*基本データ
行った日:2020/12
廃墟になった日:不明
詳しく:住居跡。平屋の左隣は理髪店だった可能性あり。
*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
地図子さん(id:chizuchizuko)と茨城の井戸探し中です。(cf.バックナンバー→その324:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【茨城井戸探し1/6】 - 廃墟ガールの廃ログ)
雨の中歩いていると対岸に怪しい建物を発見しました。｢近寄ってみます？｣とお声をかけてくださる地図子さん、お優しいです。
わたしの好きな平屋タイプです。
白く接いであるところはなにがあったのでしょう。木造平屋ですがドアも鉄製のように見受けられ、つぎはぎの跡が確認できます。
反対側はえんじ色が強く、いろいろなお顔を持っていらっしゃるようです。そしてすぐに飾りのついた問が隣接します。間にはゴミ捨て場が設置されていました。(cf.空間の有効活用→その73:うずしお観光ビル - 廃墟ガールの廃ログ)
門の敷地内にも建物が何棟かございまして、こちらは現役かと思いましたら、門にはしっかりとした錠前つきでお住いではないようでした。
とここで地図子さんが叫びます。｢キャー！ 井戸がある！！｣
見ると門の縦線の合間から(ちょうど真ん中あたりです)井戸が覗いているではありませんか！ この日の地図子さんは日頃の井戸活動の成果を存分に発揮され、行く先々で井戸を見つけていらっしゃいました。というかおそらく日頃の井戸活動で培った任意の場所に井戸を召喚できるスキルを身につけていらっしゃったのだと思います。さっきの｢近寄ってみます？｣で発動したのでしょう。(違います)わたしも召喚された井戸を見つけて奇声を発します。どんな女子(女子です)2人組でしょう。
井戸を堪能したあとにもう一度平屋に戻りました。窓はばりばりです。
そしてさらに横へ移りますとこのような眺めとなっておりました。推測ですけれど、ここで火事があったままになっている気がしました。基礎の柱が残って立っています。
瓦礫や食器が散らばっていました。｢あの取り皿はまだ使えそうですね……｣などと話します。
煤けた柱と変色変形してしまったものたちがそれぞれ斜めに佇んでいました。雨で艶光りしているようです。
その中に垂直に生き残っている一角があります。煉瓦とコンクリで堅く塗り固められていたからでしょうか。風呂場なのか焼却炉なのか釜戸なのか不明ですが、不自然なくらいにきれいにそのままでした。(cf.お風呂場は残る説→その41:プチホテル跡地【三ヶ根山スカイライン後編】 - 廃墟ガールの廃ログ)
その後すこし横移動したら別のところにも井戸を発見しました。井戸子さんが熱心に井戸観察をしているお写真です。井戸狩りは続きます。
*おまけ
次の場所まで歩いている途中の公園です。晴れていたらベンチに腰かけて休憩しても良かったくらい良い場所でした。等間隔に木の植えられたサークルがあり、こっちこそなにか召喚できそうでした。
お住いとひと続きでしたが店舗部分だけ閉業された建物も見つけました。薄紫色の壁にずんだ色のアクセント、白いお花が立体的に彫られたブロックの扉、デザインが光ります。
