廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その394:化女沼レジャーランド【画像大量3/3】

 

 

 

*基本データ

 

場所:宮城県古川市小野字遠沢10-39(現在古川市大崎市となっているため旧住所)

行った日:2021

廃墟になった日:2000~2001年

詳しく:1979年に「化女沼保養ランド」という名称で開園した遊園地。最盛期は年間20~30万人ほどが来園したと言われている。バブル崩壊により来園者減、その後閉園。

 


*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆(老朽化して通れない箇所などあるため)

廃れさ:★★★★★★★★

見つけやすさ:ツアー参加費10,000円

 


*あれこれ

 

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その394:化女沼レジャーランド【画像大量1/3】 - 廃墟ガールの廃ログその394:化女沼レジャーランド【画像大量2/3】 - 廃墟ガールの廃ログの続き、いよいよ最後。副音声は比較的(当社比)静かに呟くだけにとどめております、写真置き場です。いよいよやってきました。

 

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化女沼レジャーランドは超有名物件なのですが、そのランドマークといったら撤去されずそのままになっている遊園地(特に観覧車?)でしょう。実際この見学ツアーも自由行動の時間が始まったらいの一番にこちらに向かわれる方々が多かったように思います。ツアーは17時まで、きっと黄昏時になればまたマジックアワーと観覧車を撮りたいでしょうから混み合うだろうなと思って午後の微妙な時間帯を狙って向かいました。


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これね、これ。


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しかし! ちょっと引いてみればちいさな直方体ボックスがあります。きっとチケットスペースですね。え?? これが1番かわゆいです。


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ぽつねんと建つ丸みを帯びた四角。昔はきっとメルヘンなお色味をされていたのでしょう。勝手に「もぎりちゃん」と呼んでとりこになっていました。


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ぎゃんかわいい


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扉開いていた(これも誰か先人の方が開けたのでしょうけど)のでもぎりになってみました。最高か。


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そろそろ移動しましょうか。

 

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これね、これ。


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ダークメルヘン代表といった眺め。どこをとってもちゃんとダークメルヘン。廃墟の遊園地というと斧や銃を持った着ぐるみうさぎが襲ってきそう、この思考は常についてまわる。


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この象はきっと諸々の諸事情によりこんな姿になってしまったんだ、と眺めながら話した。違いますよ。


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色的にはこっちのほうがアウトよね。


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撮れたメリーゴーランドの写真の中で1番お気に入り。足下失礼いたします。


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夏に手に入れた水平器を何の気なしに置いてみたらなんとこの水平具合である。「廃墟になってもなお水平を保つメリーゴーランドじゃん!!」って大騒ぎ。閉園してから1度動かすために修理業者が入ったとガイドの方が言っていた。


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羞恥心を覚えてしまい裸でいることに耐えられなかったのかな。

 

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ここのもぎりちゃんは朽ち尽きる直前。


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あああもぎりちゃんがもとぎとりに分解している


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そして振り返ると小さく見えるもぎりちゃん。

 

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草がなぎ倒されている部分はゴーカートのコースだったところ。


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ストーランドは木でできたアスレチックコースみたいなものだった。木は腐って危ないので近寄ってはいけない場所でした。

 

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はいはい、最後に本命に向かいましょうかね。


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きっと見学ツアーの参加者全員がこんなアングルの写真を撮っているんだろうな。撮るっきゃないものね。


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観覧車の真ん前にもう1個アトラクションがある。ぐるぐるまわるやつかな? ジェットコースターも欲しかったな。

 

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圧巻。こんな危うい状態を保ち続けられているなんて凄まじい。美しいシンメトリィ。華やかなゴンドラと廃のコントラスト。動いていないのに、こんなにもエネルギーを発している場所。


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青に乗りたいな


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骨組みだけでもおなかいっぱいになれる。無骨巨大機構ごちそうさまです。


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反対の眺め。


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自由時間は自己責任のもと文字通りの自由なので、さすがにゴンドラまでは届かなくてもフェンスを超えて乗り場などの至近距離までずんずん入って写真を撮っているかたがたがいた。危なくないのかなあ。不法侵入しない派なのでもちろんわたしはしない。それともやはりそこまでしないと「廃墟好き」とは言えないのかなあ。行けるところまで行ってなんぼ、みたいな。前にそんなようなことを言われたことがある。中まで入らないと訪問したことにはならないそうな。


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少しずつマジックアワーのピンクが差してきて、いよいよおしまい。もう超絶行ってよかった、凄かった。語彙力も恥じらいもなくしてともかく目の前の廃墟たちにぎゃんすか騒ぎ立てるだけの人間になれる場所。売却云々、保存云々など社会的な課題も孕んでいるのだけど、それはそれとして単純に景色に狂喜できる場所。見学ツアーなのだから、純粋に楽しんだほうがお得でしょう、きっと。途中は雨だしなぜかこの日すごい胃が痛くて万全な状態ではなかったけどそれは当日に置いてきて楽しいだけが思い出になるくらいには最高そして最高だった。


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ずんだシェイク飲み比べして帰りましたとさ。

 

なんならわたしは予約してなくて、わたしが好きそうだからと予約して連れてってくれたかたがいて、無事行けました。

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