2021/04/26追記、解体済。
*基本データ
場所:埼玉県川越市(川越市駅より徒歩12分)
行った日:2018/01/28
廃墟になった日:大正11年(1922年)は少なくとも健在
詳しく:芝居小屋。明治26年(1893年)に火災で焼失するも再建。演劇や講演会、活動写真の上映会にも使われた場所。現在も保全・管理・活用のボランティア団体によって守られている。
ココ
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
*あれこれ
浪漫溢れる川越、食べ歩きの川越、甘味の川越、蔵造りの川越を散策するといえば、形から入るっきゃありません。
詳細の地図に載っている「きものや沙羅」さん(http://kimonoya-sara.jp:)にコーディネートいただき、詳細の地図に載っている「野尻洋服店」前の扉でぱしゃりです。きょうばかりはインスタ映えを気にしちゃいますよ。
(化繊ばりばりの今風お着物ではなく、古き良きレトロ柄、大正浪漫柄を堪能できます。中も手縫いのあたたかい生地のものを着せてくれ、羽織りと超極暖あるとはいえまっったく震えませんでした。おまけに超お手頃価格ですし営業時間内ならいつでも返却可能という柔軟な対応っぷり。また使いたいです)
ちなみに、隣に写っているのはご存知紫芋ちゃん(中学の同級生)です。廃墟探索を共にしてくれる数少ない友人です。
(cf.紫芋大活躍の巻→その51:フランス山 - 廃墟ガールの廃ログ)
身なりを整えていざ散歩! となったときに、なんとレンタル屋さんのお隣が旧鶴川座だったのです。
看板も広告ものぼりもなにもありませんが(※植木等さんを除く)、正面からの姿は見るからに劇場のようです。
左はなんのスペースでしょうか。トタンの繋ぎ合わせが顕著でずっと眺めていたくなります。
劇場への出入り口はこちらです。立ち見覚悟で遅れてくる人、1度入ってずっと場内にいる猛者、着物や洋服に身を包んだ紳士淑女のみなさまが見えてきそうです。
演劇に限らず映画にせよシネコンの台頭により、小さな映画館も先行き不安なこのご時世、劇場型廃墟(参加型という意味ではありません)が増えているのかもしれません。
チケット売場かと思われます。1人分の顔が出せるだけのガラス、他と違うタイルの並び、少し引くといまにもこぼれてきそうな天井、このへんがポイントです。
立ち入れる場所であれば売り子ごっこなどして写真撮影を楽しんだことでしょう。
ということで表題の通り、あと2回を予定しております着物×廃墟、いつもよりほんとちょっとばかし人物がちらり見える写真とともにメモしていければと思います。
*おまけ
『荒廃スル劇場ニ吸イ寄セラルル廃墟ガアルノ図』