*基本データ
行った日:2020/07/04
廃墟になった日:2014年頃か
詳しく:
1960年代の建築物の模様。東高根森林公園の近く。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
久地駅です。くじ、というと元水戸市民の廃墟ガールは久慈ばかり脳内に浮かびますが、知名度はこちらのほうがあるのでしょう。初上陸しました。斜に構えた入口です。
むせ返る質量のある空気の中を汗を拭きながら歩きました。途中こんなかっこいいコンクリを見つけます。左右対称なのが美しいです。
細い坂道を、
高速道路の上を、歩きます。
突如辺りが暗くなり木が生い茂る一帯にたどりつき、見えてまいりました。傍にお車が停まっていたので灰色の雲をふよふよさせておきましょう。(cf.顔面に雲→その213:【画像大量】廃電車&住居跡&店舗跡&廃旅館&廃銭湯etc【江戸東京たてもの園】 - 廃墟ガールの廃ログ)
廃墟ガールの後ろ姿です。姿勢が悪く足が太いですがまあそれはどうでも良いとして、撮影は元職人仲間(違います)の旭ちゃんです。旭ちゃんとは職人を引退した(違いますって)いまもたまに集まり、遠出したりお散歩したり、お喫茶店をはしごしたりしています。(cf.ブロガーじゃないのにバトンも参加してくれた→その295:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【奥多摩むかしみち3/5】 - 廃墟ガールの廃ログ)
2階からまいります。2階建て横長アパートはその237:廃アパート【気まぐれ福岡/糸島市】 - 廃墟ガールの廃ログやその154:廃アパート【練馬区】 - 廃墟ガールの廃ログを思い出しますね。
真ん中の長方形はかつての消火器置き場だったようです。この物件は消火器がひとつキーワードになっています。これは伏線です。
ところどころ歯抜けになっている壁の板、はがれる網戸代わりの青いヴェール、天井から降りる何本もの縦線、萌えポイントがたくさんございます。
階段だって負けじとおめかししていらっしゃいます。(cf.封鎖タイプの階段→その101:住居跡&アパート【板橋区】 - 廃墟ガールの廃ログ)
こちら側の消火器は依然壁にくっついています。耐久力のある性格のようです。
手前は倉庫のようなスペースだったかと予想されます。雨漏り必須です。
きれいな紫陽花を経由して1階へ移りましょう。
チョコレートみたいな棚、キックボード、自転車のタイヤ、自転車のカゴなど、ミッケの世界です。
恒例のメータチェックと洒落こみましょう。
メータはいらっしゃいませんでした。枠組みとコードのみが取り残されています。
こちら側の階段近くの柱は蔦とコラボしてアーティスティックな作品を創る途中でした。まだまだ伸びる、まだまだ巻けるのでしょう。
遅ればせながらタイトルコールです。集合ポストの横に物件名、郵便配達員への配慮、ということでしょうか。とても分かりやすいです。しかし郵便受けまで来ないと分かりません。
経年劣化によりこちらへ郵便物を入れることはできなそうです。強いていえば右1番上の四角ならつっこまれた蓋が受け皿になって留まってくれるかもしれません。(cf.ポスト→その241:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【板橋区散歩1/4】 - 廃墟ガールの廃ログやその247:店舗跡【渋谷区】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)
最後に伏線を回収して終わります。1階の消火器はなんだかたくさんありました。下に箱が寝ていて、本体は親子で危なっかしい木製の棚におさまっています。2階と併せてかわいい消火器選手権をしても良いと思います。
*廃墟残
残りストック:0(あと2記事なのですけれどね)
*おまけ
晴れて最終学歴が院卒になりました。おいしゅうございました。