廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その86:すし正跡地

 

 

*基本データ

 

場所:東京都豊島区目白5丁目

行った日:2018/03/21

廃墟になった日:2018/03/20

詳しく:

f:id:hiyapa:20180420220004p:image

閉業。地元に愛されたお寿司屋さん。上記日程に火災が発生し廃墟化の運びとなった。

 

 

*評価

 

怖さ:★★★☆☆

廃れさ:★★★★☆

入りやすさ:☆☆☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

超芸術トマソンのように細分化されているかは分かりませんが、廃墟にも種類がある気がします。

蔦などの植物系、雪崩系、シースルー系、そのまま系、ホラー系、云々です。今回は燃え系の廃墟メモになります。

 

f:id:hiyapa:20180420220902j:image

 

時系列としてはと同日となります。(cf.寒かった春の日→その80:住居跡【豊島区】 - 廃墟ガールの廃ログ)

火災発生からちょうどひと月経ちましたので、こうして眺めたときのことを思い出しながらiPhoneぽちぽち――もはやボタンを押しませんので、このオノマトペは不適切ですね――している経緯です。

この道は踏切を渡ってしばらくしたところなのですが、どうも焦げくさく、どす黒い塊のような匂いが充満していました。踏切すぐのところにパトカーも停まっており、ただならぬ雰囲気がはじめからありまして、そうして納得のいくブツと対面しまして、そういえばお仲間であるその75の近くにも漂っているにおいだと、気づくのです。

(cf.燃え系お仲間→その75:そば武蔵野&あい菜家本店跡地【観察日記】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

f:id:hiyapa:20180420222319j:image

 

撮影時は事後1日しか経っておりませんで、燃えたての、まだ廃墟として定着していない、ふわついた雰囲気があります。これこそ刹那的です。

 

f:id:hiyapa:20180420222808j:image

 

溶け、煤け、焦げ、捲れ、外れ、一切の必然を伴わず、人工物のはずなのにこんなにも自然としていて、なぜこんなにも矛盾したベクトルがぶつかりあうと、異様な魅力が生まれるのでしょう。

 

f:id:hiyapa:20180420223412j:image

 

 

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

 

別に殺して解して並べて揃えて晒してはいません。

 

f:id:hiyapa:20180420223721j:image

 

絶妙な位置にいる看板の枠組みと、とばっちりをくらった標識がポイント高めです。

 

f:id:hiyapa:20180420223924j:image

 

正面です。画面やや左下になぜか災禍を逃れた生たまねぎが置いてあります。

 

f:id:hiyapa:20180420224456j:image

 

f:id:hiyapa:20180420224517j:image

 

雨が、よく入ってきますね。

 

f:id:hiyapa:20180420224545j:image

 

ストリートビューですと、現役の頃のお姿が拝見できました。きっと古くからあるお店だったのでしょう。ひと月経って、これらの写真からまた様子を変えているかもしれません。



*おまけ

 

f:id:hiyapa:20180420224734j:image

 

ひさびさに見ました。オンリー遊具公園です。この遊具の名前はなんというのでしょうか。