*基本データ
行った日:2021/05/22
廃墟になった日:不明
詳しく:
このへん
*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
『ふと思い立って、プチ冒険』の愛しの地図子さん(id:chizuchizuko)とのお散歩後編です。(cf.前編→その347:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【曳舟井戸戦争1/2】 - 廃墟ガールの廃ログ)
井戸を探してあるきまわっています。その間におしゃれなガレットとクロックマダムを食してバエメシをしたり、廃墟ガールの食べるスピードが遅すぎて次の井戸(お寺の中の井戸で開門時間が限られていました)へダッシュしたり、そもそもずっとくっちゃべっていたり、至って平常運転です。
歩いているうちに見つけたこちらが後半となります。空き家の周囲をうろちょろするのを付き合ってくださるお友達、一生大切にせねばなりません。地図子さんいつもありがとうございます♡
すりガラスが桜柄です。前編でとりあげた物件もそうでしたが、1階に入口が2つあります。こちらは大家さんのお住まいかな？ などと想像しました。
(地図子さん撮影。このあと無事髪の毛は切りました)
ただ、桜柄の右側は何柄かわかりませんでした。草の生い茂る細い路地や公園、水の出る井戸のまわり、廃墟近くなどを歩いていたのでこの日は虫が多く、蚊柄……？？ と2人してつぶやいてしまったのはここだけの話です。
捻れない蛇口です。
このガラスのデザインもなかなか凝っていますしそうそう見ない気がします。何柄でしょうか。蚊柄(違います)よりもコンセプトがわかりません。
音符マークの呼び鈴、アクセントになっています。鍵はとてもレトロです。(若干セキュリティには心配が残りますが)
足元には紙切れが挟まっていました。そして、この紙がしなしなになるまで、この扉は開けられていないということでしょう。前に地図子さんと歩いたときは｢キャ……｣がありましたが、今回は何を求むされているのか気になります。(cf.キャ→その283:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【杉並散歩2/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)
角はたいそう心もとない状態でした。危ないです。(cf.危険→その133:店舗跡【笠間市】 - 廃墟ガールの廃ログ)
なにかが詰まっていました。
見上げて地図子さんが気づきます。左の窓とまったく同じのが右に作れるくらいのスペースがいい感じに空いているのです。窓は2つあってそして1つになったのでしょうか。地図子さんも廃墟観察が板についてきていらっしゃいます。
(☆は窓に反射した廃墟ガールと地図子さん隠しです)
こちらのほうきは長年この角度で置かれたばっかりに片側が抜け落ちてしまったのか、掃除がしやすいように現役の頃にカットされたのか、毛先がアシンメトリーでした。ロックです。
その159:ホテル京都「＆」 - 廃墟ガールの廃ログを彷彿とさせます。1.5階なのかそもそも3階建てなのか、上の部屋は2層構造になって存在しているようです。
カメラで寄りました。ドアノブにかかっているのは水道開栓のしおりみたいなやつかと予想しました。郵便受けも溢れています。
階段そばも危険信号が発せられていました。そろそろ取り壊されてしまうかもしれませんので、貴重な刹那をゲットできました。
*井戸
曳舟は井戸の宝庫です。昔から長屋が多く火事が頻発している地域のため、防災対策をしているとのことです。井戸のほかにも貯水タンクなどがそこかしこにあり、見習ったほうがいい地域がたくさんあるんではないかと感じました。(井戸狩りをしていたらおじさまに話しかけられ、火事のことを教えていただきました。)小さく広場になっていて、井戸初心者のわたしでもすぐ見つけることができます。にしてもこのひとたち(地図子さんと廃墟ガール)井戸を見つけては｢キャー！！！｣と黄色い声で発狂し井戸ポンプをアイドルかなにかと勘違いしていました。そりゃ地元の方もなんだこいつらと気になるに決まっています。
水の出る井戸ではその303:【プチ冒険×廃ログ】事務所跡【月島夏休み1/2】 - 廃墟ガールの廃ログでも活躍したpH測定液を使い、井戸水という井戸水を測定しまくりました。月島と違い雨水貯水だからか、カラフルな結果でした。
そして地図子さんは井戸子さん名義でティックトッカー(そんな呼び名があるのでしょうか)としても活躍されており、各所で動画を撮ったのですが、この井戸たちのうちいくつかは勢いが強すぎて水が下ではなく横に、かなり強く放たれました。けっこう大砲でした。｢夜不審者に追いかけられたらこれで撃退できますね｣｢どうにかここまで敵を連れ込んだらもう勝ちですね｣などと話します。警察に行きましょう。2人の脳内には井戸ポンプで水をばっしゃばしゃかけあって戦争をするシーンが再生されていました。
最後にいまさらですがこの日はドレスコードがありました。食いもんを耳にくっつけなければならなかったのです。地図子さんは餃子、わたしは寿司で参加しました。カメラを携え井戸から井戸へ絶えず喋りながら移動する餃子と寿司、軽く不審者です。最高に楽しかったです。改めて地図子さん、いつもお付き合いくださりありがとうごさいます♡
さてさて、紫陽花の本格シーズン到来ですがちょっと巻き戻しまして、次から寒いところにまいります。
