*基本データ
場所:長野県茅野市北山4035-2409
行った日:2023/10/07
廃墟になった日:1993年開業
詳しく:廃墟ではない。日本一高標高の淡水魚専門水族館。もともとはバブル期に建った600人収容の大規模レストラン。
*評価
怖さ:★☆☆☆☆
廃れさ:☆☆☆☆☆
見つけやすさ:大人1500円
*あれこれ
長野県ですこんにちは。もう先月のこととなってしまいましたが思い出しつつぼちぼちメモしてゆきます。
はじめは水族館です、廃墟ではございません。現役の商業施設です。ただ元々が昭和期の大型レストランであり、その時代の名残を十二分に感じられるということ、何度か運営元が変わっている名残もあること、単純に淡水魚専門水族館で面白かったことからメモしておきます。(cf.商業施設→その27:養老天命反転地【フォトジェニック】 - 廃墟ガールの廃ログ、その37:ホテルハイタワー跡地 - 廃墟ガールの廃ログ、その152:ORIENT EXPRESS【LE TRAIN】 - 廃墟ガールの廃ログ、その186:【画像大量】アドベンチャーランド跡地【ジャパンスネークセンター】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)
まず車を停めてはじめにこの看板を見つけました。すぐ近くに高原美術館やロープウェイもありまして、ちらほらとお車が停まっていらっしゃいました。それでこの看板は以前の運営先の際に建てられたもののようで、下に名前が書いてあります。
レストラン風の見た目の水族館です。わくわくで車を降りたところ、「すいすい水族館~♪」とテーマソングであろう楽しげな曲が聞こえてきました。その523:new ROMA【爆走海道3-3/3】 - 廃墟ガールの廃ログのレオマワールドでもテーマソングはリズミカルに流れていましたから、商業施設にテーマ曲はつきもののようです。と聞いていたら「お世話になってます~♪」といった社会人的歌詞があり爆笑してしまいました。テンション爆上がりです。
看板はお魚が連なっています。廃墟ガールは小さい頃から動物園水族館より美術館博物館が好きで、前者はほぼ自分から行くことはありません。水族館に来たのは7年ぶり? くらいでした。7年前も15年ぶりくらいでした。
あとポイントは看板右側、館内にいる魚の数が1桁分修正されている部分でしょうか。ようく見ると0の亡霊がいます。
白抜きのお魚ちゃんたちの群れがお出迎えしてくれています。かわいいです。入ってすぐのところにはワインレッドに白フレームのお城の庭園などでお茶会をする用のような椅子が何脚か置いてありました。館内ですがお茶会的優雅に休憩しても大丈夫そうです。
入ってすぐにお手洗いに行ったのですが、これがまた時代全開といった雰囲気で思わず写真を撮ってしまうくらいお気に入りました。この字の鏡、ソープボトル、半円のライト、個室へのアーチ、素晴らしいです。どのくらいお気に入りかというと、実はこの水族館のお写真をSNSなどに載せる際には公開規約があり――なのでさっきから文字多めでお送りしています――、館内は挙げられる枚数が限られているのですけど、その貴重な1枚にトイレを入れるくらいには感激したのです。
どうしても廃ログですからお魚よりもバブルの名残を載せてしまいます。こちらは水槽と水槽の間に存在した謎空間です。お魚はいませんでした。天井にはいちごみたいな形のミラーボールが吊られていました。最高。ちなみにチケットを買ってからの水槽への動線は両脇がイルミネーションで薄紫に光る道でした。ちかちかちか。
水槽の中にも崩れゆく神殿があったり別惑星の塔みたいのがあったり素晴らしいのですが、水槽たちを取り囲む外側がなんと色とりどりのテントになっていました。か、かわいい……ピンク屋根の下にあるのはピラニアに食われて骨になった風の記念写真が撮れる顔はめパネルです。
そのあとは空間いっぱいに川が流れ大きなコイがうじゃうじゃしていました。奥にはガチ稼働風車。反対側にもガーランドをふんだんにつけた大樹が枝を伸ばしています。麓には別の池があって、そちらは小さいコイたちがいます。さらになぜか公園でよくよく見かける口を開けたカバのアニマルライドが池の中心に鎮座しており、コイが泳げばカバのエサのような構図がいつでも見れるというわけです。普段公園アニマルを追っている身(?)としてこのお写真も是非載せたかったのですが泣く泣く断念します(トイレ選んだからでは)。
ウーパールーパーたちのゾーンを越えると突如メルヘン城が現れました。月出ています。街灯もあります。外(いや館内ですが)も予想外すぎて衝撃ですが中も相当面白かったです。
そして純粋に淡水魚専門なので見たことのないお魚がたくさんいて面白かったです。すけすけで骨が見えている子、カラスの羽みたいに黒いヒレをふよふよさせている子、ミッキーみたいな模様のある子、ナイフのような形状の子などなどが印象的でした。
2階は休憩室となっていてひろい空間にいくつかテーブルが置いてあります。レストラン時代は個室宴会場だったのでしょうか。2階へあがる階段はもっとも水族館らしくなかったので締めに貼らせていただきます。
*おまけ
2つのデータを1枚にして印刷しそうなお店がありました。
ヴィーナス像×そば道場とはなかなか異種組み合わせ選手権の有力優勝候補なのではないでしょうか。中もすこし除きましたがほんとに手打ちそばの教室をやっていらっしゃいました。あと外ではミニ四駆レースもやっていました。
リフト稼働までもうひといき、といったところです。
それとここではかわいらしい街路灯も見つけました。いま遡ってみたらブログには書いていなかったようですが、その543:パチンコ店跡【バースデー千葉3/8】 - 廃墟ガールの廃ログに行ったときにこれの緑色バージョンを見たことがあります。段々になっていてかわゆいです。
さて涼しい通り越して寒かった長野編、またしても駆け足でがんばります。