*基本データ
場所:宮崎県えびの市大河平4654(おおこうびら)
行った日:2024/10/14
廃墟になった日:1992年頃
詳しく:国道221号線沿いの廃ホテル。1980年代の開業と思われる。最上階は回転展望レストランだった。
*評価
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★★☆
*あれこれ
宮崎初上陸です! 印象は「思ったより都会」でした。あとやたらと南国の木が生えている。都道府県あるあるがふんだんに散りばめられた大好きな漫画で学んだ宮崎は「民放チャンネルが2つでチャンネル変えることを裏にすると言う」「私鉄がない」「てげてげでいっちゃが」などでしたので。駅前の繁華街など数年住んだ水戸よりもよっぽど都会でした。空港もステンドグラスが華やか。時間になると神楽のからくり時計が演目をやってくれます。あとナッシーの首がなんか長かったです。空港には生搾りジュースのお店があってマンゴーでもパッションフルーツでもなくマスカットジュースを頼みました。鮮度が高すぎて、撮って数分で酸化し色がちょっと澱(よど)んでしまうほどのフレッシュジュース。めちゃくちゃ美味しくてすぐに飲みきってしまいました。さて、宮崎編は文章が先に来るまとめ出しスタイルにしてみます。マンゴー色にしたらおおかた予測はしていたけどなんとまあ読みにくいなあ! 一旦はこれでいく。
なんとなく南国リゾートの雰囲気がある宮崎ですがこの日――旅程の最終日です――は降水確率100%の雨雨予報でした。傘をさして車道からの水はねに気を配りながら進みます。おそらくここは有名物件、一見なんてことのない廃ホテルですが頭の展望部分がかわいいです。(cf.最上階展望フロア→その73:うずしお観光ビル - 廃墟ガールの廃ログ、その496:比叡山回転展望閣【残暑京都滋賀1/6】 - 廃墟ガールの廃ログ)
道があって横にまわることができたので側面観察から。傘が邪魔です。ガラスがすべてなくなった四角い枠からは脱衣所や浴槽、食堂のような部屋の景色が確認できました。消化器がまた差し色的に落ちているのでだれか侵入したひとが配置したのかもしれません。水滴が写ってしまってますが高圧ガスのはしごとぽっかり空く四角、彩りの緑はお気に入りの写真です。
正面です。シンメトリー裏表。裏の写真から天気の悪さが窺えます。こちらもガラスはばりばりで危ないです。自動ドアについている「自動」のパーツが落ちていてかわいく思わずパチリ。自販機もそろそろ横になりたい頃合いです。フロントの文字のさらに奥には味のあるエレベータが見つけられました。(cf.いまはなき→その21:ワールド会館跡地【not 45 but 55】 - 廃墟ガールの廃ログ)
近くにもうひとつ廃墟がありましたので最後にまとめておきます。エビネ蘭を栽培、販売されていたみたいです。中にはぶーぶーがありました。(cf.重機→その527:高見リゾートホテル【爆走海道4-4/6】 - 廃墟ガールの廃ログ)肢体の欠損した彫刻の置物は雨天ではまったくのホラーでした。最後の自販機ゾーンはどこまで動くか不明ですけどおそらく現役のようです。雨だったのはこの日だけで、この日はもうひとつ廃墟を見たのですが、それ以外の記事は晴れ模様になるはずです。