*基本データ
行った日:2018/11/17
廃墟になった日:不明
詳しく:
c'est ici
2022/11/28更新……解体済み。
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:★★★☆☆
入りやすさ:★☆☆☆☆
*あれこれ
大学生の頃お友達と、山手線沿線を4等分して、4回に分けてぐるりと歩く企画をしたことがあります。その際、日暮里と西日暮里エリアを歩いたのは日曜で、布が安いお店たちがこぞって店休日、残念だった思いと、マクドナルドがある印象しかありませんでした。(cf.だいたいどこにでもあるわ→その136:住居跡【TBS隣】 - 廃墟ガールの廃ログ)
日暮里駅から降りたつのははじめてです。谷中銀座へのアプローチを1本横にそれて、すぐにわかります。
広い2面採光の2階は、窓ガラスが心のきれいな人にしか見えないようでした。わたしにはまったく見えません。中の室内灯ならハイパーくっきり確認できます。2面ガラスの右横の斜めにぷらぷらしている扉は確実にこの廃墟のチャームポイントですね。
にしても、同じ「晴れ」でも、なぜこんなにも写真を見ただけで寒い空と分かるのでしょうか。たとえば今年の夏一くそほど暑かったその118:信州観光ホテル【灼熱長野4/6】 - 廃墟ガールの廃ログの晴れとくらべても、全然異なる空模様なのです。高くて、からっとして湿度が低くて、少し切なく寂しくなるような冬のはじめの香りがします。
この角度からだと普通の賃貸アパートの入口といっても遜色ありません。
しかし、中を見つめるこの角度だとこの通りです。(cf.みんな大好き養生テープ→その48:住居跡【板橋区】 - 廃墟ガールの廃ログやその102:中華料理 東洋軒 - 廃墟ガールの廃ログ)
撮ってもらいました。上の木々とコンクリートに落とす葉の影だけ見ると、ジブリ映画のワンシーンのような森にまぎれた女の子に見えると評していただきました。廃墟ガールですから語弊ありません。
お隣へまいります。お隣さんも廃墟同士です。
さっき黒だった門が白色です。朴訥な前件と違ってこちらはお清楚な廃墟かもしれません。
中を覗いてみます――
心のきれいな人にしか見えない壁――？？
この写真だけを見せて、地震体験車だよと教えてもなんら違和感なさそうです。というかここだけアパートではなくて地震体験車の廃墟なのではないでしょうか？？ 日暮里の賃貸アパートを巡っていたはずですが、自信がなくなってきました。この冷蔵庫は確実に体験が始まったら、倒れてしまいます。このショット、さっきの白い清楚門の右側から隙間を覗くかたちでしか見えないのですけれど、奇声を発しながらぶんぶん手招きしてこの眺めを友達に共有させる挙動不審ババアがいたことを添えておきます。(わたしです。)(cf.冷蔵庫→その134:平安閣 - 廃墟ガールの廃ログ)
そしてさらにお隣へしましたが、すでにお隣りは昇天されておいででした。秋空の下、積まれた木材を最後に見つめて、お散歩を続けます。
*廃墟残
残りストック:1(再び絶望)
*おまけ
近くに移動しましょう。
