廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その3:ウサギ島

 

*基本データ


場所:広島県竹原市(呉線忠海駅からフェリー)
行った日:2015/02/03
廃墟になった日:1955?
詳しく:休暇村があって職員が住んでいるため一応有人島。戦時中は国内唯一の毒ガス精製所だったため、島内に「毒ガス資料館」がある。毒ガス工場の機密を守るため一時期地図に載らない島だった。野生のウサギがわんさか(700羽)いるから夢っぽい女子やもふもふ好きにもおすすめ。

2023/01/10更新……再訪写真追加。
 


*評価


怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★★☆
入りやすさ:★☆☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

初・軍事廃墟です。

正式名称は大久野島(おおくのじま)ですが、ウサギの島としてまとめ記事などもあって、完全時代はウサ>毒ガスです。

 

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忠海(ただのうみ)駅の案内板にもウサギの絵が。

元はといえば毒ガスの実験でウサギを使っていたのが繁殖したみたいです。

 

(とはいえこのときはばっちりウサギ目的でお邪魔したので、廃墟の写真よりウサギが多いです。ミーハーでした)

 

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至るところにうじゃうじゃ湧いています。

野生なので触っちゃいけませんが、人馴れが激しくガツガツ来ます。

 

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宿泊施設である休暇村にエサが売っているので、人間=エサの認識がしっかり染み付いているのでしょうね。

 

とはいえ、休暇村のある辺り(わりと拓けたところ)のウサギより、山奥にいるウサギのほうが警戒心強めですぐ逃げてしまったので、野生の世界にも色々あるようでした。

 

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学級裁判ウサギです。

 

ダンガンロンパ1・2 Reload
 

 

 

 

肝心の「毒ガス資料館」はそこまで大規模ではないですが、入館料100円くらいで入れます。

 

「地図に載ってない島」とは、なかなか中二心をくすぐられますね。

 

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アクセスは相当悪いです。島内も休暇村のシャトルバスで移動しましたし、フェリーも本数少なめ、わりと島も大きいので全部ちゃんと見ようとするとけっこうかかりそうです。

 

宿泊施設は休暇村しかなく、ここはホテルではなくて休暇「村」ですからそれなりの覚悟は必要です。(独断と偏見)

 

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 ※ちなみにこの先何度かフェリー→軍事廃墟のパターンは出てきますが、まあ僻地です。

 

ただ、ウサギの蠢く軍事廃墟はここだけですし、背景を知っていると異様な雰囲気を味わうことができます。

 

以下再訪。毒ガス資料館は休業中でしたので発電所跡メインに。にしてもうさぎすごい少なくなっていました。

 

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*おまけ

 

廃墟と言うにはあまりに残酷ですが、こちらの建造物も素敵です。

人生で3度ほど見に行きましたが、何度でも立ち止まるべき場所だと思います。

 

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その2:住居跡【千葉県松戸市】

*基本データ
場所:千葉県松戸市(市川大野駅から歩ける)
行った日:2013/10/05
廃墟になった日:不明
詳しく:このへん


*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:★★★★☆


*あれこれ
市川と松戸の市境を散歩していると、高台の住宅に紛れて突如現れる建物です。


外観を撮った写真がないので載せられず想像に欠けるかと思いますが、どう見ても高台の住居を造ろうとしていて、1階部分(車庫と玄関へ続く階段)まで建ててそのままになった廃墟です。
1階の車庫(ガレージはありません、車体をつっこめる窪みがあるのみ)には乗用車がしれっと停められています。どういう管理になっているのかは分かりません。


また、住居スペースへ続く階段はわたしが行ったときには封鎖されておらず、昇ることができました。
車庫の上にあたる場所です。



消火器、スコップ、誰が置いたか分かりませんが、まるで静物画のモデルもしくはジャケ写のようです。
『消火器のある廃墟の静物画』なんてタイトルですね。こんな油絵欲しいです。



奥まで歩くとこうなっています。基礎の鉄骨が見えます。



ファンタのある静物画です。



1階部分――車庫の奥にあたります――はますます陰気臭くて素晴らしい出来映えです。
この椅子に座って写真を撮ってもらえば、おそらくサブカル系アーティストのデビューシングルのジャケットになりますね。


*おまけ
高齢化のすすむ住宅地は廃墟も多いかと思います。が、小規模でもひとの暮らしていた跡がよく見られ、家と人の繋がりに思いを馳せる絶好のひとときになるでしょう。



もちろん押しても鳴りませんし、誰もお出になりません。

その1:尾道城

 

 

*基本データ

 

場所:広島県尾道市(尾道駅から歩ける)

行った日:2012/09/08

廃墟になった日:1990年代

詳しく:隣の福山市にかつてあった福山城天守という建物を模して造られた建造物。尾道城自体に歴史的背景はない。

2023/01/10更新……写真追加、解体済。

 

 

*評価

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★★☆

入りやすさ:☆☆☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

記念すべき第1号廃墟は尾道城です。

iPhoneの画像の中でここが最も古いデータでした。

 

文学の街尾道、とても良いところです。志賀直哉が暗夜行路を書いた場所や、林芙美子の石碑があります。

 

駅についたらやはり見晴らしのいい千光寺公園を目指すわけですが、ここでロープウェーを使わずに歩いていくと、お目にかかれるのです。

 

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坂道の左手に突如現れます。

(画像がこれしか残っていないのでクオリティが最悪ですね‥‥) 

 

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「入りやすさ」ゼロで分かる通り、中には入れません。木々が生い茂っている他、門も閉まっていた気がします。

 

見つけた当時は「えっお城って廃墟になることあるの‥‥?? なんとか組合とかが管理して立派な文化財になるんじゃないの‥‥?? どういうこと‥‥?」と衝撃的でしたが、中身がないんじゃこうなるのも納得です。

 

中はなにがあったのでしょう‥‥。普通の家屋? 博物館?

坂の片側にあるのでこのアングルでしか見られませんが、千光寺公園へ行く際は足を止めること必至です。

 

そうでなくとも、尾道は入り組んだ古い家屋がたくさんあって、たいそうノスタルジックです。

 

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すすんで迷い込んでしまいたくなるような魅力ある立地。

 

以下追加分。まさかの再訪。展望台になっていました。

 

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*おまけ

 

尾道駅前の通りにある段ボール群。いまあるか分かりませんがこれも廃墟‥‥?

 

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(ブログの書き方が分からない!)