廃墟ガールの廃ログ

廃墟探索の備忘録/廃墟のススメ

その112:住居跡+α【鶴見線】

 

 

 

*基本データ

 

場所:神奈川県横浜市鶴見区(JR鶴見線国道駅」から歩ける)

行った日:2018/07/07

廃墟になった日:不明

詳しく:随分前、地図子さん(id:chizuchizuko)が書かれていて教えてくださった場所。やっと行けました地図子さんありがとうございます…! 下記の記事です。

chizuchizuko.hatenablog.com

 

 

*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆

入りやすさ:★★☆☆☆

 

 

*廃墟残

 

残りストック:6

 

 

*あれこれ

 

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前回の記事の通り根岸競馬場に見とれつくしたのち、 鶴見駅から出ている鶴見線へ乗りました。たった数両の列車です。(cf.その111:根岸競馬場【廃ログ1周年なりました】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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このへんのものではありませんが、 電話ボックス跡地とかわいいコーンちゃんの写真で終了です。


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「国道(こくどう)駅」です。なんだか大層なお名前ですが、 改札は無人でした。


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ここのコードは惜しく、片方は繋がっています。 余談ですがこのデジタル式のメータは眺めていても変化が分かりにくいため、ここが空き家かどうかを判断する職業の人(どんな職業cf.その62:住居跡【茨城県小美玉市】 - 廃墟ガールの廃ログ)苦戦する代物となっています。


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お散歩ルートはこんな感じでございました。鶴見線で一駅進んで、歩いて京浜東北線を目指します。


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シャッターのむこうはどんな風景でしたでしょうか。 比較的きれいですので最近まで使われていた可能性大です。 軽自動車なら入るでしょうか。バイクか原付、自転車、お子さんがいらっしゃればキックボードやボール類、もしくは裏手にもドアがなくこのシャッターが玄関口、選択肢は無限大です。


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線路が上を走り、高架下にはここだけで自治会や回覧板が成立しそうな空間が広がります。以前は不動産賃貸業を営んでいたのでしょう、フォントがレトロでお気に入りです。裏手にまわるとまだお住まいでした。


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そしてこちらです。この壁の色、個性的でたまりません。こちらは二区間分お使いでちょっとだけ広々物件ですね。


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次に視界に飛びこんでくるのはこちらです。こちらも「シラユキ」の字間が絶妙ですね。こちらは看板が残っているのではなく、自販機とポスターの間が死角で入口となっており、お邪魔した際には単なる営業時間外でした。


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コードは繋がっておらず、端子? が浮いています。


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暗いです。iPhoneの限界です。ガラスのスライド式の戸とえんじ色の郵便受け、 明るいほうへ進めばおそらくベランダかなにかの裏手へ着くはずです。こういった造りの、話し声が聞こえたり、洗い物の音がしたり、ぼうっと室内灯の光が滲んだりする家の、多いこと多いこと。


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玄関の緑ではなく、壁がはがれて手前に垂れてきているところがポイントです。


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他にも、釣り具屋さん(すぐ近くに川が流れ、土手に出ていけるところがあったのでその関係かと思われます)や屋台、外に丸椅子を置いただけの野外席(高架下ですが)のある飲み屋など、すべて現役、もしくは現在も使われている並びが続きます。廃墟はどこでしょう?


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続いてこちらです。先ほどのトタン風ではなく、砂壁のようなザラザラがあります。


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この世界は、天井や屋根の造りが線路中心でできています。レールを支えるコンクリの支柱の空いた間隔ごとに、しめたとばかりすっぽり埋まっているおうち、おみせたちです。歩いていて、初めて見る光景でした。これを「住宅街」と呼んでいいのか分かりかねますが、等間隔に平屋が並ぶ片田舎の借家(cf.その79:住居跡【松戸市】 - 廃墟ガールの廃ログ)のような愛おしさも感じます。


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1階はリビングとキッチントイレお風呂、2階は二部屋、といった具合でしょうか。 窓がない縦ラインに階段がありますかね。


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家としての土地活用がなされていない場合は、同じような柱と柱、柱と柱、柱と柱が続きます。ゴールには椅子がありました。特別な人しか座ることを許されていないのでしょう。わたしは駄目でした。


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団地や今時のニュータウンと全く同じです。一区画分の隙間にすっぽりと納まっています。


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廃墟じゃない、廃墟じゃない、廃墟じゃない、廃墟はどこでしょうか? しかし、こうやって線路に沿ってゆっくりカーブを描き歩いていると、ここは廃墟か、廃墟ではないのか、妙に錆びれた、 彩度の低い色合いで統一された世界では、あまり重要なことではないようでした。たまに響くリズミカルな轟音と振動で、人々のライフラインの真下をなぞっていることをはっと気づかされ る、特別な立地の佇まいをまったくまとわない、家や店があって、暮らせていけるのであれば、現役か空き家かなんてそうたいした違いでないじゃん、声が聞こえてきそうです。ただ――このブログは廃墟のメモですので―― 見上げたり目をこらしたりしながら進みます――

 

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廃墟、ありました!

 

 

*おまけ

 

廃墟廃墟じゃないとがあまりにも交錯していたので、そのごちゃまぜをどうやって書こうかと思ってこんなになってしまいました。読み進めると黒と灰色合流します。最後が折り返し地点です。

意味不明です。読みにくいったらありゃしません。もし、この記事をここまで読んでくださっている心優しい方がいらっしゃいましたら、今回のメモは写真集と思っておいてくださいませ。「高架下は今~ 京浜東北線の高架下~」というタイトル、書体は明朝体でお願いします。表紙は指紋がつくのが嫌なのでマット加工でいかがでしょうか。

もはや数回ごとに禁断症状が出ているとしか思えない、出オチのくせに長々と大変失礼いたしました。

 

メメント (字幕版)