*基本データ
行った日:2020/03/20
廃墟になった日:2012年時点ですでに廃墟
詳しく:県道117号沿い。草が生い茂る敷地内に建つ二階建ての住居とそのガレージ。もちろん入れない。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★☆☆☆
*あれこれ
茨城県の最果て、神栖市におります。(cf.バックナンバー→その271:事務所跡【カオスカミス1/9】 - 廃墟ガールの廃ログ)ただいま戻ってまいりました。(cf.寄り道→番外編:十条駅西口【再開発】 - 廃墟ガールの廃ログ)
こちらがおうちの入口ですが、ここからでは肝心のお住まいの姿は確認できません。田舎の住宅って敷地がほんとうに広いのです、田舎のフコンビニもそうです。大型車のためか店舗の3倍くらいの駐車スペースがあります。話が逸れました。
門の下には波紋をモチーフにしたような行灯? 街灯? 門灯? がおやすみしていました。お勤めお疲れさまでございます。
立派な2階建ての住所はかなり右奥まったところにありました。「家に帰るまでが遠足」といいますから、ここにもし住んだとしたら他の子たちよりちょっとだけ遠足が長く楽しめますね。ざっと10歩分くらいです。
ここで、右の門に気になるものを発見しました。
限界に挑戦中のインターホン様かと思われます。長年の修行により解脱を試みているのかと思われます。ストイックな姿、お声をかけるのはやめておきました。
何度か書いたことがある気もしますが、廃墟ガールは昔茨城県で家々を空き家か否か見分ける職人の弟子として修行をしていたことがあり(ありませんよ)、そのときにはインターホンを見ただけで性能が分かる能力が身についていました。これはその267:住居跡【港区】 - 廃墟ガールの廃ログのような魚眼レンズのカメラ付きではなく、まさにその154:廃アパート【練馬区】 - 廃墟ガールの廃ログと同種でしょう。ただこれを鳴らしたあと、どんな訪問者だとしてもこの10歩分を外に出て確認しなければならないのは時として手間にもなりそうですね。
それと、神栖市の特徴として、成長しまくりの木々というのがあります。国道沿いでも県道沿いでも住宅街でも、草が育っているのです。ぼうぼうです。こちらのおうちも草木溢れる佇まいでした。
住居跡のほうまで進むことはできませんので、お隣のガレージへ移ります。
神々しい廃墟ガール
アイスや冷凍食品が入っていそうな、業務用の冷凍庫のような四角を発見しました。蓋はされていません。
ちょっとメッセージ性強めでホラーでもあります。3色展開の電飾とお手洗い用のスリッパ、これだけでもなにかが始まりそう、もしくはすでに起こっていそうではないでしょうか。(cf.業務用冷凍庫→その194:店舗跡/元乃隅稲荷【詰込山口5/7】 - 廃墟ガールの廃ログ、その260:根田商店【ライブペイントあり】 - 廃墟ガールの廃ログ)
住人はここからガレージへ出入りしていたのでしょう。
神栖市の「波崎」はもっとも千葉県に近い地域です。かもめ大橋を渡れば銚子市です。県道117号線はそんな最果ての最果てを暮らす方々の重要なインフラです。すごくみなさん飛ばして走ります。くねくねして細い道路なのに、です。県道すぐ脇という立地のため、全貌を収めるには反対側からの撮影が必須でしたが、車通りが多く叶いませんでした。
*廃墟残
残りストック:9
*魅惑の神栖情報
神栖市のお土産です。