*基本データ
場所:東京都世田谷区若林5丁目(東急世田谷線「若林」駅から歩ける)
行った日:2019/08/17
廃墟になった日:2009年時点ですでに使われていなかった模様
詳しく:管理されている。
※2021/08/18追記、解体済。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
世田谷区のお散歩はどうやらお初のようです。普段、都内のお散歩は公共交通機関での移動ですのでGoogle先生で調べ、その物件の最寄り駅までまずは出発します。この物件の最寄りは東急世田谷線です。聞いたことのない路線です。いざ。
行ってみてわかりましたが、こちらはなんと路面電車です。下高井戸駅から三軒茶屋駅を結ぶ路線のようです。しかもたまたま乗った車両がお猫様仕様でした。(cf.鯛仕様→その12:【ラピュタ島】友ヶ島【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログ)
車内にもお猫様があっちゃこっちゃしたあとがありました。かわゆいです。
混んでいなければ電車は好きです。東京の路面電車って都電荒川線しかないと勝手に思いこんでいたので、とてもご機嫌に目的地までまいります。(cf.都電荒川線沿線→その102:中華料理 東洋軒 - 廃墟ガールの廃ログやその140:住居跡【都電荒川線】 - 廃墟ガールの廃ログやその169:中華料理 玉竜 - 廃墟ガールの廃ログ)
若林駅で降りまして、汗を拭きつつ日焼けを気にしつつ歩きます。降りたってからはすぐそこです。見えてまいりました。
はい。建物の定規を使わないで書かれたようなデッサン具合よりも、周囲のアイテムたちに目を奪われてしまいます。
(cf.斜め危ない→その41:プチホテル跡地【三ヶ根山スカイライン後編】 - 廃墟ガールの廃ログやその158:本城建築事務所跡 - 廃墟ガールの廃ログ)
この写真を正面としまして、ここから左と右にそれぞれ、まわってみることにしましょう。まずは左側です。
少し斜めになります。下のアイテムの広がりが正面だけではないことが分かるかと思います。
シャッターは確実に周りを掃除したとしても開かないでしょう。画面左のほうに見えるメータは、コードが繋がっていません。(cf.鎧戸→その67:店舗跡(モリヤ人形店隣)【川越浪漫散策2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)
じりじりとバックしてみます。裏手にさしかかります。
上も見ておきましょう。2階は網戸がはずれ、干してあるのか雨漏りを吸収させるためかなんなのか、用途は分かりませんが布がかかっていて、いまや経年劣化によりとろけるチーズのようになっています。食べ物に例えてよいのかちょっとアレですが‥‥
ほぼ真後ろです。積み上がる思い出の品々たちは1階部分を優に埋めつくしています。前回出オチ記事を書いていなかったら、ほんとうは袋やキャリーケース自転車タオル傘コンテナカレンダー洋服などの短い文章でも書こうと考えていましたが、それはまたいずれということにします。(cf.前回ひどかったね→■ - 廃墟ガールの廃ログ)
さ、正面に戻りまして、お次は逆ルートです。こちらの壁面はうってかわってクリーム色を保っています。
(cf.左右ルート紹介→その157:ホワイトハウス【茨城県ひたちなか市】 - 廃墟ガールの廃ログ)
まるで真夏のような空が広がっていますね。(真夏です)
すぐ隣は遊歩道のような小道になっていました。このコーンたちを置いたのは世田谷区でしょうか。(cf.遊歩道脇→その107:住居跡&店舗跡【豊島区】 - 廃墟ガールの廃ログ)
右ルート引きまくりまして物件の後ろまで来ました。隣のアパートの出入口までアイテムがなだれています。
おそらく背景には公と市民と所有者とさまざまな攻防戦がありそうです。単純に危険ですし、そう遠くないうちに周りだけでもなんらかの動きがあるかもしれません。
*廃墟残
残りストック:集計中‥‥