき。
 


*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★★★(みどうさん口のみ)
 

 

*あれこれ

 

弱虫ペダルのような集団や、ハーレイダビッドソンのオフ会のような集団をのけつつ、くねくね山道を幾多のトンネルをくぐり進んでいくと、「奥多摩湖レストセンター」という場所につきます。

 

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まずはここをナビに入れて目指していくといいですね。

 

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スプラトゥーンされている部分がロープウェイの軌道になります(プレイしたことはありません)。

 

レストセンターに駐車し、歩いて山道を行くと「川野駅」があるらしいのですが、こちらはわたしの行った日付現在、立ち入り禁止となっていました。

 

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残念です。、橋を越えて反対側の「三頭山口駅(みどうさんぐち)」は坂を登ってのところ。

 

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こちら乗り場入口です。

 

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こちら有人(今はもちろん無人)改札です。

 

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こちらホームです。そして‥‥

 

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ロープウェイ様が一基、しっかりと鎮座しております。

 

行った天気もあると思いますが、神々しかったです。

 

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まったく怖さはありません。「奥多摩湖ロープウェイ」で検索すると、「心霊」

と続く記事が多いようですが、昼間の晴れの日に行くと、そんなことはまったくありませんでした。

 

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駅舎の中も探索可能です。こちらはトイレでしょうか。

 

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休憩室と名のついた、小さな一室もありました。

 

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こちらはロープウェイを動かす機構の残骸です。メカニックのことはまったく明るくありませんが、素敵な形をしています。

 

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*おまけ

 

ただでさえ母数の少ないロープウェイで、しかも廃墟になった姿がここまで状態良く残っているというのは非常に稀少です。

 

もの珍しいというのも手伝ってか、すごく素敵で、これこそ写真映えする場所です。

 

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管理会社と連絡がついて撤去されてしまう前に、是非もう1度行きたいと思います。

 

その12:【ラピュタ島】友ヶ島【画像大量】

 

*基本データ


場所:和歌山県和歌山市(加太「かだ」駅からフェリー)
行った日:2017/04/08
廃墟になった日:1945?
詳しく:いくつかの島の総称。攻撃に備えて砲台が作られたものの第二次世界大戦は航空戦メインとなったため、そのまま使われずに終戦を迎えた。未使用であるからか保存状態が良い。


 http://tomogashimakisen.com

 


*評価


怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★★★★
入りやすさ:★☆☆☆☆
 

 


*あれこれ

 

ザ・フォトジェニックな廃墟です。

 

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ジブリ島」とか「ラピュタ島」とか別名がありまして、廃墟ガールでなくとも女の子は好きそうです。

 

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ただアクセスは例にってめちゃくちゃ悪いです。大阪から電車で約2.5時間、加太駅からフェリー乗り場まで約20分、フェリーが20分? くらいの行程です。

 

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めで鯛列車は鯛のうろこに隠れミッキーならぬ隠れハートがあるらしいです。

 

わたしの行ったときに限るかとは思いますが、いろいろハプニングもありの探索となりましたので併せて書いていきます。長くなりますが心優しいお暇な方、お付き合いいただければ幸いです。

 

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大阪に着いた時点で、濃霧のためフェリーは欠航していました。そこからしばらく様子を見ていると、なんとか再開したと(チケット争奪戦並に電話しましたよ)情報がはいり、最終便に間に合ようダッシュで電車へ。

 

このフェリー、濃霧強風雨の影響でかすっごい揺れるんですよ。

どれくらい揺れるかというとベビーカーが倒れて赤ちゃんが大泣きしたり、ずっと下を向いて携帯をいじっていた男の子がトイレから戻ってこなくなったりするくらいです。行きのフェリーは速度制限や濃霧の中別の船とすれ違いイベントなども発生し、倍以上の時間がかかって島へ到着しました。

死ぬかと思いました。わたしは泳げません。

 

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くまなく楽しみたいとこでしたが、天候やフェリーの時間の関係で虎島方面は攻略できませんでした。

 

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ただ、島ついてはじめにお出迎えしてくれるのがこれです。自販機すらありません。一応民宿といか、キャンプする人たちの管理をする建物があり、そこだけ人が住んでいる模様ですが、それ以外はすべて廃墟です。どんな建物でも廃墟です。パラダイスです。

 

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雨の中カバンと傘とフィルムカメラ(HOLGA135を持っいます)とiPhoneカメラをたった2本の腕で管理するのは至難の技でした。

 

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悪天候も相まってか、撮れた写真は晴天のときと違って異様さが増していたかと思われます。

 

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井戸が年月を経て植木鉢になった代物です。

 

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友ヶ島の特徴は、なといっても「ジブリ島」 の呼び名にふさわしい建造物と自然の融合ですかね。クラシカルなレンガの並びに点々とする緑が、廃墟特有の無機質さとか虚無感を消してくれている気がします。

 

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アーチ型の造りが島全体で共通して多いです。いまなら建物のアクセントで可愛いとなりますね。

 

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屋久島のバルブ(http://hiyapa.hatenablog.com/entry/2017/07/24/204242)を彷彿とさせます。

 

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ひとの暮らしていた跡がないのも手伝って、たいそう神聖な場所のように思えました。天気も余計ですね。

 

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なにしろ、この日途中で雨はやみましたが、湿度が高すぎて、寒くないのに終始息が白かったです。空気中の許容量めいっぱい、ということでしょうか。どういう現象なのかド文系の人間に分かりませんが、写真のはしばしに見られるもやがかったものはその証でございます。初めての体験でした。

 

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どちらかというとわたしの好みのタイプもありました。人間くさい廃墟、安心します。

 

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そしこちらが「第二砲台跡」といいまして、最も風化のすすだ場所になります。完全に平行を保っていたであろう建物がバームクーヘンです。

 

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ただ、破片のひとつ、落そうなレンガのひとかけですら居場所をもっていて、そこにそのまま納まっている様は絵画を見ているようでした。

 

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団地のように混沌とした人間くささはないですが、時の止まりようはなおさらで、ずっと見ていられる魅力を持った場所でした。

 

(ただし飲み物食べ物をきちんと用意しておくことをお勧めします。観光地ではないのでそのへん甘くないです)

 

 

*おまけ

 

息の白く、霧がかった世界はジブリというよりサイレントヒルでした。

 

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この画像サイレントヒルのゲーム実況動画のサムネだとしても疑わないです。

 

第2関門へおこしくださいませ。

その11:レイクサイドボウル跡地

 

*基本データ


場所:茨城県水戸市
行った日:2017/03/13
廃墟になった日:2011年
詳しく:千波町にあるボウリング場跡地。東日本大震災の影響で施設に被害が出、営業休止のちに閉店の運びとなった。

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このへん


 
*評価


怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
 


*あれこれ

 

我らが廃墟の宝庫茨城県から再びの投稿です。

 

(住んでいたことがあるからこそ言えることですし誉めてます! ‥‥多分)

 

とはいえ、入るにはいろいろと勇気が必要な場所なので、外観だけ貼って簡単な覚え書きとさせていただきます。

 

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写真には写っていませんが、ペットボトルのゴミなども落ちていて、どこかの誰かの会合場所になっていることは間違いありません。

 

中は今、どうなっているのでしょう。

 

茨城のその他の廃墟はカテゴリ「茨城県の廃墟」から飛べます。

 


*おまけ

 

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水戸の一般的な観光地「偕楽園」です。梅が咲いていると人で賑わいますが、普段はこの通りです。