*基本データ
行った日:2020/06/18
廃墟になった日:1957年休止
詳しく:1952年開通、氷川駅と水根駅を繋ぐ全長6.7キロの単線貨物列車。小河内ダム(おごうち)建設のための資材運搬に使われた。
これ
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★☆☆☆
*あれこれ
「ふと思い立って、プチ冒険」の地図子さん(id:chizuchizuko)と奥多摩むかしみちのお散歩を始めたご一行です。(cf.バックナンバー→その293:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【奥多摩むかしみち1/5】 - 廃墟ガールの廃ログ)
地図子さん、例によって通知を毎度すみません。あと3回続きます♡
むかしみちの入口でひとつ見つけてひっかかってしまっていたため、まだスタートしたばかりです。先ほど買ったお団子をほおばり休憩(まだスタートしたばかりです。)しながらずんずんしていると、ふと気になって斜め右を見やると気になる穴を見つけました。ちなみにこの日はカメラを持っていっていたためいつもより画質の良いお写真が撮れるはずなのですが、ぶれっぶれています。元写真部のはずなのですがいつまででも写真がへたくそです。
愛しの地図子さんが彼氏目線のようなお写真を撮ってくださいました。
ベストショットです。緑にまみれた中にすっと伸びる2本の線の対比、ところどころきらきらさしこむ光、美術館に飾ってある写真ではありません。
6月ですが枯葉が目立ちます。偶然か、レールの周りだけ生命が動いています。山全体がレールを装飾しているようです。
そしてレールの先を見ていくと、ぽっかり開いた口を発見します。
人によってはホラーに映るかもしれません。こじんまりとしたアーチがレールを飲みこんでいます。
こちらはアーチ内に出没するmontbellの妖精さんです。
そういえばこの日はその270:廃ビル&イフ外語学院神田校跡 - 廃墟ガールの廃ログでお買い上げました「立入禁止」缶バッジがリュックについていました。わたしは歩くのが速いのかもしれず気を使わずずんずん先を歩く最低ヤローでしたので、地図子さんはこの日は基本立ち入り禁止エリアを歩かれていたことになります。地図子さんすみませんでした……
トンネルを抜けても、しばらくこの路線とは並走できます。
業務用の貨物線でしたけれど、こんな景色をがたごとと進む電車なんて、すこし想像しただけでわくわくが止まりません。
安易にマイナスイオンという言葉を使っても許されるのであれば、きっとこの景色を収めた写真をインターネットを介して画面越しから一目見ただけでも、マイナスイオンを摂取できるに違いありません。
特等席です。
緊急用の消化器が苔むし、蔦が絡むくらいにはこの森は平和であるようです。短い橋の下を線路はくぐっています。ひたすらに浪漫です。ため息が漏れます。非の打ち所がありません。(cf.お美しい→その239:コンクリート桟橋【異世界能古島③】 - 廃墟ガールの廃ログ)
1年に2日もないであろうハットではなくキャップ着用の廃墟ガール(地図子さん撮影)
生命の神秘を感じます。
まだ1/10も歩いているか微妙な地点の時点で、来てよかったと大満足できる眺めです。
高架になり、民家の上を走る部分もあります。
たまに森と空の間を駆ける貨物列車がゆっくりと動いていたのでしょう。
写真中央あたり、なにか部品のようなものが落ちかけているのだけが心配ですが、いつまででも残っていてほしいですし、また次の機会に見に行ったら状態が変わっていそうな景色です。最高でした。
*廃墟残
残りストック:3
*おまけ
途中の神社です。切りだった斜面沿いに位置しています。
実はこの斜面は根元に立てかかる数本の枝によって支えられているようです。縁の下の力持ちとはまさにこういうことですね(違いますよ)。