*基本データ
行った日:2018/11/03
廃墟になった日:不明
詳しく:桐ヶ丘中央商店街とは、北区桐ヶ丘内の都営桐ヶ丘アパート群内に広がる商店街のこと。30を越える店舗が存在するが閉業しているものも多く、歴とした現役の商店街である。今回とりあげた3店舗のほかにもシャッター化したお店は多い。そもそも桐ヶ丘という地名は「都営桐ヶ丘アパート」と「都営桐ヶ丘1丁目アパート」の2つの大型都営団地を抱えており、この商店街のある都営桐ヶ丘アパート群は桐ヶ丘1丁目に展開される、旧陸軍の火薬庫跡地に建った2661戸からなる集合住宅で、設備老朽化などもあって1997年~2020年まで予定されている「都営桐ヶ丘団地再生計画」が目下進行中。商店街の行方は住民すら誰も知らない。(突然の羅生門)
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★★★☆
入りやすさ:★★☆☆☆
*あれこれ
赤羽付近の団地は広くて奥が深いです。(cf.ここも再生計画なう→その65:赤羽台団地39号棟跡地 - 廃墟ガールの廃ログ)
地図で見ましても、この等間隔に並ぶ等しい長方形、美しいです。
商店街のはじめと終わりは背の高い団地に挟まれ、1階部分は抜けられるようになっています。こちらは裏からの眺めです。つまり表の入口とここにそれぞれ立ち、フリスビーやキャッチボールが可能ということですね。この手すりの錆具合、直線で形成された、定規1本あれば誰でもえがけるのではないかというほどの実直、真面目な構造、その中にめいっぱいに詰めこまれた生活臭漂う曲線たち、これですこれ。団地こそです。
そして、サンドしているせいたかのっぽを越えて進むと、このような有様です。「シャッター街」という単語はここに起源があるのではないかと疑うほどですが、現役のお店だって何軒も残っていらっしゃいます。
緑がかったお色味ですね(シャッターが)。
ア丶ン弁当になっています。
見あげれば張ってあった布はとうに去り、きれいな空になっていました。(cf.去る布→その91:舟付販売所跡地 - 廃墟ガールの廃ログ)
ここは色白シャッター、レトロなデザインの看板がかわいいです。
そしてHAM&SAUSAGEの隣には、バーかスナックか、そんなジャンルが似合いそうな佇まいがありました。
もっとよくひとつずつ見ていけばこの記事も団地同様奥深くなったのですが、ついで寄りしたときの小さなお散歩ですので、3軒だけの写真となりました。行く末を見守りたい場所です。
*廃墟残
残りストック:1(絶望)
*おまけ
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