廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その198:住居跡【渋谷区代々木】

 

 

*基本データ

 

場所:東京都渋谷区代々木3丁目40(小田急線参宮橋(さんぐうばし)駅から歩ける)

行った日:2019/06/22

廃墟になった日:不明

詳しく:

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このへん(どのへん)

 

 

*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆

見つけやすさ:★★★★☆

 

 

*あれこれ

 

東京生まれ東京育ち、趣味は深夜徘徊、特技は都内に廃墟創造、そんなハイスペックの情報屋さんが知り合いにいます。(語弊あり。どういうこと)

山口から帰ってまいりましたので、久々にそんなトーキョーマスターから教えてもらった場所です。ご興味ある方は、ほか案件についてはカテゴリ「トーキョーマスター」をご覧ください。

 

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ちなみにこちらの駐車場、1日最大1,800円だそうです。廃墟ガールは茨城県水戸市に住んでいたことがありますが、駅近の駐車場は1日最大500円でした。都会怖いです。


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トーキョーマスターによりますと、この駐車場はつい最近までもうひとつの廃墟だったようです。廃ビルかなにかで壁一面に走るカラフルな落書き、対するこちらは鬱蒼とした森、陽キャ陰キャのコンビだったそうです。流されやすいほうが壊され、駐車場になった経緯なのでした。(cf.きっとこんな感じの→その103:廃団地【渋谷区】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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小田急線の参宮橋駅ですので、その139:美山荘&第五良の湯 - 廃墟ガールの廃ログがご近所です。さて、近づいてみます。


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木の成長が凄まじいです。


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この物件とたとえば管理会社が同じ別の賃貸物件の募集をかけているのか、はたまたこの家自体が借家で絶賛貸し出し中だったのか、全く別のなにかなのか、一軒家に「貸室」の文字とは面白いです。その上こんな斜めにうっちゃられているとは、さらなる皮肉を感じます。


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梅雨空ですから、緑がよく育ってきています。左のほうのトタン上は、緑ペンが斜めのアウトラインをしっかりふちどっています。(cf.ここほどではない→その61:フレンドショップにいはり - 廃墟ガールの廃ログ、緑ふちどり→その121:住居跡【北区】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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別角度、こちらが入口です。


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住まれていた方は正義感のお強い方だったのかと予想します。そして、防犯カメラが設置されているそうです。入口はすでに白バリケードで入れません。「広告は一切入れないでください」の注意喚起テプラも虚しく、端っこが雨ざらしになった郵便物がへたって何層にも重なっています。

(cf.防犯カメラ→その121:住居跡【北区】 - 廃墟ガールの廃ログその134:平安閣 - 廃墟ガールの廃ログ)


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こちらもいつかは取り壊され、駐車場が広くなるのでしょうか。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:2(200まであと2)

 

 

*おまけ

 

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7月に入りましたので、幼稚園7月号付録、セブンティーンアイス自動販売を作ったおまけを載せておきます。

正確には7月「号」ですので先月の雑誌です。廃墟ガールの趣味は非常に分かりやすいようで、わたしの好きそうなものの情報をくれるお友達がたくさんいます。教えてもらって発売日にしっかり入手いたしました。幼稚園に通ったことすらない廃墟ガール、当然こんなババアになってから初めて買いました。


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これは、確実に幼稚園児では太刀打ちできません。おそらく100%親御さんの力で完成させなければならないかと思われます。


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てえぷで止めたり、


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すてぃっくを1つずつ切り離したりします。


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細かいです。商品も手を抜いていません。ハイクオリティです。


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完成し飾るとこのような形です。ここはカラーボックスの1段分ですので、かなり場所をとります。なんてかわいいのでしょう。


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付録の付録として、アイスの棒もついてきました。小学館さん、最高のお仕事をしてくださいました。

その197:【板橋区】廃アパート【お知らせがあります】

⚠︎記事の終わりのほうにちょっとしたお知らせがあります。最後までスクロールしてくださる方は一読いただけますと嬉しいです。

 

