*基本データ
場所:広島県呉市(呉駅から歩けそう)
行った日:2018/02/11
廃墟になった日:2017年末か
詳しく:中国・九州地方中心に多店舗展開する株式会社太陽家具百貨店の一店舗として1985年3月にオープン。以来32年間の長い歴史に幕を閉じ閉店。
※2021/07/02追記。2020年に解体された模様。
*評価
怖さ:★★☆☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
入りやすさ:☆☆☆☆☆
*あれこれ
5-56でも、魏呉蜀トリオでもありません。呉市(くれ)です。
造船所の町として有名で、実際に船を上げる光景を見られたり、潜水艦の中に入れたりします。
(奇跡的な加工写真を1枚目にして記事一覧のときこのブログは素敵な風景写真を良さげに加工したものを載せているTwitterで#ファインダー越しの私の世界とかタグ付けしちゃうキラキラ女子の主催するものなのだろうかと一見様を錯乱させる効果があります。ないです。)
商店街は寂れており、駅付近でももう少し散歩すればいくつか記事の数字が増えそうでした。
1日目の雨とはうってかわって、この日は晴天でございまして、雲も程よくあり、空色と白と廃墟くすみ色がバランス良くそこに有りました。
(通例ですとは電話番号は人のお顔などと同じでモザイクするのですが、今回はあまりにも看板の一部を担っていてデザイン性が高いのと、住居兼店舗と違って確実に閉店していますので隠しておりません。かけたら本社へ転送になる可能性もありますが‥‥)
見るからに歴史的建造物です。これが32年分の業績や社員と利用者の思い出たちの汚れなのです。誇らしい汚れなのでしょうね。
看板と柱、塗装のはげかかった具合が「いかにも」です。看板のすぐ下には、等間隔で金具のようなものがありますので、シーズンごとにフェアののぼりが何度も何度も何度も何度も飾りかわったことでしょう。
どんな理由で閉店したのかはまったく知りませんが、少しもの悲しい気持ちで晴れた空の下、眺めました。32年って、すごいです。学習机をここで買った小学生は学習机を買ってあげる子供がいるでしょうし、新生活のベッドをここで買ったひとはもっと大きなダブルベッドで誰かと寝ているでしょうし、ダイニングテーブルをここで買ったご家族はお子さんが独立されてなんだか広くなったテーブルにお2人で座ってお茶を飲んでいるでしょうし、一世代ひとつのものごとが続くってそれくらいの時間が流れているのです。
廃墟になる前から、最高の場所だったことは間違いありません。
(ちょうど煙突のようなお写真が撮れました。)
*おまけ
2日目はよく晴れておりながらほわほわした、ひと塊が大きな雪が終始降っていました。空港に近づきまして、これにて広島編はおしまいです。
2.5年前の池島(cf.その8:池島【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログ)ぶりの飛行機は離陸がセンターオブジアースのようで楽しめました。次からは関東に戻ります。まだまだ廃墟とともにあります。探検してゆきます。
そして、いつもこんな廃墟の紹介しかしないページにいつも優しくコメントいただいている方のブログにて、なんと廃ログが紹介されました‥‥!! ガールといいつつがっつり会社員ですので、昼休みにiPhoneをチラ見したらチラ見で済まされませんでした。あな嬉しや。KONMA08(id:konma08)さんとてもありがとうございます。