*基本データ
場所:石川県輪島市河井町2部
行った日:2023/07/15
廃墟になった日:2012/10
詳しく:1992年9月開業の美術館。バロック風建築の建物であり、輪島朝市通りでひと際目を引く存在となっている。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★★☆
*あれこれ
梅雨どきのさなか束の間の晴天でその573:赤谷湖ホテル【みなかみぐんま7/6】 - 廃墟ガールの廃ログを歩いた際、ものっそい日焼けましたし、汗だくになりましたし、これはつらい、と思ったのですが、1か月後の北陸はその比ではありませんでした。
廃墟メインではなく、観光もかねてのお散歩ですが、車から降りた途端もう汗でした。この通りはその名に恥じぬ賑わいで、午前中は出店にて海産物や干物を売っていて、その場で買って炙って食べられるスペースがあったり、朝ドラ(テレビを見ないことに定評のある廃墟ガール、まったく知らない作品でしたすみません)に出てきた喫茶店を模したお店があったりしました。
なかなか温かみのあるストリートなのですが、突如現れる石像があります。しかも背が高いのでかなり目立ちます。
柱や手すり、看板も気を抜きません。
通りに面していてワンカットオンリーなのと、出店が通りに出続けていらっしゃるので写真を撮るには適していませんが、建物の正面は大体こんな眺めです。(cf.通り沿い→その67:店舗跡(モリヤ人形店隣)【川越浪漫散策2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)
立派な造りでございます。ごくごく自然な素振りで下を見つめている女性が怖いです。
経年劣化と廃墟であることが相まって、歴史のある美術館のようにも感じてしまいます。(cf.石像→その119:【画像大量】日本歴史館+α【灼熱長野5/6】 - 廃墟ガールの廃ログ、その526:ヘルシーリゾートサングリーン【爆走海道4-3/6】 - 廃墟ガールの廃ログ)(cf.天使の美術館→その502:山中湖周遊【撮りすぎ山梨1】 - 廃墟ガールの廃ログ)
男性女性、動物までもが荘厳な面持ちで姿勢よくとどまっていらっしゃいます。この数枚のお写真だけ見れば、海外の美術館、ともとれてしまいます。すごいです。
壁や柵にヒビや剥げは見えますが、比較的きれいです。金がきれいです。
片方だけずり落ちるパンプス用の靴下を直している図なのかもしれません(違います)
当時は絵画や陶器など400点以上のアイテムが飾られていたそうです。なにかと日本の様式美がイメージされがちな石川県でここまで西洋を全面に押し出した建物というのは面白いです。にしても金色が目立ちますね。
*おまけ
おまけです。ちゃんと金沢もぷらぷらしました。「エレベータータイ」が「2位タイ」のような使い方かどうかや、タイがあるならエレベーターヒラメもあるのか等、妄想が膨らみます。
それと、輪島朝市通りには井戸ポンプがたくさんありました。レアカラーのものも発見です。すかさず井戸子さん(地図子さん)(id:chizuchizuko)に報告しました。
あっぢい北陸編がすこし続きます。