200記事と2周年の自己満記事→百も二百も好きのうち【その200突破&廃ログ2周年なりました】 - 廃墟ガールの廃ログ
*基本データ
場所:東京都豊島区南大塚(JR巣鴨駅から歩ける)
行った日:2019/07/06
廃墟になった日:2008年頃
詳しく:
全35室からなるビジネスホテル。火災による焼失のため廃業し今に至る。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
さて、節目の自己満記事(上にリンクあり)を書いたあとしばらくぼんやりした暮らしを送ったのち、ストックもちまちま溜まりつつありますのでまた通常運転を再開します#廃ログです。読んでくださっている方いらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
で、ある日の雨の朝のこと、1日中降ると天気予報で聞きましたので大きな傘を持って出勤し、ドアを出たその瞬間の1歩で、ふと、紫陽花を見たいと思ったのです。大粒の雨が床や傘や屋根に当たる音に映える、潤いのあるその小さな花たちの集合を見たいと思ったのです。それで縁あってトーキョーマスター(よく当ブログのネタである都内廃墟情報を持ってきてくれるひと)に声かけたところ、白山神社(はくさん)が紫陽花の名地である、と提案をいただき、足を運びます。
梅雨だからと錯覚していたのですがもう暦は7月で、ピークはとうに過ぎ、境内への階段脇のこの1輪しか紫陽花は咲いていませんでした。『君の知らない物語』の冒頭ばりの突然の思いつきでした。残念です。
それで、気を取り直してなんかないかとトーキョーマスターに聞いたわけです。そして少しだけ横にずれて見に行ったのが、
こちらでございます。火事以来ずっとこの形を保って20年以上経っている、ということでした。冷蔵庫の中身ありあわせでちゃっとおいしいごはんを作るばりの手際で、ここへ着きました。噂ではトーキョーマスターは都内の任意の場所に廃墟を創り出すスキルを持っているとも聞きます。(聞きません。)侮るなかれです。
iPhoneで撮る廃墟ガールをカメラで撮るトーキョーマスターの写真
実物を目の前にして絶対ラブホテルだろうと思っていましたが調べるとビジネスホテルとのことでした。屋上のネオンがそれらしいですが、たしかに入口は開けています。
正面です。もっと侵入しやすそうな警戒態勢だったのでしょう。落書きや不法投棄や煙草などのゴミ、イタズラが多くみてとれました。
SHARPのヘルシオです。部屋の備品ではなさそうです。(cf.テレビ→その97:ナポリの太陽【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログ冷蔵庫→その134:平安閣 - 廃墟ガールの廃ログ)
覗く廃墟ガール
覗いた景色
日通段ボールか積んであります。経年劣化によりさぞかし柔らかな質感になっていることでしょう。
自動ドアがおそらくははめ込んであったであろうメインエントランスです。
廃墟ガールの通っていた中学校では年に数回、イタズラで消化器がぶっぱなされることがありました。そのとき、消化器の中身はこんなかわいい薄蛍光ピンク色なんだと、衝撃を受けた思い出が蘇りました。
アミアミの中を除きます。布団、ビニール傘の骨、トースター、
自転車、木のテーブル、吸殻、ゴミ袋、
ゴミ箱、また自転車、お酒の缶、
フライパン、ペットボトル、パイプ椅子、キャリーケース。この写真たちだけでも大好きなミッケ! シリーズが作れてしまいます。(cf.ミッケ!→■ - 廃墟ガールの廃ログ)(cf.アミアミ→その180:麻布保育園跡地 - 廃墟ガールの廃ログ、その123:三田東急アパートメント - 廃墟ガールの廃ログ)
- 作者: ジーン・マルゾーロ,ウォルター・ウィック,糸井重里
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反対側からもAOI HOTELを見上げておきましょう。周り、というかお隣やお向いですら一般住宅ですので、解体や再建設するのにもなかなかタイミングか難しく、ここまで残っているのかもしれません。
裏手にまわって見つけた用地の標示と、裏の客室窓で締めです。よい廃れ具合でございました。
*廃墟残
残りストック:4
*おまけ
紫陽花、なんて言っていますけど、世間はこんな季節です。そりゃ紫陽花なんて咲いていないはずです。かれこれ20年弱ほど通いつめている新松戸まつり、今年もしっかり遂行いたしました。輸血ジュースは入れ物が欲しくて買いましたけれど、果汁は栄養剤並の薄さでした。(cf.2018年→その110:店舗跡×3【渋谷区】 - 廃墟ガールの廃ログ)