⚠︎記事の終わりのほうにちょっとしたお知らせがあります。最後までスクロールしてくださる方は一読いただけますと嬉しいです。
*基本データ
場所:東京都板橋区本町10(ほんちょう)
行った日:2019/06/01
廃墟になった日:2019/06
詳しく:オーナーさんの住居が大通り沿い、所有するアパートが1本奥に同敷地内で建っていたような構造。5月末から順次解体、解体済。
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★☆☆☆☆
見つけやすさ:★★★★☆
*あれこれ
やっと山口を縦横無尽に走りぬけたゴールデンウィークが終わりました。(cf.山口シリーズ→その196:店舗跡【詰込山口7/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)
たまたま歩いていましたら見つけたものとなります。ゴールデンウィークにあっちゃこっちゃしすぎて、しばらく大人しくしていましたため、ひと月弱あまりはそこまで廃墟に敏感になっていなかったようです。
こちら、斜め上の眺めはかえって現役の体をしているのですが、
入口へ進み目線を楽にすると、「マツザワホンダ」のフォント、長き歴史の年表のようなゴミ出し予定表、極め付きはジェンガ真っ最中の壁ブロック、たった今こそが、この建物の末(すえ)であることがよく分かります。
(cf.ブロックがピンチ→その92:住居跡&店舗跡【水戸市】 - 廃墟ガールの廃ログやその133:店舗跡【笠間市】 - 廃墟ガールの廃ログ)
敷地内には大樹があり、取り壊しを免れて鎮座していらっしゃいます。奥には恒例の「建築計画のお知らせ」も立っております。
ここは裏口? 勝手口のようなスペースでしょうか。仮押さえの板は力なく垂れています。その71:住居跡【広島県尾道市】 - 廃墟ガールの廃ログに出てきますような、錆びついた開きにくい鉄扉がはまっていたのかもしれません。
いまここを訪れても、もうこの景色は見られません。写真や文のクオリティはしょぼくとも、刹那の記録でございます。
*廃墟残
残りストック:3
*おまけ
ゴールデンウィークが終わり静かにしている間、神楽坂をお散歩しました。お相手は中学のお友達紫芋ちゃんです。(cf.紫芋→その51:フランス山 - 廃墟ガールの廃ログ)
尾道にも似た細い小道や坂や階段が入り組み、両脇に上下にびっしりと狭い飲食店が並んでいました。また行きたいです。
神楽坂には世にも奇妙な物語の題材になりそうなグラフィティがありました。詳細はまったく分かりませんが、咄嗟に思いついた最近神楽坂に越してきた女子大生がこのグラフィティを不思議に感じ独自に調べていったところ、同じように追っていた男性ルポライターと出会い共同調査を進め、過去赤いリボンをつけた女の子を殺したスポットにそのしるしが残っているしかも犯人はまだ未逮捕と気づいてしまって、持ってる情報を警察へ届けましょうとライターに言うも、たどり着いちゃったんだねと彼の態度は一変、実はこいつが猟奇殺人犯で――(画面暗転)――最後は4ヶ所目の赤いリボンが描かれた壁と、女子大生のカバンについていたお人形(デフォルメされた女の子のお人形がキーホルダーになったものでろ赤いリボンでおさげにしている髪型)が徐々にアップになってfin.といういきさつでは絶対にないので、妄想が膨らんだだけとなりました。
*そして
お知らせと大事ぶっていますが、ブログを辞めるわけでもwordpressに移行するわけでも結婚するわけでもありません。
上部が長くなりましたが、このたび、ご縁ありまして廃墟にまつわる短編を寄稿させていただくことになりました。完全創作なのでこのブログのようなメモではありませんけれど、廃墟が舞台です。主催はご存じヒダマルさん(id:hidamaru)です。エイプリルフールに廃墟ボーイの廃ログを書いてくださった方です。
1冊の文庫本にして、文学フリマに出展します。人生初の試みにどきどきです。
目指すは『廃墟短編集』!! 【CFな話】 - ヒダマルのアニメ日記。www.hidamaruanime.com
短編集の製作資金としてクラウドファンディングが始まります。そちらにヒヤパの名前は出てきませんが、ご興味ある方、見てくださるととても嬉しいです。着地点が10月予定ですので、そこまでこんなお知らせがちょこちょこ挟まれる可能性があります。【ご報告】みたいのはプライベートのSNSでも気はずかしいがすぎてまったくできないたちなので言い訳や予防線を張りつついつものように長くなりましたが、お知らせでございました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。