*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
【七洋園】
行った日:2022/07/17
廃墟になった日:2018年
詳しく:県道15合線沿いの旅館。1965年頃開業の3階建ての物件。
和歌山編としては5弾ですが、隠れテーマとして【和歌浦温泉2/3】になります。前回が1/3です。その147:熱海スターレーン【お散歩熱海3/7.5】 - 廃墟ガールの廃ログやその437:河鹿荘【湯の山温泉】 - 廃墟ガールの廃ログやその445:【画像大量】鬼怒川温泉駅とその周辺【2/3】 - 廃墟ガールの廃ログのように温泉街はかつての栄華をお持ちなら、いまではそれが廃墟に、というパターンも多いようです。
(cf.バックナンバー→その479:旧志賀小学校【海辺和歌山1/10?】 - 廃墟ガールの廃ログ、その480:アパート【海辺和歌山2/10?】 - 廃墟ガールの廃ログ、その481:ブラックビル【海辺和歌山3/10?】 - 廃墟ガールの廃ログ、その482:魚又楼【海辺和歌山4/10?】 - 廃墟ガールの廃ログ)
お隣あったふたつの廃旅館を観察します。まずは左側。横長です。
左端から伸びるロープウェイさながらのたわんだ線の正体はなんなのでしょうか。
達筆です。このへんの旅館は達筆に旅館のお名前が書いていらっしゃいます。
当時、レトロゲーム機があったりとなかなか雰囲気のある館内だったみたいです。
自販機を発見しました。(cf.自販機→その394:化女沼レジャーランド【画像大量2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ、その469:屋島ケーブル【爆走四国アゲイン5/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)
当然立入禁止ですが、このポップな色合いの「立入禁止」は公式に書かれたものなのでしょうか。落書きのグラフィティが多いです。
右横にずるずるとずれてゆきます。雰囲気抜群の外階段を発見しました。コンパクトにつづら折られてかつこのお色味、素敵です。
お気に入りの1枚です。
晴れ、灼熱、緑、キープアウトの色たちがせめぎ合っています。見るだけで暑くなってくる写真です。ほんとうに暑かったです。
立入禁止を引き継ぎ、お隣へまいります。
【太公望】
行った日:2022/07/17
廃墟になった日:2013年
詳しく:県道15合線沿いの旅館。1940年頃開業。2013年に廃業、その後2017年にリニューアルオープンするもののまたしても営業していない状態に。
お隣さんが見えてきました。
こちらは事務室や管理室のような出で立ちです。うしろの丸みが気になりますので横移動を続けましょう。
途中に野生の洗濯機がいらっしゃいました。(cf.野生のテレビ→その369:【暗渠ハンター】鮨&ヘアーサロン【初台川】 - 廃墟ガールの廃ログ、冷蔵庫→その8:【再訪】池島【画像大量3/3】 - 廃墟ガールの廃ログ、ウサギ→その3:ウサギ島 - 廃墟ガールの廃ログ)
丸み部分は外周をぐるっと歩ける造りのようです。中はエレベータでしょうか。旅館に泊まるひとびとならこの遠回りともとれるぐるっとコースも楽しく歩ける心持ちでしょう。
2階部分が窓になっているのでお食事やお茶のできるスペースだったのかもと予想します。だいぶ全貌が見えてきました。
にしてもよく晴れています。山なんだか海なんだかで暑さダブルパンチでした。
白を基調とした外壁より目を引くのはバス。
バス。
バス。ご丁寧にドア開いています。入ってくつろぐことを許されている廃バス(その378:【画像大量】住居跡?【岳南鉄道】 - 廃墟ガールの廃ログ)とは違うのです。
倒置法で強調です。
ここまでにしておきましょうね。
1度リニューアルオープンしていることもあり、新旧のものが入り乱れているようにも見えます。
こちらもラッピングカーに変えられていました。車体はカンバスではありません。
安全第一のこれ(なんていうのでしょうか、車止めではないですよね暗渠を歩きすぎですね)も暑さのせいでぐんにゃりしてしまっています。
差し入れに大量の保冷剤を持ってきてくださったかたがいたようです。朗報ですね。
こっちも暑さでぐでっています。日陰がないのでさぞ大変でしょう。
*おまけ
桃太郎公園や箱ブランコなど、和歌山県はおもしろ遊具が豊富です。何十箇所も公演を見ていると遊具神経衰弱ができていくものですが、唯一無二遊具も多くあります。
飛行機滑り台です。迫力満点です。ちびっこなら翼の上にも乗れそうですね。
もうひとつ。和歌山県内でも一二を争うツッコミどころ満載遊具なのではないでしょうか。「かばのおじさんのブーツ滑り台」です。え?? そもそも「かばのおじさん」がまず日常生活で耳にしない単語です。かばの年齢をあまり気にしたことのない人生です。丸眼鏡をかけています。かばって丸眼鏡かけますっけ? さらにブーツ。どういうことですか?? ブーツ滑り台っていうのは日本各地にあるようです。なぜかばとブーツを掛け合わせたのでしょうか??? おかげでおじさんの口から滑り出てくる仕組みになってしまいました。近隣に住むこどもたちにトラウマを植え付ける公園になってやしないか心配です。
しかも水はけが悪く雨の次の日にみにいったらおじさんの口に水が溜まっている仕様に……
近くにもうひとつ、コンビネーション遊具があり、そっちにはシンプルな滑り台がついています。そこに昇って1枚。お昼どきにお邪魔しまして、ご家族で遊びに来ているキッズがいましたけど、この遊具には近寄りもしていませんでした。わたしがこどもなら怖くて公園自体遊ぶのを避けます。どういう経緯で無事にここに製作設置されたのか非常に気になります。