*基本データ
場所:神奈川県川崎市
行った日:2017/09/10
廃墟になった日:2005年オープン
詳しく:千葉、東京、神奈川に店舗を持つウェアハウスというアミューズメント施設のひとつ。九龍城がモデルの店舗はここだけ。
※2023/01/10更新……解体済。
*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:★★★★★(入口トラップあり)
*あれこれ
ついにきました。
軍艦島、ポンペイ、九龍城に行くのが人生の目標なのですが(だからないって)、廃墟フリークはじめSF好きさんや珍スポット好きさんにもあまりに有名な、九龍城をモデルにしたゲームセンターへ行ってまいりました。
川崎後半戦です。
入口から漂う異様な雰囲気、スチームパンクの感じもあります。
下からなめた入口ショットです。徹底されています。
歓迎光臨なのですが、2階以降写真を撮っておらず、途中から拙い文章のみにて記録しておきます。
2階からは写真撮影禁止の看板が出てるのですが、SNSに投稿することは大丈夫らしいので、1階分だけ載せようかと思います。
ここが噂のトラップです。
これは、歓迎光臨の奥の二枚扉になった入口です。ずんと進むとプシューとなります。白いのでます。バラエティの不正解みたいな演出を一発受け、正式入場となります。この日、わたしが先頭でもうお1人と行きまして、2人でしっかりと絶叫してから入りました。サクラ並の驚きっぷりでした。
ブレードランナーの世界です。低い天井にむき出し電球、無造作な貼り紙。
(まったくその辺明るくはないんですが、なぜ、SF作品ってアジアの繁華街みたいなところが舞台になりやすいのでしょうか。あと、これはSFに限らず、なぜ、~の夢を見るか? ってタイトルを使いたがっちゃうのでしょうか。素朴な疑問です)
エレベーターホールです。
2階へ行くと、ほんとうに九龍城の町並みのような建物の重なりあったゾーンがあります。段違いで渡ったロープに干される真っ赤な下着、埃と羽だらけの鳥かごタワー、枯れた植木鉢、小さな狭い区切りで部屋が積み重なって、かなり忠実に再現されています。
他にも、わざと汚れまみれの自動販売機や、洋物を取り入れた風の石膏像、当時のキャバクラを思わせるチラシ、娼婦のような女の子の部屋の再現などなど、細部にまで気を抜かない演出がなされていました。
食堂からは中華鍋とお玉の擦れ合う音すら聞こえています。炒飯を作っているのでしょう。憎い演出です。
上が駐車場への出入口、下が一般の出口です。赤と緑のネオンが余計に非日常感を醸し出しています。電脳世界とか行けそうです。自分の価値を決める数字で職業とか決まりそうです。アンドロイドとかいそうです。
素敵な場所でございました。