*基本データ
行った日:2021/01/22
詳しく:東武線の鬼怒川温泉駅から歩ける温泉街には多くの廃墟が存在する。
*あれこれ
お湯の通るかっこいいパイプや水の凍るパイプやを見つつ、鬼怒川散歩は続きます。こちらは副音声です。廃墟だらけだったので3回にまとめ中。(cf.バックナンバー→その444:【画像大量】鬼怒川温泉駅とその周辺【1/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)
③住居跡
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
見つけやすさ:★★☆☆☆
平屋のかわいらしいシルエットでわたしの好みの建物なのだけど「スキースノーボードレンタル」が主役と化している。誰も済まなくなってからここに看板を建てようと思った経緯がすごい。
~出入りできない家~
「この看板が建ってから、長年使っていなかった勝手口を使うようにものを片付けたんですよ」
住人のご婦人は語る。
「みたいにビフォーアフターしないと」
「匠はなんと、看板の撤去に踏み込んだ」
「いや匠じゃなくてもそれ一択だろ」
(大爆笑)
④住居跡
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★★★
見つけやすさ:★★☆☆☆
単純に危ない。
はしっこから崩れていっている。この日のこの姿が生前――もうこの表現も間違いかも――最期の姿かもしれない。刹那すぎる。
⑤星のや
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
比較的新しそう。
ここも二重ドアだ。寒さ対策だろうか。ロープもかかっているし入ってはいけません。
階級の高い将軍みたい。階級章わんさか。ガラスに映る人間は廃墟ガールのものです。
⑥かっぱ風呂
怖さ:★★★★★
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★★☆
超有名物件。1番大きかったのでは。絶対に入ってはいけません。
横長だった。古き良き増築を繰り返した旅館の様相。
お姿が大きくなってきました。
コンセントくんすぐ撮る。(cf.その373: 【画像大量】旧相川拘置支所【1年越し佐渡4/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)
旅館にはそぐわない鉄の外階段が突然現れる。このあとも思ったけれど、こうやって無機質な部分や旅館然とした部分や、色々な面がいち物件で楽しめるのが魅力なのかもしれない。
よく見たらわたしの行ったのはかっは風呂だったのかもしれない……。
そんなことより反対側の壁がみんなお帽子かぶっていた。かわゆい。(cf.ボーラーハット→その437:河鹿荘【湯の山温泉】 - 廃墟ガールの廃ログ)
ずんずん。
廊下が一直線に長くて、客室がずらりと並んでいて、と想像出来る。または宴会場などなのかも。なんにせよ横長の空間を予想する。
かっはではなくてやっぱりかっぱで合っていたっぽい。
外階段がまたいかしている。つぎはぎの感じが楽しい。
政府登録国際観光旅館。青空が似合う。
建物と建物の境目がかっこよかった。青が差し色になっている。
ここは地下のように下がっていける模様。もちろん入れません。横にくっついた斜めになったモニタみたいのがアクセント。
その向こうに奥まった建物。だいぶ朽ちているのが分かる。お美しい構造である。
本日空室有ります。たぶん昨日も明日も有ります。
道路沿いから確認できる1番はしっこ。やはり外階段。
ここに限らずさっきの下におりるような場所もそうだし、窓ガラスは至るところが割れてガムテープで補強(もとい封鎖)されていたし、傷跡がたくさんあった。大きくて見応えのある物件なのは外から観察するだけでもようく分かったけれど。
おまけ。初めて見た。塩カルまいてた。つづく。