 

*基本データ

 

場所:東京都板橋区本町10(ほんちょう)

行った日:2019/06/01

廃墟になった日:2019/06

詳しく:オーナーさんの住居が大通り沿い、所有するアパートが1本奥に同敷地内で建っていたような構造。5月末から順次解体、解体済。

 

 

*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★☆☆☆☆

見つけやすさ:★★★★☆

 

 

*あれこれ

 

やっと山口を縦横無尽に走りぬけたゴールデンウィークが終わりました。(cf.山口シリーズ→その196:店舗跡【詰込山口7/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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たまたま歩いていましたら見つけたものとなります。ゴールデンウィークにあっちゃこっちゃしすぎて、しばらく大人しくしていましたため、ひと月弱あまりはそこまで廃墟に敏感になっていなかったようです。


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こちら、斜め上の眺めはかえって現役の体をしているのですが、


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入口へ進み目線を楽にすると、「マツザワホンダ」のフォント、長き歴史の年表のようなゴミ出し予定表、極め付きはジェンガ真っ最中の壁ブロック、たった今こそが、この建物の末(すえ)であることがよく分かります。

(cf.ブロックがピンチ→その92:住居跡&店舗跡【水戸市】 - 廃墟ガールの廃ログその133:店舗跡【笠間市】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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敷地内には大樹があり、取り壊しを免れて鎮座していらっしゃいます。奥には恒例の「建築計画のお知らせ」も立っております。


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ここは裏口? 勝手口のようなスペースでしょうか。仮押さえの板は力なく垂れています。その71:住居跡【広島県尾道市】 - 廃墟ガールの廃ログに出てきますような、錆びついた開きにくい鉄扉がはまっていたのかもしれません。


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いまここを訪れても、もうこの景色は見られません。写真や文のクオリティはしょぼくとも、刹那の記録でございます。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:3

 

 

*おまけ

 

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ゴールデンウィークが終わり静かにしている間、神楽坂をお散歩しました。お相手は中学のお友達紫芋ちゃんです。(cf.紫芋その51:フランス山 - 廃墟ガールの廃ログ)

尾道にも似た細い小道や坂や階段が入り組み、両脇に上下にびっしりと狭い飲食店が並んでいました。また行きたいです。


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神楽坂には世にも奇妙な物語の題材になりそうなグラフィティがありました。詳細はまったく分かりませんが、咄嗟に思いついた最近神楽坂に越してきた女子大生がこのグラフィティを不思議に感じ独自に調べていったところ、同じように追っていた男性ルポライターと出会い共同調査を進め、過去赤いリボンをつけた女の子を殺したスポットにそのしるしが残っているしかも犯人はまだ未逮捕と気づいてしまって、持ってる情報を警察へ届けましょうとライターに言うも、たどり着いちゃったんだねと彼の態度は一変、実はこいつが猟奇殺人犯で――(画面暗転)――最後は4ヶ所目の赤いリボンが描かれた壁と、女子大生のカバンについていたお人形(デフォルメされた女の子のお人形がキーホルダーになったものでろ赤いリボンでおさげにしている髪型)が徐々にアップになってfin.といういきさつでは絶対にないので、妄想が膨らんだだけとなりました。

 

 

*そして

 

お知らせと大事ぶっていますが、ブログを辞めるわけでもwordpressに移行するわけでも結婚するわけでもありません。

上部が長くなりましたが、このたび、ご縁ありまして廃墟にまつわる短編を寄稿させていただくことになりました。完全創作なのでこのブログのようなメモではありませんけれど、廃墟が舞台です。主催はご存じヒダマルさん(id:hidamaru)です。エイプリルフールに廃墟ボーイの廃ログを書いてくださった方です。

