廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その604:椿井市場

 

 

*基本データ

 

場所:奈良県奈良市椿井町(つばい)

行った日:2023/12/03

廃墟になった日:西側の店舗には廃墟が多いが現役のアーケード街。

詳しく:明治時代に造られた約100mの木造商店街。

 


*評価

 

怖さ:★★★★☆

廃れさ:★★★★☆

見つけやすさ:★★★★☆

 


*あれこれ

 

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唐突の奈良県です。■ - 廃墟ガールの廃ログぶり。その前はその362:廃アパート【奈良市】 - 廃墟ガールの廃ログ、なんだかんだコンスタントに来ています。この商店街の中がまたノスタルジックでよきなのです。(cf.ノスタルジック商店街→その314:でこぼこ【レツゴーキューシュー1/7】 - 廃墟ガールの廃ログ■ - 廃墟ガールの廃ログ、商店街×団地→その520:ゴミ焼却場【爆走海道2】 - 廃墟ガールの廃ログ、現存する日本最古アーケード→その563:会館跡【鶏肉大分7/8】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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ほらもう始まっています、最高が。


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シャッタにかわいらしいバッテン模様が刻まれていました。ここは違いますが別シャッタでは営業時間や店休日を油性黒マジックで直接書き込んである店舗も見かけました。(cf.ドアは伝言板その21:ワールド会館跡地【not 45 but 55】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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年季が入っております。

 

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きっとおいしいおまんじゅうのはずです。

 

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お察しの通り、こういった構図の写真が延々と続きます。何度でも書きますが消失点が中心にある縦型写真が大好物なのです。「消失点」でこのブログの記事検索をすると無限に出てきます。


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すこし国道駅(その112:住居跡+α【鶴見線】 - 廃墟ガールの廃ログ)のようでもあります。


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達筆な赤い花が咲いていますね。


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非常口くんが不安定に吊られています。このあとも出てきますが、この通りの非常口くんは基本吊られて浮いて斜めになっています。


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さて、気を取り直して消失点です。()


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スイトピー柄の型板ガラス。


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このあたりの大きな窓は型板ガラスがフィーバーしていました。愛せます。


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味しかありません。中はがらんどうで、わかりにくいですが天井の板がたわんで落ち、空が見えている状態でした。


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右へまいります。時代や地域性によって統一感がある建物たち、好きに決まっています。


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2階建てのようですが歪んで手前に傾いてきていました。危なげです。風が吹くとぎい、となにかが傾くか揺れるか軋む音がしていました。


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立派なもみじ柄の入口の向こうはかなり開かれた空間となっていらっしゃいました。


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さらに小道が続き、市場の裏側、一般家屋や倉庫的に使われている場所がひろがっていそうです。


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消失点中央構図に戻ってまいりました。ゴールが近いですが右側のは寄り道不可避。


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人気店だったのだろうと予想します。


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フェンスの中ではタンスくんが荒ぶっていらっしゃいました。実際には写真には収まっていませんけど下のお店と道の境がひび割れ、陥没していて、タンスくんは下の荒ぶりを受けて踊ってしまっただけのようでした。


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さらに奥、中だけ切り抜いて撮ってもらいました。どこも青空市場です。雨の日はどうなってしまうのでしょう。


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浮遊非常口くん、ピクトグラムいないバージョンもあります。


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立て付けの悪くなった木の扉の隙間を覗いたら、1番「そんなわけないだろ」の看板が眠っていました。この倉庫の中だけで、だれかしら向けになにかしらが売られているのかもしれません。


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終わりが近く名残惜しいので1度振り返っておきましょう。この眺めを永遠に刻みます。


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反対側に出ました。


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ぼろっちい。


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帰りは元きた商店街内を戻らずに別のところから歩いてびっくり、おそらくもみじの型板ガラスがあった建物が崩れに崩れていました。斜めに歪んでいたのも納得の大破具合です。嗚呼諸行無常

 

 

*おまけ

 

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おまけには歩いていて見つけたものを貼っておきます。まずは奈良ならではの電柱反射シール


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奈良ならではの屋根を持つ公衆電話。(cf.ドライブスルー公衆電話→その433:井医院 - 廃墟ガールの廃ログ、光る公衆電話→その448:きっちんせいじ【バースデー長崎1/7】 - 廃墟ガールの廃ログ、プラモ公衆電話→その530:富士見町社宅【撮りすぎ静岡1/10】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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お墓のお船


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絶対古都奈良にはあるだろと思い歩き回ったもののこれしか見つけられなかった井戸ポンプ。(cf.井戸子さん(id:chizuchizuko)に報告済)


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率川(いさかわ/■ - 廃墟ガールの廃ログ)以外にも暗渠ありました。