*基本データ
行った日:2021/06
廃墟になった日:2008年
詳しく:1984年設立の株式会社の本社跡地。県道42号線沿い。動物用薬品の開発や製造をしていた。倒産時の負債額は13億。また2021/04に建物内で火災があり一部が焼けた。関連会社も多数あり、同敷地内に本社を置く法人も何社かあった模様。
*評価
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
水のきれいな富山編です。相変わらずばっちり雨です。(cf.バックナンバー→その356:【撮れ高不足】健康大学【水路天国富山1/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)
富山の大本命はこちらです。Wikipediaなどにも項目がありいろいろと社会背景のある場所のようでした。お犬様の血液型を調べる薬剤なんてあるのですね。人間は4種類ですけどお犬はいくつパターンがあるのでしょう。最近はもうしていませんがかつて成分献血目指して毎月献血センターに通う(そしてヘモグロビンが足りなくて返される)大学生だったのを思い出します。血が欲しいっち。
(cf.デリニエータ→■ - 廃墟ガールの廃ログ、■ - 廃墟ガールの廃ログ)
くねくねしている県道を進みます。さっきからもうロゴがばちっと見えています。が、一旦スルーして行けるところまで行ってみます。裏手から近づけるのではないか作戦です。
雨だし曇っているし、と富士フイルムのビビットフィルタをかけているので、緑がわざとらしいです。自分の好きな雰囲気になっているので問題ございません。
裏手の細い未舗装の道はどんどんお目当てから遠ざかってゆくようです。だめでした。諦めてコンクリに戻ります。
戻ってまいりました。会社のロゴではなくてこれが時計だったら、校舎のようにも見えます。横長の建物なのが影響していると思われます。
左端上が黒ずんでいます。
現役の頃はとても大きな施設だったのが窺えます。社員は何名ほどいらっしゃったのでしょうか。緑に囲まれてそよぐ風に旗もはためいていたのでしょう。
お邪魔した日の数ヶ月前に火災があったそうです。どなたかが中に入ってなんらかが理由で燃えてしまったのでしょう。3階が、とのことらしく、見ていたらそれがよくわかりました。
お見事な眺めです。
奥のほうはうっすらとした自然光が「受付」の文字とカウンタを照らしていました。
このへんをちらちら撮っているときに、中――割れたガラスや抜けた扉がいくつもあって、風通しのよい建物になっているので、この表現がどこまで正確性を持つのかちょっと疑問ですけれど――から、大きな羽音とともに緑のきれいなキジ(おそらくキジ)が、1階から空へ飛び立ってゆきました。雨音なんて簡単にBGMになるくらい大きな音だったので、単純にすっごい驚きました。たぶん肩をびくつかせていたと思います。お化け屋敷やホラー映画を体験しているときのようだったと思います。
そのあとこれを見たので、なんだか勝手ながら関連づけてしまいました。
中まで入る方もいるのでしょうけど、ここまで眺めておしまいです。県道42号線は歩道がなく、くねくねした車メインの道です。そこをかばんも持たずにカメラだけかけた女子(ガールですよ)が1人てくてくしているのが物珍しいそして危ないのか、終わって停めていた車に戻る途中に車を運転しているおばさまが脇に停まって窓を開けて「大丈夫ですか?」と声をかけてくださいました。いたって平常運転、大丈夫がすぎます。お騒がせいたしました……。
*おまけ
富山名物ブラックラーメンです。醤油の濃ゆい味つけです。何店舗か名所があるようでこちらはれんげがついていますが、お店によってはれんげがついていない=汁はしょっぱすぎるので飲むのを推奨しないところもあるそうです。面白いです。
お寿司です。わたしは生魚が好きではありませんので炙りオンリーです。それでも均一の回転寿司屋さんよりおいしい! とひと口で分かるクオリティでした。
夜の富山城です。シャッタスピードを遅くして固定して撮るんだよとアドバイスを受けて練習しました。いつまででも息をするように言いますがカメラって難しいです。いつまででも写真撮るのは下手くそだと思います。