1冊の文庫本にして、文学フリマに出展します。人生初の試みにどきどきです。

目指すは『廃墟短編集』!! 【CFな話】 - ヒダマルのアニメ日記。www.hidamaruanime.com

短編集の製作資金としてクラウドファンディングが始まります。そちらにヒヤパの名前は出てきませんが、ご興味ある方、見てくださるととても嬉しいです。着地点が10月予定ですので、そこまでこんなお知らせがちょこちょこ挟まれる可能性があります。【ご報告】みたいのはプライベートのSNSでも気はずかしいがすぎてまったくできないたちなので言い訳や予防線を張りつついつものように長くなりましたが、お知らせでございました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

その196:店舗跡【詰込山口7/7】

 

 

*基本データ

 

場所:山口県山口市錦町(にしきちょう)

行った日:2019/05/05

廃墟になった日:不明

詳しく:おそらくクラブかスナック跡地。錦川沿いに存在。新しめ。

 

 

*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★☆☆☆☆

見つけやすさ:★★☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

こんかいでやっと山口特集が終わります。1年前は鳥取(その98:【砂丘モード】住居跡【鳥取市】 - 廃墟ガールの廃ログ)、広島には定期的に訪れており(その3:ウサギ島 - 廃墟ガールの廃ログその73:うずしお観光ビル - 廃墟ガールの廃ログ)、廃墟ガールの半分は島根県の血、中国地方に縁のある人生です。

 

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奥の看板の奥ゆかしさはひと昔前の献身的な奥様のようです。(奥々言いすぎです)

(cf.バックナンバー→その190:鬼笑亭/秋芳洞【詰込山口1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその191:住居跡/防府天満宮【詰込山口2/7】 - 廃墟ガールの廃ログその192:中国オニマル/にちはら天文台【詰込山口3/7】 - 廃墟ガールの廃ログhttp://hiyapa.hatenablog.com/entry/2019/06/09/214550その194:店舗跡/元乃隅稲荷【詰込山口5/7】 - 廃墟ガールの廃ログその195:ドライブイン深谷/周南工場夜景【詰込山口6/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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「環境の バローメーターです 錦川」という看板がぼろぼろになっています。


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温泉宿などかある中に、えんじ色の屋根を見つけました。反対側は川沿いに面しています。


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ここがおそらく入口です。夜闇にぼやけるネオンの看板やキラキラした飾りつけがなされていたのでしょう。

(cf.スナック→その33:SNACK BAR悦跡地+α - 廃墟ガールの廃ログその47:昭友社書店×デイトライン - 廃墟ガールの廃ログ)


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何台か停められそうな砂利の駐車スペースからは、細い斜めの道が伸びて川へおりられるようになっていました。アンテナや洗濯干しなど、生活の残り香を感じつつ、このへんがもっと観光地として栄えていたときには、さまざまなひとがいらしたのだろうなと思いを馳せてみます。

 

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裏口です。片方のメータはケースのみで中身がなくなっていました。物置スペースにはたくさんものが置いてありそうなシルエットのため、まだ管理されている物件かと思われます。

 

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山も海もあり、人口が関係しているのか鳥取よりもたくさんの廃墟を拝むことができました。よいゴールデンウィークでございました。おしまいです。上の落書きは10日間のお洋服変遷となります。お写真が少ないので貼ってごまかしておく用です。ゴールデンウィーク中のお散歩記事の、たまに出てくる廃墟ガールの後ろ姿や横姿も、このらくがきと照らし合わせることができます。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:2

 

 

*B面

 

山口県観光情報、これにて終了です。ラストを飾りますはラストにふさわしいといえる、錦帯橋でございます。

 

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人気のない場所ばかり遊びに行っていましたため、ゴールデンウィークらしい人口密度を最後の最後にきちんと経験しました。


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いまでこそ修復されていているので重機が入っているかもですけど、古くからこんな形をしている、神秘です。限りない曲線、歩道橋でもないのに橋の途中に階段が存在する、むしろ斬新です。


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錦帯橋を模した瓦そばです。蕎麦と見せかけれんこん粉と小麦粉のハイブリッド麺で、もちもちしておいしゅうございました。