*基本データ
行った日:2020/12
廃墟になった日:2018年時点でだいぶ廃墟
詳しく:国道51号線沿い、その328の近くの釣具店跡。ガソリンスタンドの居抜き物件だった可能性もある模様。
*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
地図子さん(id:chizuchizuko)と大洗駅にてレンタサイクルをちょい借りし、国道を爆走中です。ほんの1.5時間くらい借りたのですが、まさか貸してくださった駅員さんもこんなところまで来ているとは思いもしないでしょう。
(cf.バックナンバー→その324:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【茨城井戸探し1/6】 - 廃墟ガールの廃ログ、その325:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【茨城井戸探し2/6】 - 廃墟ガールの廃ログ、その326:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【茨城井戸探し3/6】 - 廃墟ガールの廃ログ、その327:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【茨城井戸探し4/6】 - 廃墟ガールの廃ログ、廃墟ガールの廃ログ)
長かったシリーズも今回で仕舞いです。思ったより廃墟も井戸もたくさんありました。やはり茨城はひと味違います。
なにか動物が車に轢かれて潰れているのを横目に(しかも地図子さんは気づかなかったようです、廃墟ガール&地図子がお散歩すると・・・? ー2 スリバチ暗渠団地廃墟盛りだくさん編ー - ふと思い立って、プチ冒険のときと逆でした)漕ぎ続け、見えてまいりました。
6つの記事の中でこちらが1番廃れていると思われます。すこし通り過ぎて反対側から攻めます。
エサ
さきほど反対車線から自転車で見たほうの景色です。錆と枯れた蔦とでめためたになっていて、全貌は掴みにくくなっています。最高です。
建物隣の拓けた空間――いまは草木によって拓けたって表現が適切か微妙ですが――は給油するスペースだったということでしょうか。そう言われると謎に隣が広いなと思ったのも納得できます。
看板も蔦と経年劣化にやられていますが店名のこの1行だけ綺麗な楷書で残っていらっしゃいました。
完全に浮かんだイメージで言っていますが世紀末の温室って感じがします。もう植物が育たない世界で用無しとなった温室をなぜか大切にしている変人科学者がいて、偶然パン屋さんの店主から逃げきって(まあこの世界は貧富の差が激しいわけですね)戦利品のパンを食べようと生意気な少女が立ち寄るわけですね。そんで誰も来ない場所と思ってたらばったり出くわしてしまうところから物語が始まります。始まりません。ええ、廃墟ガールはおじロリが好きなのです。(cf.適当な設定作りがち→その197:【板橋区】廃アパート【お知らせがあります】 - 廃墟ガールの廃ログ)
話を廃墟に戻します。釣具店の話です。窓の下には印刷屋さんの看板があります。DASHのフォントがポップです。その137:ゲームインABC - 廃墟ガールの廃ログのようなアミューズメント感があります。
赤青のなにが各種なにだったのでしょう。大喜利のようです。
地図子さん撮影
よくもまあこんなに絶妙な格好で残っていらっしゃるものです。国道51号線は茨城の鹿行地区(ろっこう、と読みます。鹿島の鹿と行方(ゆくえではなくてなめがたです)の行です)と千葉を繋ぐ貴重な移動手段ですので、仕事でもプライペートでも何度も通ったことがあります。が、車ですと緊急事態以外は路肩に停車して降車してというのは難しい場所です。サイクリングできてよかったです。
*おまけ
無事に横山釣具店も観察し終え、2人の自慢の脚力により案外余裕をもって駅付近に生還したため、「せっかくなのでもうひと井戸狩れやしないか」と細い住宅街を進みます。「んーこういうところにありそうなんですけどねーこっちかなー」と地図子さんは井戸召喚スキルに向けてMPいやIP(井戸ポイント)を溜め、
無事召喚(発見)しました。毎回書いていますが地図子さんは任意の場所に井戸を召喚できるスキルがあるので(と勝手に思うくらい発見術がすごいのです)、終わりまで納得の技術です。ほんとうにすごいのです。
行きは那珂湊線に乗りましたけど帰りも鹿島臨海鉄道を使います。またSuicaが使えない鉄道です。どこにでもガルパンのキャラがいました。抜かりない装飾です。
水戸市のゆるキャラみとちゃんが黒目なしに光り、お散歩は終了です。どこに廃墟を見るためだけに国道をわざわざ自転車を借りて走ってくれるお友達がいるのでしょう。 どこに歩いている途中に廃墟っぽい建物があったら「寄ってみます?」と止まってくれるお友達がいるのでしょう。お優しい地図子さんにほんとうに感謝です。ありがとうございます♡
地図子さんの井戸目線の記事はこちらです、ぜひぜひぜひご一読いえご十読くらいお願いいたします。廃墟ガール&地図子がお散歩すると・・・? ー7 廃墟と井戸の真のコラボ編ー - ふと思い立って、プチ冒険