廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その378:【画像大量】住居跡?【岳南鉄道】

 

 

*基本データ

 

場所:静岡県沼津市西浦久料(にしうらくりょう)

行った日:2021/08

廃墟になった日:不明

詳しく:県道17号線(沼津土肥線)沿い、若松海水浴場近くに位置する。沼津駅からはバスで63駅。

 


*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★☆☆☆

 


*あれこれ

 

f:id:hiyapa:20210913210816j:image

 

まずは廃墟ではございません。海辺にひっそりと停まるバスです。


f:id:hiyapa:20210913210807j:image


f:id:hiyapa:20210913210819j:image

 

元は横浜の商業施設の中で営まれていた廃バスバーなのだそうです。その後オーナーが変わり紆余曲折を経て、ここにたどり着いたのだそうです。廃バスバー、なんてわたし好みなのでしょう。


f:id:hiyapa:20210913210813j:image

 

冷房はございませんが、ずいぶんと粋な扇風機を出してくださいました。TOSHIBAの文字ですらレトロ調です。(cf.National→その67:店舗跡(モリヤ人形店隣)【川越浪漫散策2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210913210804j:image


f:id:hiyapa:20210913210809j:image

 

f:id:hiyapa:20210913211846j:image

 

行った時期には完全予約制、酒類提供はありませんでしたが、そんなことはどうでも良くなるくらいに良い場所でした。黄昏時や夜に行ったらまた違う最高が待っているのでしょう。


f:id:hiyapa:20210913211909j:image

 

裏手の海に出ました。フナムシがいすぎて水に入るのはやめておきました。


f:id:hiyapa:20210913211849j:image


f:id:hiyapa:20210913211854j:image

 

この海のすぐ向かいはくねくね道で、その向かいにぽつねんと廃墟がございます。


f:id:hiyapa:20210913211912j:image


f:id:hiyapa:20210913211905j:image

 

広さ的に住居ではなくて倉庫とか作業所なんかかもしれません。蔦でデコられています。バスの店員さんにもお聞きしましたが、かなり長い間このままの建物とのことでした。


f:id:hiyapa:20210913211902j:image


f:id:hiyapa:20210913211839j:image


f:id:hiyapa:20210913211858j:image

 

屋根もドアも歯抜けです。写真では写せませんでしたけどドアの向こうも風通し良好になっています。


f:id:hiyapa:20210913211842j:image

 

ガラスの向こうはフレンドショップにいはり案件です。(cf.その61:フレンドショップにいはり - 廃墟ガールの廃ログ)

 

 

*おまけ

 

f:id:hiyapa:20210913082212j:image


f:id:hiyapa:20210913082222j:image

 

そのあとはおともらちに教えてもらった注文も商品もすべて東海道になぞらえた水流から流れてくるのを見たり、


f:id:hiyapa:20210913082226j:image

 

低くて長くて暗い連絡通路を歩いたりして、日の暮れるのを待ちます。(cf.ここも夜間婦女子の一人歩きは危険→その5:廃団地【茨城県日立市】+α - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210913082216j:image


f:id:hiyapa:20210913082209j:image

 

これは暗くて細くて一本道のトンネルで夜間は怖いですよという意味なのか、壁画的に怖いですよという意味なのか、ちょっとわたしには分かりません。


f:id:hiyapa:20210913082220j:image


f:id:hiyapa:20210913082228j:image

 

いまさらですが今回のおともの紫芋ちゃん(中学の同級生)は去年一緒に行った廃線ウォークのTシャツ、廃墟ガールは飛行機柄のシャツで参戦しています。(cf.その310:【画像大量】信越本線新線横川~軽井沢間【廃線ウォーク】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

 

*暗くなってきました

 

f:id:hiyapa:20210913194713j:image

 

そう、この日はバスや電車や乗り物に乗ることが多かったため、乗り物に関連したドレスコードがあったのです。(cf.食いもんを耳にくっつけるドレスコードその348:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【曳舟井戸戦争後編】 - 廃墟ガールの廃ログ)


f:id:hiyapa:20210913194703j:image

 

f:id:hiyapa:20210913210030j:image

 

空が赤くなり、青くなり、黒くなってから、鋭く光る、パイプ、バルブ、柱、階段、タンク、塔、電線、それぞれへの反射と、そうでない部分のコントラストが、ガタンゴトンの音とともに現れて、すぐに過ぎてゆきます。異世界でなくてなんだというのでしょう。


f:id:hiyapa:20210913194653j:image

 

電車を眺めたり、普段と違う明かりの消えた電車内を眺めたりするのを楽しむのも良し、何回か現れる工場地帯の間を縫う景色を堪能するのも良し、楽しみ方はたくさんあるように思えました。わたしは専ら工場夜景をたいそう美味しくいただきました。岳南鉄道の前知識ゼロだった(ヒヤパちゃんこれ好きそうだねというおともらちのお勧めの言葉のみでやってきた)ため、なんなら「工場地帯専用の路線」と勘違いしていたほどです。ぜんぜん違いますが、そう勘違いできるほどの最高な写真たちを置いておきます。


f:id:hiyapa:20210913194656j:image


f:id:hiyapa:20210913194706j:image


f:id:hiyapa:20210913194709j:image

 

廃バスも、そのお向かいさん廃墟も、どんぶらこレストランも、細長通路も、もちろん工場夜景鉄道も、この日摂取したものはすべて素晴らしかったです。両手を合わせて、ごちそうさまでした。